📝『“医療崩壊”から“再生医療”へ──森田洋之先生と鹿児島対談』

 

あの伝説のTED「医療崩壊のすすめ」で知られる、

森田洋之先生と鹿児島で対談させていただきました。

 

今は在宅医療をメインに地域医療に貢献なさっており、

ご著書も出版されたばかりで、これからますますお忙しくなりそうです。

 

でも──

桜島を横目に、コーヒー片手に、

語ったテーマは、

医療の矛盾と現場のリアル、

命の重さと制度の不条理、

そして「それでも希望はある」と思わせてくれる地方の風景。

笑って、驚いて、深く頷いて──

 

気がついたら、時間が宝に変わっていました。

 

私の選んだ道に、もう迷いはありません。

 

患者ファースト。尊厳ファースト。哲学ファースト。

それが、私の“医療の美学”です。

 

こちら順次、画像をアップする予定です。

👉まなちゃんねる

 

(ぴよこ🐥:「マナッピ、笑いすぎて変顔なっとるで」←やかましわ🤣)

 

🌸【第2回 政経フォーラム|寺西かずひろ×岩本まな】開催のお知らせ

 

――海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。そして母よ、仏蘭西(ふらんす)人の言葉では、あなたの中に海がある。
「郷愁」 三好達治

 

今回はちょっと特別なお知らせです。

 

私が敬愛する寺西かずひろさんとの【政経フォーラム 第2回】が、来たる6月15日(日)17:00~に開催されることとなりました。

 

🎤テーマ:「母」について、政治とエンタメから語る

 

今回のテーマは──

「共闘するふたりがなぜ今、語り合うのか?」

 

そしてキーワードは、「母」。

 

政治と医療、そしてエンタメという全く異なる領域を歩んできた私たち。

けれど実は、共通していたのは「母」という存在をどう社会の中で捉えるか、という視点でした。

 

● ”母”への想い

● 子どもを育てる社会とは?

● 命を守るとは、どこからどこまでか?

● 母性は性別を超えて「在り方」になり得るのか?

 

そんな問いを、縦にも横にも飛びながら交差させていきます。

 

📍開催概要

    •    日時:2025年6月15日(日)17:00~

    •    会場:日本出版クラブ(神保町駅 A5出口より徒歩2分)

 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-32

    •    参加費:500円(当日受付)

 

✨MCは、俳優の寺西優真さん。

今回も素敵な化学反応が生まれる予感…!

 

🤍「母」という軸が見せる“日本のこれから”

 

女性の生きづらさ、子どもの孤立、高齢化する母たち、

そして、「国家の母性」とは何か。

 

あらゆる制度や思想が揺れ動く中で、

私たちは「命を守る政治」の再定義に挑みます。

 

ご予約・お問い合わせ

 

寺西かずひろ東京後援会

📩 teranishioffice2025@gmail.com

 

 

どなたでもご参加いただけます。

どうぞお気軽に、そして“心で聞きに”来てください。

 

✨画像はシェア自由です。

SNSでの告知も大歓迎。タグなどで応援いただけると嬉しいです!

 

🧬

「命を語ると、政治はもっとあたたかくなる」

皆さんと、そんな時間を過ごせますように。

 

 

🛏【病院が多い国は、安心な国ですか?──病床数“世界トップレベル”という幻想】

 

「日本は、医療先進国です」

 

そう言われたとき、私たちは何を根拠に“安心”しているのでしょうか。

実は、日本は世界でも群を抜いて「病床数(ベッドの数)」が多い国です。

 

OECD(経済協力開発機構)の2023年データによると──

 

 

🇰🇷 韓国:12.8床(人口1000人あたり)

🇯🇵 日本:12.6床

🇩🇪 ドイツ:7.8床

🇫🇷 フランス:5.7床

🇬🇧 イギリス:2.5床

🇺🇸 アメリカ:2.8床

 

この数字だけを見ると、「日本ってすごい!」と思うかもしれません。

でも、本当にそうでしょうか?

 

🔍“寝かせる医療”の裏側

 

日本の病床が多い理由には、いくつかの背景があります:

    •    高齢化による「長期療養」需要

    •    家庭での介護負担の限界

    •    「ベッドが埋まらないと赤字になる」という病院経営構造

    •    介護と医療の縦割り行政による“投げ合い”

 

つまり、ベッドの多さは「必要だから」だけではなく、「仕組みがそうさせている」のです。

 

しかも──

病床が増えれば医師・看護師の人手不足も進み、ケアの質が落ちる。

本末転倒な現象が、今、日本各地で起きています。

 

🧠病床数が多くても、健康寿命は延びていない

 

日本人の平均寿命が約84.6歳であるのに対し、健康寿命は約74.1歳となっており、約10年の差があります。

 

これは、「病院はあるけど、病気を未然に防ぐ力が育っていない」という証拠です。

 

・何かあればすぐ検査、投薬、入院

・検診で“グレーゾーン”にされたら、不安が連鎖

・そして、慢性的な“患者という名の顧客”が量産されていく…

 

これは医療でしょうか?

それとも、“医療産業”ビジネスと呼ぶべきなのでしょうか?

 

🔴私はこう考えます。

 

病床が多いことを「豊かさ」だと思い込んで、

“寝かせて救われた気になる国”であり続けてはいけません。

 

これからの医療は、

「寝かせない」「寝たきりにしない」「そもそも病気にさせない」方向へ進むべきです。

 

必要なのは、本当に必要なときにピンポイントで使える医療と、

それ以前の段階で、体と心に耳を澄ませられるライフスタイル支援です。

 

📣街頭でも訴えています

 

私はいま、全国各地で街宣を行っています。

毎回、病床数や医療構造について話すたびに、

聴衆から驚きと共感の声が寄せられます。

 

「そんなに病院あるのに、なんで安心できないんだろうって思ってました」

「母が病院に入ったら、どんどん弱っていって……これって普通なんですか?」

 

それ、普通じゃありません。

 

✨問い直す勇気を

 

病床数の多さに甘えてはいけない。

“多さ”ではなく“質と使い方”が問われる時代に、

私たち一人ひとりが、主権者として立ち上がるときです。

 

「病院にかかる前の自由」

「薬に頼る前の選択肢」

「寝たきりになる前の人生設計」

 

これらすべてを、政治の場で真剣に考える人が必要です。

 

私は、医師として、母として、そして一人の日本人として、

この国の医療に、レジスタンスとして一石を投じたいと思います。

 

🌿CBDの原風景──「麻奈」という名前に込められたもの

 

先日、ある会でCBDについて語る機会がありました。

「CBD」とはカンナビジオール。合法的に使える大麻草由来の成分で、約150種類ある生物活性物質の中でも、もっとも注目されているものの一つです。

 

そのとき、私は自分の名前の話をしました。

両親が「丈夫に、すくすくと育ち、人の役に立つように」と願いを込めて名づけた──「麻奈」という名前。

けれども、その“麻”(正確には大麻草)が、戦後の日本でどんな扱いをされてきたか……それを振り返ると、少し切ない気持ちにもなります。

 

🇫🇷CBDとの出会い──パリのバウムから始まった

 

もう15年も前になるでしょうか。

パリに住んでいた頃、美容関係の仕事をしていた友人がくれたCBD入りのバウムが、私とCBDとの最初の出会いでした。…コテでできたやけどが一晩で鎮静し、痕も残らなかった。ステロイド軟膏並み? これは私にとって、CBDという植物成分の“静かな力”を体感した、最初の驚きでした。

 

当時は「カンナビノイド」という言葉自体がまだマイナーで、「効能」よりも「おしゃれ」や「ナチュラルケア」の一環として受け取られていました。でも、私はその時すでに、フィトテラピー、アロマ、ホメオパシーといった“植物をめぐる医療”の奥深さに魅了されていて、「この成分は、もっと可能性がある」と直感的に思ったのを覚えています。

 

🛌睡眠美容外来とCBD

 

帰国後──

コロナ禍の混乱の中で、私は「睡眠美容外来」を立ち上げました。

不眠に悩む方々に、認知行動療法と温浴療法を組み合わせ、さらにCBDを導入した統合的アプローチを始めたのです。

 

私は元々、皮膚科専門医です。

けれども、フランスでホリスティック医療を学び、現地で“駐在員の奥様方”のカウンセリングを通して、気づいたのです。

「人は話されることで癒される」ということに。…医学的手法とホリスティックな感性、両方をバランスよく使えるのが、日本にはまだ少ないスタイルだと思っています。

 

私の外来では、アテネの不眠スコアでスクリーニングし、45分のカウンセリングを行い、生活指導をします。場合によっては、脳波の検査や、血液検査もプラスします。

必要に応じてCBDを処方──舌下オイルや外用など。

CBDは、眠り、痛み、そして痒みに、静かにしかし確かな手応えをもたらします。
CBDのバウムは、いろんな濃度で作り、実際に試して効果を比較したりしました。
このハーブはうまく使えば、多くの薬の代用品になる。

 

結果として、睡眠薬に依存していた患者の約7~8割が減薬、あるいは中止に成功しました。(もちろん中等度以上のケースでは限界もありますが)

 

🏛️制度の波──“解禁”ではなく“強化”

 

そんな中、日本でも「大麻取締法の見直し」が進みました。

戦後初めての法改正──。

多くの人が「ついに日本も世界の流れに追いつく」と思ったことでしょう。

 

しかし、結果は──想像と反対の、

「規制の強化」でした。

 

てんかん発作をCBDでコントロールしていた子どもたちにとっても、これはまさに青天の霹靂でした。

 

🧑‍⚖️麻と医療利権──肌で感じたこと

 

私は現在、日本ヘンプ協会の評議員を務めています。

その関係で、麻取(麻薬取締部)や厚労省の会議にも何度か出席しました。

そこで感じたのは──

 

「この人たちは、本当に患者のことを考えているのだろうか?」

 

という疑問。

 

返ってくるのは、“のらりくらり”とした答弁。

まるで国会の質疑応答のよう。

納得できる説明は、なかなか聞けませんでした。

 

私はそこで、この制度の背景にある「医療利権」の構造を、はっきりと肌で感じました。

 

🔗【これまでの記事・参考リンク】はここに。

 

 

…「麻」は、かつて日本の祈りや暮らしとともにあった植物です。

衣・食・住・癒──そのどれにも深く関わりながら、今なお“誤解”と“恐れ”の中に置かれている。

 

でも、もう一度信じたいのです。

「麻」という字に込められた祈りが、いま再び、人を癒し、未来を育む力になることを──。
 

 

🟥 【それ、本当に“失言”?──最近の報道、どこかズレてませんか?】

最近、野村氏への発言として取り上げられた記事を見て、ある部分に違和感を覚えました。

「備蓄米と新米とアメリカのカリフォルニア米を食べ比べたことがあるんですが、わかったのは、一番美味しかったのはやっぱり日本の新米でした。それから一番まずかったのがカリフォルニア米です」(同)

 これも日本ではないとはいえ、カリフォルニアの農家に対して失礼極まりない発言だろう。折しも、国民民主党の玉木雄一郎代表が備蓄米を「動物の餌」と発言して猛批判を浴びている最中である。

 

それは、本当に“問題”とされるべき発言だったのでしょうか?

 

感情の生き物である私たちはつい、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」になりがちです。

でも今、大事なのは──“米”の話を“炎上”ではなく“本質”で語ることなのではないでしょうか。


例えば、”まずいワインだ🍷”と言葉にすることは、ぶどう農家に失礼なことなんでしょうか?

 

🍚 味覚って、主観です。

 

「私はこっちが好きだった」

「やっぱり日本の新米はおいしいね」

 

──そんな“感想”を共有しただけの話です。

 

それを「失言」「侮辱」と捉える風潮のほうに、

私はむしろモヤモヤを感じてしまいます。

 

しかもこれ、特定の誰かを責めたわけでもないし、

“国産米の価値”を前向きに伝えた文脈でもありますよね?

 

🧭 そもそも本当に議論すべきは、こっちじゃない?

 

いま話題になっている「令和の米騒動」──

 

✅ 備蓄米放出の後の設計はどうなるのか?

✅ 輸出優遇・国内冷遇という補助金構造の矛盾

✅ 若者の“コメ離れ”と消費者価格のギャップ

 

こういうことに、

もっと光を当てるべきではないでしょうか。

 

📣 味覚の自由。意見の自由。

 

でもその“感想”をまるで罪のように吊し上げる風潮には、

私たち一人ひとりが「待った!」をかける必要があります。
”言葉狩り”には注意しないといけません。

 

報道が切り取るべきなのは、

誰かの「舌」ではなく──

 

この国の“思想と農の未来”そのものではないでしょうか?

 

 

🟥 「国防は、美と健康と哲学から考える」──田母神俊雄さんとの対談、いよいよスタートしました!

 

ちょっと大胆なテーマですが、私は本気です。

 

対談させていただいたのは──

元航空幕僚長・田母神俊雄さん。

そう、あの骨太な国家観で知られる“日本を守ってきた人”です。

 

そしてあえて掲げたテーマが、

「国防は、美と健康と哲学から考える」

 

「えっ、国防に“美”や“健康”?」と思われる方もいるかもしれません。

でも、私には確信があるんです。

 

国を守るとは、武器だけじゃない。

私たち一人ひとりの“生き方”そのものが、国家の根幹をつくる。

 

健やかな体、自由な思考、美意識と誇り。

その“内なる強さ”が積み重なって、初めて“守り”は機能するのではないか──

そう思うからこその問いかけでした。

 

田母神さんの言葉は、まさにその問いへのヒントに満ちていました。

 

🔹 「自分の頭で考える」

🔹 「情報を見極め、行動する」

🔹 「日本人としての覚悟を持つ」

 

ひとつひとつのフレーズに、重みがあり、静かな情熱がにじんでいます。

 

そしてもうひとつの驚きが──

あの硬派なイメージの田母神さんが、とってもチャーミングなんです🤣

(※シリーズが進むにつれじわじわ滲んできます…お楽しみに!)

 

さらに、参政党への熱い応援メッセージまで頂き、これは嬉しいサプライズでした!

 

🎥 さあ、まずはその第一歩。

YouTubeショートで、公開スタートしました!

 

🔗 YouTube初回はこちら👇

📺 https://www.youtube.com/shorts/Y1pIDOlKU60

 

公式チャンネルはこちら👇

 

シリーズでガンガン続きますので、

ぜひチャンネル登録とコメントで応援よろしくお願いします!

 

#田母神俊雄 #岩本麻奈 #国防とは何か #主権者教育 #覚醒の時代

#参政党 #美と健康と国家 #YouTube対談 #考える政治

🎭 人生はすべからく、舞台の上で──

 

その日、私は天空に浮かぶようなスタジオにおりました。

光はやわらかく、スタッフの笑い声が心地よく反響する──

リラックスしながら気持ちもあがる、居心地の良い空間。

 

収録されたのは、あの”寺西一浩”監督による新番組。

『寺西かずひろの“サシ飲み”』

記念すべき第一回の“舞台”に呼ばれたというわけであります。

 

MCを務めるのは、爽やかさ全開の寺西優真さん。
共演はというと──

陽の光のように真っ直ぐな望月まさのりさん(通称モッチー)。

そこへ、図らずも(自称永遠の35歳)マダム枠として(?)私が配置されてしまったわけで──

 

 

これを見たうちの隊長、開口一番。

「こりゃ若いホストを侍らせて、にやけるマダム構図やな」

……ご名答🤣

 

実際にはそんな“銀座の裏通り”的なムードとは無縁な、

あくまで健全かつ楽しい収録現場だったのですが、

こうして人は、思い思いの“役”を背負って舞台に立つものなのかもしれません。

 

 

さて、この番組の監督・寺西氏。

じつは、ただの映画人ではありません。

“タロットも操る監督”という、

西麻布のバーにいそうな肩書きまでお持ちの多才な方。

 

私といえば、申し訳ないのですが「占いNG宣言」を公言しております。

なにせ、これまでの人生、占星術も統計も予定調和も華麗にすっ飛ばして、

予測不能の道ばかり選んで生きてきましたので(笑)

 

今回も“観察者”という名のツッコミ係として、

タロットの背後にそっと立って──

いえ、しっかり画面の前でガヤっておりました😆

 

でも、思うのです。

人生とは舞台、そして私たちは演者。

台本はないけれど、立ち位置は自分で決められる。

その一瞬一瞬を“演じる”喜びを忘れずにいたいものです。

 

──笑い声が弾けるスタジオで、私は心からそう感じました。

 

 

📺 配信、始まっております!

 

【YouTube】HumanPicturesチャンネル

【TikTok】@humanpictures2025

 

🌟 ちなみに、Yahoo!ニュースにも載りました。

▶︎ 記事はこちら

 

ぜひご覧いただき、笑っていただけたら嬉しいです😊

“あなたの立ち位置”、今どこにありますか?

 

 

🟥 中国人が食べない野菜を、わたしたちは口にしているのかも!? —— ある上海駐在員の証言とデータで検証する「中国産青果」のいま

 

1|2009年の上海で聞いた衝撃のひと言

 

2009年から2011年、私の知人が中国・上海に駐在していたときの話である。

 

「中国の富裕層は、自国産の野菜も果物も一切口にしない。あれは“食べ物ではない”とまで言う」

 

当時、あの有名な“スイカ爆発事件”(成長促進剤の過剰使用による事故)が報道されたのもこの頃だった。経済成長の裏で、食品の安全に対する不信は根深く、闇もまた濃かった。

 

2|視察者たちが語る“農場の実態”──複数の現場証言から

 

2009年から2011年にかけて、日系企業のCSR活動や現地調査に関わった複数の関係者が、中国の農場を視察した際に見たものは、少なからず衝撃的なものだったという。

 

🔹ある人物は、畑の一角に中身の不明なドラム缶が複数放置されていたのを目にした。ラベルもなく、作物との距離も近かったという。現地スタッフからは「農薬や廃液かもしれない」との曖昧な説明があったそうだ。実際、中国政府の2014年の調査でも、農地の10〜20%が重金属で汚染されていると報告されている。

 

🔹別の視察者は、農薬を散布する現地農民が素手かつマスクなしで作業している場面に遭遇したという。日差しの強い日にもかかわらず防護装備はなく、その姿に安全管理への不安を覚えたという。同様の状況は統計にも表れており、中国農村部では6割以上の小規模農家が無防備なまま農薬を取り扱っているとの調査報告もある。また、農薬による中毒症例は年間4万人超とされている。

 

🔹さらに数人が共通して挙げたのが、収穫後の野菜がビニールハウス内で煙のようなものに晒されていたという光景だった。何らかのガス燻蒸、あるいは薬品による鮮度保持処理と見られるが、詳細な説明は得られなかったという。実際、2012年には山東省で白菜にホルムアルデヒド溶液を散布していた業者が摘発された事件があり、こうした事例が一部の業者で行われていたことは事実である。

 

また、これらの農場で出荷を待つ野菜には、「QC検査済み」のステッカーが既に貼付されていたと証言する人もいた。もちろん、そのすべてが日本向けだったという証拠はない。しかし、現地関係者の間では「業務用冷凍野菜として輸出される」との声もあったという。

 

ある関係者はこう語る。

 

「検査や管理があっても、それがどこまで実効性を持っているのかは不透明だった。現場では“安さ”と“出荷の早さ”が優先されていた印象だった」

 

別の視察者も言う。

 

「目の前の野菜が、もしかしたら自分の国の学校や病院に届いているかもしれないと考えると、胸の中に奇妙な違和感が残った」

 

3|日本での中国産野菜の使われ方

 

農林水産省の統計によれば、2000年代から2010年代初頭にかけて、中国からの冷凍野菜の輸入は年々増加していた。

 

とくに以下のような場所で、多く使用されている。

    •    学校給食(ほうれん草・カット人参など)

    •    外食チェーン(牛丼・ファミレス・居酒屋)

    •    スーパー・コンビニの弁当や惣菜

 

加工後は原産地の表記義務が緩くなり、消費者には“どこ産の野菜か”がわかりにくくなっている。

 

「中国では誰も食べない野菜を、日本人が“知らずに”食べている」

 

駐在員はそう苦笑していたという。

 

4|食品スキャンダルと日本の検査体制

 

中国における食品の安全問題は、過去の話ではない。2008年のメラミン混入事件以降、断続的に深刻なスキャンダルが報道され続けている。以下に代表的な例をいくつか挙げる。

 

 

これらの事例は氷山の一角であり、実際には報道されずに市場に流通しているケースもあると考えられる。加えて、オンライン通販や業務用ルートを通じて、検査の網をかいくぐっている製品も存在する。

 

👉 そして2025年、あらたな国内事例も発生した。

 

業務スーパーで知られる神戸物産が、中国から輸入・販売していた冷凍野菜「千切りピーマン」から、基準値を超える残留農薬(エトキサゾール)が検出され、4万5千袋が自主回収される事態となった。

 

企業側は「健康被害の可能性は極めて低い」としているが、“検査をすり抜けて市場に出回る”可能性が現実に起こり得ることを示した象徴的な事件である。

 

▷ 日本の検査体制の課題

 

日本における輸入食品の検査率は、決して高くない。

 

 

特に冷凍野菜やカット済み加工野菜は、業務用・外食産業に多く流れ、消費者の目に触れないまま「見えないリスク」となっている。

🔍 なぜ“外国では口にしない”野菜が日本で使われてしまうのか?

 

   •    価格の安さ:コスト重視の業者にとっては中国産が魅力的。

   •    原産地表示の不明瞭さ:加工・冷凍されると消費者にはわからない。

   •    監視体制の限界:人的・予算的制約が大きく、“見逃し”の温床に。

 

5|医療者の視点から考える

 

中国産野菜をめぐるリスクは、単なる“味”や“安全性”の問題ではなく、

   •    子どもや高齢者に与える慢性的な健康影響(内分泌かく乱・肝腎障害)

   •    食を通じた健康格差(安全な食材は高価格帯でしか入手できない)

   •    自国民が食べないものを輸入しているという倫理性の問題

 

これらは、医療と密接に関わる“未病”の領域でもある。

 

6|私たちにできることは?



 

7|結び

 

食べものは、身体に取り込まれ、血となり、細胞になり、そして未来になる。

 

たとえ加工されても、その“ルーツ”を意識することは健康への一丁目一番地である。

 

”畑のスイカ爆発”は、けっして過去の笑い話ではない。

いま、この国の“食の選択肢”を見直すときかもしれない。

 

🟢「小さな胞子が、国家を揺るがす」― 医師の視点から見た“農業テロ”のリアル

 

こんにちは。

今日は少し、不思議で、そしてちょっと怖い話をします。

 

「カビ」「菌」「胞子」──こう聞くと、医療の現場ではすぐに白癬(いわゆる水虫)やカンジダ、肺真菌症などを連想します。

でも今回は、それが“農業テロ”という国家安全保障の話にまでつながる、というお話です。

 

🌾 中国籍研究者がアメリカで逮捕

 

昨日、こんなニュース*が飛び込んできました。

 

中国人研究者2名が、フザリウム属の真菌(Fusarium graminearum**)をアメリカに無許可で持ち込もうとし、起訴された。

 

この真菌は小麦・トウモロコシなどに壊滅的な被害を与える病原体であり、「ヘッドブライト病」と呼ばれる農業病害の原因です。そして、この菌が作り出すマイコトキシン(毒素)は、ヒトにも動物にも有害。肝障害・嘔吐・免疫抑制など、医療的にも無視できない存在です。

 

💣 Fungus(真菌)は、テロになりうる

 

Fusarium graminearum のような真菌が、なぜ危険視されるのか?

 

▶ 一言でいうと、“バレずに拡がる”

    •    🌬 胞子は空気中を舞い、遠くへ自然拡散

    •    🧪 微量でも感染・病害発生

    •    🎒 土・靴底・荷物に付着しても検知されにくい

    •    🥶 極端な環境(乾燥・熱)にも耐える

    •    📦 国際郵便で簡単に拡がる可能性も

 

つまり「人目につかずに、広くダメージを与える」のが真菌の怖さ。

 

🧬 医師の立場から見る“新たな脅威”

 

この事件を知って、私は医師として強く思いました。

 

「これは、病原体が“食”を通じて、国民の健康を揺るがす時代になった」ということ。

食べ物の安全が脅かされることは、つまり健康の入り口が脆弱になるということ。

 

病気は、体の中からだけではなく、「国の食の仕組みの外からも」忍び寄ってきます。

農業と医療、安全保障は、もはや別分野ではない。

 

🌏 世界に広がる「食の戦争」

 

米国はこの事件を「アグロテロ(農業テロ)」として捉え、FBIが介入。

しかも、容疑者の研究が中国共産党の資金提供を受けていた可能性も示唆され、単なる研究倫理違反では済まされません。

 

同じように、

    •    🌱 ヨーロッパでは種子法の改廃により在来種が消滅

    •    🧫 今回のように、病原体が“戦略的に”使われる事例も
    •    🍚 日本では全農の株式会社化議論が潜在化。

 

「食」はすでにグローバルな“戦略資源”として扱われています。

これは医療者も無関心ではいられない問題です。

 

💡 最後に:わたしたちができること

 

いま、必要なのは「気づき」と「予防」です。

 

🔶 食の現場(農業)と医療の現場を結びつける思考

🔶 土壌や菌、微生物に対する科学リテラシー

🔶 自分の食卓が“どこから来ているか”を見直す習慣

🔶 日本でもバイオセキュリティの法整備・教育の強化

 

🟡 まとめ:小さなカビを侮るなかれ

 

胞子は目に見えない。でも、時に国家すらも揺るがす。
(映画:『宇宙戦争』のラストシーン🤣)

私たち医療従事者にできることは、ただ治療することだけではない。

 

「この食材、どこでどう育った?」

「この農法、誰が守ってくれている?」

 

—小さな胞子を侮るなかれ。国家を守る第一歩は、私たちの食卓にある。

 

<注釈>

*米司法省公式発表(U.S. Department of Justice)

タイトル: Chinese Nationals Charged with Conspiracy and Smuggling a Dangerous Biological Pathogen into the U.S. for their Work at a University of Michigan Laboratory

 

* *Fusarium graminearum(フザリウム・グラミネアラム)

概要: フザリウム・グラミネアラムは、小麦や大麦、トウモロコシ、米などの主要作物に「ヘッドブライト病」を引き起こす真菌。

健康リスク: この真菌が産生するマイコトキシン(例:デオキシニバレノール)は、人間や家畜に嘔吐、肝障害、生殖障害などの健康被害を引き起こす可能性がある。

経済的影響: 米国農業において、フザリウム・グラミネアラムによる被害は年間約10億ドルに達するとされている。

 

 

🦴【新潟からの警告】フレイル予備軍に共通する「5つの特徴」とは?──厚労省の25項目に“重み”をつけた最新調査

 

「フレイル」という言葉を耳にする機会が増えてきました。(サルコペニアとの違い👉リンク

身体と心の“ほころび”が重なって、気がついたら「介護が必要な体」になっている。実は、このフレイルをどう防ぐかは、医療よりも、暮らしの設計図の話になります。

 

今回は、2025年5月の整形外科学会で報告された最新の調査をご紹介します。注目すべきは、新潟県阿賀野市の一般住民を対象とした6年にわたる追跡研究です。

 

📊 厚労省の「基本チェックリスト」は25項目…でも“どれが本当に重要なのか”は?

 

フレイルの早期発見のため、厚労省が配布している「基本チェックリスト」は25項目あります。

例えば、「1人で外出しているか?」「1年以内に転倒したか?」など──

 

けれども、このリストには“重みづけ”がされていない。

どの項目が本当にフレイルと関係が深いのかが不明だったのです。

 

そこで、新潟大学の今井教授らが2016年→2022年の6年間で住民の変化を追跡し、

どの項目が「健常→フレイル」への変化に関わっているかを多変量解析しました。

 

🧠 6年間の変化で明らかになった「悪化を招く因子」

 

フレイルが進行した人に共通していた要因はこちらです👇

 

【健常→プレフレイル】

    •    1年以内に転倒した(P*=0.031)

    •    外出は週に1回未満(P=0.005)

 

【健常→フレイル】

    •    家族や友人の相談にのっていない(P=0.010)

    •    自分が役に立つ人間だと思えない(P=0.017)

    •    1年以内に転倒した(P=0.039)

 

【プレフレイル→フレイル】

    •    BMI18.5未満(やせすぎ)(P=0.038)

 

🌱 一方、“健常を維持できた人”に共通していたのは…

    •    15分以上続けて歩いている(P=0.023)

    •    BMIが18.5以上ある(P=0.007)

 

また、改善した人(フレイル→プレフレイルまたは健常)は、

    •    週1回以上は外出していた(P=0.037)

という共通点がありました。

 

🔍 研究者が導き出した「フレイル要注意の5つの特徴」

 

今井教授は今回の研究から、フレイルになりやすい人の特徴として、次の5つを挙げました。

    1.    人とのつながりがない

    2.    やせすぎ(BMI18.5未満)

    3.    外出しない(週1回未満)

    4.    15分以上歩けない

    5.    1年以内に転倒している

 

これらが1つでも当てはまる人は、フレイルの“予備軍”かもしれません。

 

🐥ぴよこからの一言アドバイス

 

「筋肉だけちゃうねん。心と人づきあいも、まとめて“さぼり仲間”やからな。

みんなそろって静か~に休みはじめたら、

身体が“もう立ち上がらんでもええな”って本気で言い出すんやで~🐥💦

 

……で、気づいたらソファと同化してる。ぴよこ調べや🐥🛋️」

 

🧭 マナッピの視点:これって“医療”の話じゃなくて、“風景”の話。

 

フレイルを防ぐのに、薬はありません。

処方箋があるとすれば、それは「今日ちょっと外に出てみようかな」と思えるような社会の風景。

人とのつながり、買い物に行ける足、声をかけあう文化──

そんな“小さなデザイン”が、介護を防ぐ最強のインフラになるのです。

 

🔶 まとめ:フレイルを防ぐ5か条(保存版)

 

    •    外に出よう(週1以上)

    •    15分は歩こう

    •    食べて、やせすぎない

    •    誰かに「最近どう?」って聞いてみよう

    •    あなたはまだ、きっと誰かの役に立てる

 

これからの日本に必要なのは、

“診察室の医療”ではなく、“生活の中の医療”。

 

そしてそれは、制度じゃなくて──文化と、哲学と、やさしさかもしれません。

 

【注釈】

*P値:P値とは、統計で「たまたまこうなっただけじゃない?」という疑いを数値化したものです。

0.05未満=偶然とは考えにくい=意味のある差がありそう、というのが医学や社会調査での一般的な目安です。

ただし「P値が小さい=すごく効果がある」とは限りません。

あくまで“本物かも?”という可能性の証拠のひとつです。