後編のスタートでいきなりですが、≪AOZAくんのひとりごと<その2>≫
「AOZAのオメガ3 【35.7%】のうち、何と!【31.8%】が“EPA・DPA・DHA”である」

実はこれも、AOZAくんの隠れた自慢の一つなんです
と言われてもピンとこない方は、まずはこちらをご覧ください
「オメガ3」って何? ~「アルファリノレン酸」と「DHA・EPA」の違いについて~
これからさらに油のマニアックな世界に入り込んでいきますが、まずはごいっしょにAOZAの脂肪酸組成を詳細に見ていきましょう
AOZAの脂肪酸組成は以下の通りとなります
<オメガ3系脂肪酸>(計35.7%、うち31.8%がEPA・DPA・DHA!)
・アルファリノレン酸 0.9%
・オクタデカテトラエン酸 2.3%
・エイコサテトラエン酸(オメガ3系) 0.7%
・EPA 15.3%
・DPA(オメガ3系) 1.2%
・DHA 15.3%
<オメガ6系脂肪酸>(計3.2%と、とにかく少ない!)
・リノール酸 1.4%
・エイコサジエン酸 0.2%
・エイコサテトラエン酸(オメガ6系) 1.2%
・DPA(オメガ6系) 0.4%
<オメガ9系脂肪酸>(計23.3%)
・オレイン酸 8.7%
・エイコセン酸 6.9%
・エルカ酸 6.9%
・ネルボン酸 0.8%
これ、全く覚える必要はありませんが、自分の身体の中の酵素を使ってオメガ3系脂肪酸はこのように代謝変換されていきます
アルファリノレン酸
↓
オクタデカテトラエン酸
↓
エイコサテトラエン酸
↓
EPA(エイコサペンタエン酸)
↓
DPA(ドコサペンタエン酸)
↓
DHA(ドコサヘキサエン酸)
さてさて、ここからがポイント
日本人はアルファリノレン酸からEPAまでの代謝変換効率が非常に低い
と言われているんです
だからこそ
EPAやDPAやDHAを直接とれるのならば、その方が効率がいい
ということなんです
(そもそも、なぜEPAまで代謝させないといけないかについては、しつこいですがこちらをご覧ください)
「オメガ3」って何? ~「アルファリノレン酸」と「DHA・EPA」の違いについて~
イメージわきにくいかもしれませんが、かなりざっくり言えばこういうことです
例えば「アルファリノレン酸からEPA(DPA・DHA)までの代謝変換効率が10%」と仮定すると・・・
◆アルファリノレン酸が100g中に50%含まれる植物系オメガ3オイルの「EPA・DPA・DHA」は
100g×50%×10%=5g
◆EPA・DPA・DHAが100g中に31.8%含まれる魚系オメガ3オイルの「EPA・DPA・DHA」は
100g×31.8%=31.8g
ということで、結局のところかなりの差となってしまうということなんです
「アルファリノレン酸」もそのままで素晴らしい働きをしますが、やはり「EPA」まで代謝変換できてこそのオメガ3の本領発揮という部分がかなりあります
漫画のドラゴンボールで例えれば、アルファリノレン酸が「通常の孫悟空」で、DHA・EPAが「スーパーサイヤ人に進化した孫悟空」という感じかな?
まあともかく、オメガ3系脂肪酸の中でも「EPA・DPA・DHA」がそのまま31.8%も含まれるAOZAは、かなり良質な、効率の良いオメガ3系のオイルだと言えるでしょう
以上いろいろ書いてきましたが、「オメガ3系オイル」を選ばれる際には
原材料は何か?
精製加工(高温加熱、化学薬剤による精製等)しているか?
添加物は使用しているか?
に加え、今回のシリーズでお話しした
「オメガ6系脂肪酸」の含有量
「EPA・DPA・DHA」の含有量
も選択の基準として考えていただくと、より良いかと思いますよ
以上、長きに渡るマニアックなお話にお付き合いいただき、心より感謝申し上げます
↓今回ご紹介したAOZAはこちら!↓
http://smileseeds.jp/products/list.php?category_id=6
↓関連のオメガ3はこちら!↓