ここの所、原稿の締め切りの嵐と、5月にある第6回日本抗加齢医学会総会の発表演題の抄録締め切りなどに追われ、ブログが更新できずにいました。今日はその合間をぬって。。。
今、JT㈱さんの飲料事業部で扱われている「iceland spring」というアイスランドの超軟水のPRをお手伝いしています。と、いうわけで、今日はアンチエイジングを考えた水の選び方をお教えしましょう。
ダイエットウォーターとして知られているミネラルウォーターはほとんどがヨーロッパのもので、硬度が1000を越える硬水です。スリムウォーターなどとも呼ばれているこの水はカルシウム、マグネシウムの含有量が非常に高く、味は何ともいえない独特の味がします。マグネシウムの成分で便通がよくなることがポイントでしょう。便秘がちな体質は基礎代謝低下につながり、太りやすくやせにくい体になりますので、このような水をその機能の上で選んで使えば、便秘解消につながりダイエットしやすい状態になることも確かです。
ミネラル成分が豊富ということは、その水がノンミネラルウォーターに比べ、機能的に働くことでもあるのですが、何が何でもミネラルが豊富が良いというわけではありません。ミネラル成分は機能的であるが故に、必ずある程度は身体、特に腎臓という尿を作り出す臓器に負荷をかけます。日本人は元来、軟水を飲み続けてきた民族なのです。硬水は日本人の腎臓には負担が重過ぎると言っても過言ではありません。超硬水は口に合わないだけでなく、「腎臓に合わない」と言った方が的確でしょう。
特にむくみがちな体質の方はミネラルフリーの純水や超軟水をとることをおすすめします。腎臓や血管系、リンパ系に余計な負担をかけない超軟水は単純に腎臓での循環血液流量を増やすことで生理的にスムーズな利尿をつけます。体液循環のクリアランスアップによって、身体のあちこちに停滞しがちな余分な水分を回収しむくみ解消へと向かいます。「私はむくみ体質だから水はなるべく飲まないようにしている。」という方がいらっしゃいますが、これは間違い。心臓や腎臓、ホルモン系の病気がなく、基本的に健康体であれば、水を飲むことで太ったりむくみがひどくなることはありえません。どんどん体にとって負担のないやさしい水を取り入れ、細胞レベルでの代謝アップをはかりましょう。
水の飲み方ですが、適度に冷えた水(10~15℃くらいがおいしく感じられる温度)をこまめに取りましょう。ミネラル成分を多く含むミネラルウォーターなどは一気にたくさん飲んでしまうと、その機能を発揮できずにたんに排泄されてしまいます。朝起きたらコップ1杯(250cc前後)、夜就寝前もコップ1杯、各食事時には250~350ccくらいを取ります。あとは午前中、午後に330~500ccのペットボトルの水をそれぞれ1本ずつ何回かに分けて摂っていきます。これで2500ccくらいの水分が取れることになります。
最近、デトックス(解毒、排毒)がブームです。デトックスの考え方の基本は2つあります。まずは体に毒を入れないこと。農薬を沢山使った野菜・果物、食品添加物満載の加工食品、近海の大型魚(まぐろなど)が最近問題となっていますが、これらの食品には気を付ける必要があります。その中でも水は特に重要でしょう。おいしい水とおいしい空気のある環境こそが人間本来の生きるべき環境であったわけですが、それが現代文明社会では大変、難しいことになってしまいました。だからこそ、水にはこだわりたいものです。水に溶解している成分=TDS(Total Dissolved Solids)が出来るだけ少ないものを選びたいものです。
デトックスの2番目の柱が上手に毒を出すこと。体外に毒を排出する決め手は「汗」、「尿」、「便」。色々なデトックスのためのプログラムが考案させ、巷で流行っていますが、どの方法にしても最終的にはこれら3つの体から出るもののといっしょに毒を排出させるしかありません。汗、尿、便の3つをしっかり出すために共通して必要不可欠なもの、それが水分です。ダイエットでも水分が必要であることは先ほど述べましたが、このデトックスにおいても「水」はとても重要なのです。
私は常々、「血液さらさらは生活習慣病予防に」、「リンパさらさらはアンチエイジング(特に美容とダイエット)に」と言っていますが、いずれも上手に水を摂取することで可能です。
よく、なんでもかんでも「血液さらさら」と言われますが、確かに血液がドロドロな状態とは、すなわち心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化性疾患(=命に関わる)を意味します。これでは手遅れ。リンパは全身の下水道といわれます。血管系はそれに対して上水道。上水道がドロドロになるまで放っておくことが問題なのです。下水道のリンパ系がさらさらな状態を保っていられれば、上水道の血管系もいつまでもさらさら。すなわち、“リンパさらさら”こそが美と健康のQOLアップのための合言葉なのです。アンチエイジングには水が欠かせません。ぜひ、積極的に水を飲むことを、生活の一部にしてみて下さい。