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五十鈴川に
TOUCHで立ち出でたる龍の影!?そう見えるのは錯覚なのかも。けれど水の爽涼さはリアル。


ご縁があってトラヴィター三智さん (ドイツ在住)主催の 五感を磨くオンライン美人塾」(Zoomセミナー) 第2回の「触覚」 の講師をさせていただくことになりました。五感は五官(目・耳・鼻・舌・皮膚)でキャッチする視聴嗅味触の感覚ですね。記念すべき第1回は視覚でした。

 感覚を磨く美人塾となれば、しかも“触覚から美人”なんて、藪から棒でどうしたらいのか困惑しました。以来、寝ても醒めても触覚ばかり。資料やリサーチ結果を眺めてはため息をつき、安部公房の『砂の女』から江戸川乱歩の『人間椅子』目までヨタヨタとたどって、まさに病膏肓。

 

五官の階層秩序( ?)も古代から上記の順序だったようで、絵画や映像の視覚や音楽や朗唱の聴覚に比べれば、触覚は根源的であるがゆえに、美しさよりも心地よさの対象として扱われてきました。しかし、人間にとって美の存在意義はなんと考えればいいのでしょう? 

慈悲であるとも言います。そうであれば愛と言ったほうがわかります。愛は親子きょうだいに友人知人、大きな人間の輪ともなり、動物や自然をも含まれます。でも、感覚的には女男の愛情交歓がもっとも身近な話でしょうね。

 

愛すれば相手の顔や身体を見たいと思い、相手から見られたいと思います。思いが高揚すれば触れたくなり、触れられたいと身もだえします。リビドーによるもので、脳の性別による違いからではありません。女も男も変わりませんし、LGBTQもなにも一緒です。

 

 私のライフワークであるセンシュアリティ(官能性)について言えば、肌感覚なし官能性を表現することはできません。肌は中枢神経系と同様の外胚葉起源だけあって、脳神経細胞と同じような神経伝達物質が表皮細胞中にあると近年発見されています。脳が感じるだけではなく、肌そのものが感じている可能性もあります。――触覚は視覚を超えている、skinrealですがvisionestimateでしかないのですから。

 

いま私は(皮膚科医の願望として)触覚表現としての美しさとはどんなものか思案しています。原石はサイエンス畑の土にではなく、きっとヒューマニティの群れ中に埋もれているように思われるのです。

 

Zoomセミナーのお問い合わせ&詳細はこちら→

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昼下がりのお散歩でみつけたお店。えっここカフェ!?


歩きながら垣間見た室内空間から、なんかちょっと不思議なオーラを感じたんですね。パリで開催される度に覗いていた「メゾンエオブジェ」展示会場のデジャヴというか。→

 
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とにかく日本ではない。アメリカでもない。そう、これは慣れ親しんだあのヨーロッピアン(正確にはすでにEUではないのですが)の香りです。

 

ほどなくしてそれが英国であることに気がつきました。オーナーのマサキさんはとにかく英国が大好きで大好きで、趣味が嵩じて古着のお店をはじめて、鞄、靴、生活用品一般に至るまで、全てを英国でかためてしまったのでした。このお店もオールグレートブリテン!


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内装はなんとほぼ全て仲間内の手作りだそう。

 
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英国に特化したライフスタイルショップ。BEPこと、BRITISH EQUIPMENT PUBLISHING。インスタ→ にセンス抜群の写真があがってますので是非ご覧あれ。

 
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夜は原料にこだわりの日替わりスペシャルディッシュが用意されているとか。


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業界の有名人、オーナーのマサキさん。以前の短髪お髭スタイルからイメチェンだそう。

 

BRITISH EQUIPMENT PUBLISHING
東京都渋谷区東3-15-7ヒューリック恵比寿ビル1F

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私、
Dr.MANAは念願叶って、メディカルスパのお仕事に関わることになりました。何が嬉しいかって、私、自他共に認める、エステ各種施術&マッサージマニアなんです。年季の入ったのDr.MANAの下腹部ポヨポヨは果たして引き締まるのか!?(「うちのマシーンをもってしても、数回くらいでは太刀打ちできません。長期展望でお願いしまーす」by スタッフ)


ではご一緒に見学して参りましょう♫

 
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秘密のエントランスは、グランプロクリニック銀座 の階下にあります。

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メディカルとエステの贅沢コラボで、次世代の理想的な予防医療&予防美容のランドマークを目指してます。

クリニックで点滴×エステ施術、というスペシャルセットメニューもございます。例えば脂肪燃焼セットでは、ダイエット点滴+フォースカッターボディの組み合わせになります。


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受付レセプションはヨーロッピアンなカフェスタイル。


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センシュアルなつくりの完全個室。一部カップルルームも併設。


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効果を極限まで追求した各種最先端美容マシーン、幹細胞培養美容液の導入はもちろん、オーセンティックなハンドケア、マニュアル技術も最重視。

 
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奥の天蓋付きは”西洋版よもぎ蒸し”


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照明が絶妙なパウダールーム。


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カウンセリングルームで生活&栄養指導などもさせていただいております。


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館内は空間除菌清浄機が各所に置かれております


このご時勢を逆に活かして、オープン準備万全な衛生環境、メニューのさらなる充実、魅力的なホスピタリティ、技術の鍛錬等に、スタッフ一同もえております。

どうぞよろしくお願いします!

Stay safe ! Be beautiful !

 

詳細、お気軽にお問い合わせください。


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グランプロメディカルスパRHA

 

住所 東京都中央区銀座2-8-18グランベル銀座4F

 

店休日 火曜日

 

TEL 03-5579-5167

 



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 先日、新型コロナウィルス抗体検査(COVID-19, SARS-CoV-2)について、情報発信をさせて頂きました。→  今回はその続きとなります。

 マドンナの抗体陽性発言とその後炎上とか記憶に新しいところです。NY州で7500人に抗体検査を実施したら14.9%の人に抗体があることが判り、最も感染者が多いニューヨーク市では24.7%との結果。4人に1人の割合で新型コロナに感染していたことになります。

 神戸の市立医療センター中央市民病院では、外来受診の患者さんの無作為1000人に抗体検査を実施し、3.3から抗体が検出された結果を得ました。調査が外来患者に限られ検査の正確性が万全といえないとしても、神戸市の人口に換算した推計値では約5万人がすでに感染したことになります。

 英国・ドイツ・アイルランドなど欧州各国では検査準備が進められています。日本では厚労省が抗体検査に重い腰をあげて「4月中に都内で5000人調査予定」と発表したものの、いつの間にか「これから300人規模」とトーンダウン。いったいどうしたことでしょう。

 中国製検査キットを英国が大量リコールしたように、精度の信頼性にはまだ問題が残っています。またWHOは「抗体検査が陽性でも再度かからないとはいえない」と言っています。インフルでもシーズン中A型とB型の再発は普通です。それでも再発したインフルは1度目より重症化しないと言われます。

コロナウィルスの抗体検査は、個人が抱える不安の解消に資するだけでなく、スクリーニングには最適ですし集団免疫の指標にもなります。多くの人々に広く抗体検査を実施できれば、それだけ感染の実態が解明できることになります。そうして、誰もが事実を認識できるようになれば、現在実施している施策が適切かどうかの評価も自ずから明白となります。
 最近になって欧米諸国は自粛を解除し、ウィルスとの共存を覚悟する道を選ぼうとしています。けれど、日本はどの戦略的見地で対処しようとしているのか、なお判然としません。アジア各国と同じように日本の死亡率も低く抑えられていますが、アジア諸国と歩調を合わせるレベルには達していないからでしょうか。
 ある段階で自粛を解除して徐に経済活動を再開していかないと、致命的な経済破綻のリスクを抱えることになりかねません。そもそも論としてウィルスを完全に抑制することは不可能なことですし、過去の感染病事例からは第2波・第3波と波状的襲来の可能性が高いのです。もちろん、感染者数を少なくする努力に異論はありません。だからといって、感染の可能性を限りなく0にするために、他を犠牲にしてまで全力を傾注する態度は先進国的でもなければ、本当に命を大切にすることにもつながらないと思うのです。医療崩壊に繋がらないように重症者のケアに専念しつつ、重篤疾患の既往歴や喫煙歴のない健康な青壮年層を中心に、経済行動を再開する準備を始めるべきではないでしょうか。

 

 この度、私の関わっているクリニックが、信頼性の高いキットでの抗体検査を開始しましたのでお知らせします。「みんなで抗体検査を受けましょう」というものではありませんが、陽性時の解釈やケアなどを含めてお問い合わせいただければと存じます。なお、検査にはご来院とドクターの診察が必須となります。

ナチュラルハーモニークリニック表参道
  東京都渋谷区神宮前 6-25-14 

神宮前メディアスクエアビル5F

03-3400-7200

 

(完全予約制となっております)


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――令和2年度大阪教育大学外国人留学生入学試験問題多文化リテラシーコース小論文

 

 私が著した『人生に消しゴムを使わない生き方』(日本経済新聞出版社 2017 :略称「ジン消し」) が今年度の大学入試問題に使用されました。事柄の性質上著作権法の適用外となって、事前の通知も何もありません。入試事務が完了し、問題が過去問として配布される段階になって、初めて連絡が入りサプライズ!となるわけです。

もちろん、人生初体験ですから、びっくりした後は「私ごときが?」と恐縮したり、それでも嬉しくなったり。正直、感激いたしました。大阪教育大学の先生方、ありがとうございます。

 

この本はわが子をフランスの公立学校に通わせた日本人の親――それも哲学とかの人文系の知識に疎い母が、目を白黒させて驚いた体験の感想記を書いたものです。「さすがヨーロッパ文明だな」と真実思いました。最近はちょっと買い被り過ぎたなと思って、あちらでのコロナ騒動の右往左往を見ておりますが。

大阪教育大学は先生になられる方を養成するだけでなく、日本文化と異文化との融合なども教育研究されているようで頭が下がります。

 

設問を前に、私は考えこんでしまいました。はて。著者の私は果たして及第点が取れるのだろうか。このレベルで日本語を母国語としない外国人の方が読み砕いて答える目!なんですごい! それを「今どきの若いものは」とか「外国人がどこまで理解できるだろう」とか、大人は成長の止まった存在だなとしみじみ思います。大学に合格されたら、この筆者の意図はなにかとか忖度する必要もなく、自由に考えて好きなように表現できますよ。

素晴らしい未来に祝福される若者たち、まさに「後生畏る可し」。未来も捨てたもんじゃありません。

 

出題された問題は以下の通りです。

 

設問 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

 

 フランスの小学校では国語の学習に授業時間数の半分を割く。文豪の散文に詩人の韻文、手本となる詩や文章を徹底して暗記させる。ヴィクトル・ユゴー、プレヴェール、ラ・フォンテーヌ。難解な詩であれ、暗唱すればなにかを得るに違いない。

 言葉はディベートに使われるツールのみではないのである。口で語るにせよ、文字で書くにせよ、美しく使われなければならない。教育の最大の目的として「考えていることを、正しい国語を用いて、正確に表現できる」ことがある。

 昔は日本でも古文や漢文などを、意味もよくわからず丸暗記させられたものだった。文章を声に出して読むことは子どもを強くする。自己の意思を正しく伝える言葉を使えることは人間を正直にする。美しい言葉は人生を豊かにするのである。

 

 最近のフランスでは、こうした諸外国にない伝統的な国語教育が、軽んじられてきているとも聞く。「フランスの将来はどうなるのか」危惧している父母も多いのである。

子どもの教育に一家言をもつ南仏に住む友人が嘆いていた。

「国語の担任がコピーを配り、子どもたちはそれを切り取って自分のノートに貼っておしまいってわけ。もう、信じられないわ! もうすぐノートなんかなくなって、タブレットに代わるだろうからって、その準備期間ですって。ただの手抜きじゃないの、皆で一緒に談判しに行こう相談しているのよ」と。

中学生になると、選択科目にはラテン語が登場する。日常に使われる言葉ではあるが、いわばインテリとなる基礎教養である。文法も複雑で習得には高いモチベーションを要するといわれるが、これからの子どもたちは大丈夫だろうか?

 

 翻って日本の国語教育。私が一番気になるのは、感動の強制というか、感情を特定のものに統一させようとする傾向である。

 日本の国語教材で一般的な太宰治の『走れメロス』。メロスとセリヌンティウスの友情や信義ばかりがライトモチーフとされている。それが「作品の訴えたいことはなにか」と設問され、意識的に誘導された結果だとすれば問題である。ディオニソスの暴政に憤るメロスの侠気も称揚されていいし、結婚する妹に与えた「他人に誠実たれ」の言葉が一番好きであっても不思議はない。

 

文学作品の中のそれぞれの登場人物に、読む人それぞれがどんな感情を抱こうが自由であるはずだ。その気持ちが――未熟・ブリッコ・衒学的・亜流者――なんであろうと個人は自由に思い、また自由に変わり成熟していくのである。成熟が腐敗であろうと個人の責任ではないか。

特定の「正解」に収斂させようとする。「人と違ってはいけない」「人と違う意見をあらわにするな」、日本社会でいわれる同調圧力の素地はそんなところにもあるように思われる。

 

 文学作品を教材とする場合、気持ちや感動といった情緒的ものを優先するのはおかしいのだ。この文章の何が誤解されやすいのか、あるいは表現が優れているから多様な捉え方が出来ているといった、クールな理論展開を教えるべきことである。

 国語は文学的表現法、暗喩、間接的表現などを学ぶ場である。欧米諸国が行っているディスカッションによる解決の発見や、ロールプレイングでのプレゼンテーション能力訓練はぜひとも充実させたい。

日本語は本質として受容的であって批判的ではない。個性の時代は批判精神を伸長させなくては他に伍していけない。曖昧さ決して褒められたことではない。個の意見をしっかりと、上手に表現できるような教育を望まれている。

 

 フランスの場合、共通感情に収束させようとする日本の国語教育とは、まったくの逆である。

小学生たちは臆することなく発言する。

 人はそれぞれ違うもの。違う感性、違う思考、だからこそ人格が違い、違った者が集まって社会が成り立つのである。人は違って当たり前である。様々な考え方を知り、話し合って互いに受け容れる。それで心がゆたかになる。

人間それぞれに違い、才能や能力が平等でもない。それでも、違うからこそ人間の価値があり、生命の尊厳があるのではあるまいか。

 

 スマホ全盛時代のこんにちでも、パリのメトロやカフェ、公園の木陰では分厚いペーパーバックに読み入る人の姿は、よく見かける光景である。老若男女、誰もがカミュ、ヴォルテール、ラブレなどの古典を、面倒くさがることなく好んで読んでいる。

学生たちが図書館に通うのは、受験勉強のためではなく、好きな本を物色するためである。時間というもっとも破壊的な淘汰を経て、生き残っている古典には敬意をもって対すべきだという。

パリの学生には村上春樹は人気である。わかりやすい文章、リアリズムとファンタジーが混ざり合い、ときに陰鬱な展開のテンポがいい。海外の文化に精通する登場人物達にも感情移入しやすく、フランス的ロマンチシズムの感性によく合うのだそうだ。

 

日本人は豊かなそして膨大な象形文字を大陸から頂戴し、独自の優雅な“かな文字”を生み出した。その繊細さは類を見ない。「祖国とは国語である」わたくしたちはある国に住むのではない。ある国語を操る国に住むのだ。経済が滞っても国は滅びないが、国語力の低下はそのまま思考能力の低下であり国家の危機である。

 

 日本では、最近ますます「幼い子どものころから英語を身に付けさせよう」という声が高い。「しかし、待てよ」ではある。

日本人にとって、すべての思考の基礎となるのは日本語である。幼いころから美しい日本語を、ベースにしっかり打ち込んでおかなければいけないのではないか。

 

(岩本麻奈『人生に消しゴムを使わない生き方』、日本経済新聞出版社、2017年、一部改変)

 

 

 問1 フランスの小学校と日本の小学校における国語教育の違いについて説明しなさい。

(100字以上150字以内)

 

 問2 筆者は、国語教育がどうあるべきだと考えているか、説明しなさい。

 (150字以上200字以内)

 

 問3 筆者の考えをふまえて、自身が受けた国語教育の特色を述べなさい。

 (300字以上400字以内)

 

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 クメール王朝時代、手を剃り返させヒップを強調しゆるゆると踊るセンシュアルなアプサラダンスは9世紀以降に確立されたとされ宮廷御用達でした。腰を低く落とし大地を踏みしめるスローなムーヴメント。指先から手、そして腕にかけての動きは芽、葉、花、実を形取ることで生命の一生を表現するといわれます。手先は色っぽくくねくね動き、神の使いである“蛇”の動きといわれる所以です。

 

アプサラダンスのイメージ動画(王宮舞踏団)

 

 アバターといわれる天女は天上界(神)と人間界をつなぐ美の化身(象徴)で、アプサラダンスは神に捧げる特別な奉納の舞であり、当時一般庶民が気軽に鑑賞できるものではありませんでした。

 

 いにしえのクメールの踊り子たちは全員未婚の女性でなくてはいけませんでした。アンコールワットの壁画に描かれるアバターのように皆トップレスで、頭上や首や腕、足に煌びやかな黄金の飾りをつけ、ひらひらと腰巻をたなびかせ、唯一、ただ1人の神ために舞ったそうです。ではその時代の神(の象徴)とは何でしょう?

 

つづきはこちらで“WOM-Bangkok

 

 

 

 

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 いま、世界はコロナ狂想曲、一色です。どこの感染者数どうの、死亡した方が何千人とか、禍々しい話題が飛び交って気分が滅入ってしまいします。私は感染症の専門医ではありませんので門外(漢とは男のこと)ではありますが、医者の端くれでいろんな情報が入ります。その中で暗雲の向こうに希望の小さい灯を見つけました。まだ広く人口に膾炙しているように思えませんので、大事なことですから申し上げたいと思います。

 

私はいま、なによりも大切なことは国民の安心感だと思います。そのためには、できるだけ速やかに、血清学的診断法による「新型コロナウィルス抗体検査」を全般的に実施することだと思います。

細菌やウィルスに罹った生体は、これらに対抗するために必ず抗体を生成します。血清中に抗体が見出されたら、ウィルスの侵入が確認されますし、抗体は病気を克服したあとも残って同じウィルスに対する免疫機能を発揮します。測定する抗体*には感染当初の“新人”と克服したあとも残る“経験者”の2種類があります。当初の新人抗体は、ウィルスを克服するにつれて経験者抗体に置き換わっていきます。

 

血清抗体検査をすることでわかることは以下の3区分のうちの一つです。

 ウィルス感染の陽性と病状の進行状況 

 ウィルスへの免疫機能具備

 ウィルス感染の陰性

 

 さらに、血清抗体検査のメリットは、まず簡易さです。被験者だけでも(専門家の手を借りずとも=医療従事者をリスクに晒さなくとも)検査が可能であり、そしてごく短時間(15分間ほど)で目に見える結果が出ることです。もう一つはPCRと比較すれば安価であることなどが挙げられます。なお血清検査とは不特定多数をスクリーニングするのに向いているので、もし上記の➀の陽性に出たらPCRをして確定することが必要です。

 

結果に対する方策としては次のことが考えられます。

   ① ウィルスに感染したことがわかり、安静治療と他者への感染を防止に専念できる。(ただし、早期の判定には難しいのでPCRの併用が必要
 免疫が備わったことで仕事や日常に復帰し、他者に対する人間の壁ともなれる。(万一かかっても重症化しないですむ)
 なお感染しないよう生活に配慮する。

 

 ②の免疫機能が備わったことには説明が必要かもしれません。

私は、コロナウィルスは昨年末には日本に上陸済みと考えていいと思っています。インバウンドの中国人観光客は、昨年中時期を選ばず日本中に密集していたのです。日本だけではなく、東南アジアのタイやカンボジア、ラオスなどの中国経済圏では、大変な数の中国人が本国との間を往来しています。だが、そうであっても感染者数も少なく(医療が脆弱にも関わらず)死亡率も低い。中国人が出入りする大都市にあっては、すでにそれなりの人数が感染し、無症状か並みの風邪レベルで治って普段通りに生活しているのではないかと考えられるのです。

 もしそうであれば、そのことを確認できる抗体検査は是非受けたいものです。抗体が確立していたら安心できます。医療従事者は極度に怖がる必要もありません。率先して感染症の病院に手伝いに行けるというものです。こういう人たちが活動的になってくれば、経済活動もゆっくりではあれ回復していくものと思われるのです。

 

日本のコロナウィルス対策はtoo late(遅すぎ)でtoo little(しみったれ)です。先週、在日アメリカ大使館は「日本政府が広範囲に検査を行わないため、どれだけ感染が広まっているか把握することが難しい」として、長期間滞在の者を除く自国民の早急な帰国を呼びかけました。日本の感染状況など正確なデータは、外国人だけでなく誰もがわかっていません。これではまるで最貧国ではありませんか。

 そんな折、流れてきたのが検査キット→ の発売情報です。製品の品質安定性や精度について私は承知しませんが、ともかく“世に出た”ことは嬉しいことです。このような抗体検査薬は医家向けには販売されていますが、誰もが購入使用できるように声をあげていきたいと思います。

ご同意いただけるかたはSNSでぜひ拡散してください。

 

 検査薬で病気が治るわけではありませんが、抗体は予防薬ワクチン開発の基になります。まずは最初の一歩ですが、最初の一歩が大切です。横浜市立と長崎大でも検査法の確立と製品化努力は継続して行われているようです。

 アメリカと中国の両大国がコロナで足元がヨロヨロ。世界では「文明の転換」などと称える人も出てきました。いろいろな話が錯綜していて、おもしろい時代がやってきているのかもしれません。それであっても、まずは自他ともに健康の保持が肝腎。

 世界の大事を見守るためにも、お互いにおからだご大切にお願いします。Stay safe, stay well !!

 

 

*正確にはIgMIgG抗体の兼ね合いで判断します。

 

IgM-)、IgG-)非感染者または抗体ができていない(偽陰性率数%程度)
IgM+)、IgG-)感染能力ありの可能性が否定できない(偽陽性率10%程度)
IgM+)、IgG+)感染能力低い、治りかけの可能性がある(疑陽性率10%程度)
IgM-)、IgG+)最強。人に感染させない、かつ感染しにくい


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今回は、★ジェンダーギャップ指数の諸問題(前編)→「なぜ長寿国日本がGGGI健康部門で40 位であるのか?」 の後編です。

わからない時にはスタートに戻るのは、山登りでもラビリンスゲームでも、道に迷ったときの鉄則です。ジェンダーギャップ指数GGGIの全体像を振り返ってみます。

指数は4分野14項目で、最小0の“絶対不平等”から最大1の“完全平等”までの間で算出されます。計算上現われる1を超す価はいわば女性優位指数でしょうか(笑)。

 

項目は「政治」①国会議員の男女比②閣僚の男女比③過去50年間の国家代表在任年数の男女比、

「経済」①労働力率の男女比②同種業務での供与比③勤労所得の男女比④幹部・管理職での男女比⑤専門職・技術職での男女比、

「教育」①識字率の格差②基礎教育在学率の格差③中等教育在学率の格差④高等教育在学率の格差、

「健康」①出生時の男女比②健康寿命の男女比。それに4分野の全体指数及び国ごとの総合指数となります。

日本の特異指数は教育の①②③の1.000と政治の③の0.000及び健康の②1.059がありますが、項目の内容をみればしごく当然のことで驚くほどのことはありません。

 

 GGGI 2019から少し遡ってみると、なんと日本がちゃんと健康第1位になっていた年がありました――GGGI 2017です。「なんだ40位とか言うから驚いたじゃない」と思ったのですが、それでは済みません。ちなみに過去3年分を比較してみます。

        2019 (順位) 2018 (順位) 2017 (順位)

総合  0.652 (121) 0.662 (110) 0.657 (114)

政治  0.049 (144) 0.081 (125) 0.078 (123)

経済  0.598 (115) 0.595 (117) 0.580 (114)

教育  0.983 (91) 0.994 (65)      0.991 (71)

健康①  0.944 (1) 0.944 (1) 0.944 (1)

  ② 1.059 (59) 1.059 (57) 1.060 (1)

 全体 0.979 (40) 0.979 (41) 0.980 (1)


こうやってみると、さすがに世界150余国で、ほとんど有意の差のない争いともいえます。健康に限って言えば、わずかに0.001ポイントで40も順位が下がる! これじゃ大騒ぎしてもしようがないのですが、2018年のメディアは

「ジェンダーギャップ指数を見ると、日本は「健康」の分野――出生時の男女比も健康寿命の男女比もともに1位。「教育」分野も全体で74位、識字率の格差や中等教育在学率の格差はなくて堂々の1位である。しかし「経済」が114位、「政治」は123位で国会議員の男女比となると129位となっており、これらの分野の格差の解消が求められている」とありきたりのコメントです。

 

健康分野で1位になったことがあるといっても、手放しで喜んでいる気になりません。政治や経済の分野で女性の進出が大幅に遅れているのは痛感します。最近の報道によれば、世間体もあって大企業で女性を役員・管理職に登用しようと慫慂しても、女性の側が何だかんだと理屈をこねて断るケースが多いとか。課題は女性の意識覚醒ではないかと、経営サイド嘆いていると書かれています。

健康分野で女性への障害はいっぱいあります。ピルの解禁が遅れたこと、パンプスの強制、家事の女性担当を当然視する世間、共働きへの嫌悪。そうしたことを日本の良き伝統だと擁護する保守傾向の女性が増えていること。男をおだてて食べさせてもらう楽チンはやめられないのか、おだてが育児家事介護の加重労働に転化しても女の美風を守りたいのか、よくわかりません。ともかく、未来は一直線で見通せなくなっています。

 

そして健康項目の設問意義がわかったのです!WEBを検索するうちにGGGI 2019 健康の領域で」 という黒崎伸子氏のレジメに出会い参考とさせていただきました。

 

 出生時における性比は、多くの国で行われている“消えた女の子たち”の現象を捉えることが目的だったのです。言い換えれば“男の子誕生への強い期待”の蛮行です。一人っ子政策など、積極的な産み分けあるいは間引きなどの結果は、国別の出生男女比の差として現れていると見ています。また健康寿命と平均寿命との差は、保健医療体制整っているかをチェックしているようです。

 

 しかし私は反問します。「出生時における男女比がほぼ55:45であるのは神の慈悲(天の采配)による」と教わりました。理由は、誕生から1歳までの間の乳児死亡率は非常に高く、人生でもっとも危険な時期であり、ことに女児に比べて弱い男児の死亡数は圧倒的だった。1歳となった後の男女比は5050近くなった。憐れみ深い神は産み分けられたのだ、と。教わったのは高校の保健体育の授業(昭和の時代)でした。

医学的に言っても♀の染色体はXXのシンメトリーを成し、補填し合いますが、♂はXYで一つしかないYはすり減っていってます。♀が優性であるのは発生学的真実なのです。統計確率論的に5050でなければ格差があると主張される根拠がわかりません。

また健康寿命の男女差は、むしろ社会生活のストレスや生活習慣によって生じるではないでしょうか。現代社会が男性優位社会であることは事実であるからこそ、喫煙・飲酒・闘争などで余命を縮め、あげくの果てに未だ戦争して殺し合っている男性の寿命が短いのは当たり前です。それを強調するのは「男性こそ健康を保てない格差下に置かれている」と逆宣伝することにさえなりかねません。

 

ジェンダーギャップは肉体的には優性である女性が、制度・習慣・偏見などの社会的制約によって、不当に抑圧されていることを告発し、人間総体が幸福となる目的を達成する手段です。だからこそ、WEFくらいは真面目にジェンダーギャップの撤廃を目指してほしいと 思うのです。

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 “ロックダウン”というものが一体どれほどのモノであるか。数日前にパリ在住邦人の友人からもらったメイルをご紹介しますね。掲載にあたり、ご本人に了承を得て、さらに厳しくなったという現状をちょこっとアップデートしております。


            ❤︎❤︎❤︎❤︎❤︎


ご存知のように、フランスは外出禁止令が出ていて、反則すると135ユーロ〜375ユーロの罰金と言う厳しいものです。繰り返すと監獄まで入れられるとの事です。食料品、薬等、生活に必要なものを買うための外出は許されますが、それ以外は許可されず、買い物に行くにも毎回、外出理由を書いた証明書を持参しなければいけません。スーパーマーケットも店内に入るのに、1メートルづつ線が引いてあり、順番を待って中に入ります。

  

簡単な散歩も許されていますが、自宅から1キロ以内の範囲(南のバール県ではなんと100メートルだけ)で一日一回、一時間までと言うものです。Open airのマルシェも売り手と買い手の間に透明なビニールがあり、飛沫感染を防いでいます(地区によってはマルシェはOpen air でも閉鎖です)。さらに今朝はフランス人のライフライン、バゲットもオーブンで5分焼いてから食べるように、なんて言ってました。

 

 夫は一日置きの出勤をしていますが、出勤の日は指定の証明書を持参して車で出かけています。来週の火曜日からオルリ―空港は閉鎖されるそうですし、メトロは今日より50の駅が閉まり、本数は50パーセント以上減らされるそうです。メトロが一応動いているとしてもガラガラで、浮浪者などだけが乗っていたりして危ないそうです。

JALの便はもうすでになく、ANAはこの土曜日の便が最終便となり、パリー東京便を約一か月間は運行しないそうですから、日本がとても遠くに感じます。

毎日、皆で家に籠っているので、学校の授業やお稽古事等は、スカイプ等PCを使ってしています。

316日より2週間の予定で始まったこの外出禁止令、噂では少なくとも415日まで延長されるらしいです。学校は9月まで休校になるとか。

マクロン大統領は「これは戦争だ!」と言っていますが、戦争を知らない世代の私達、コロナウイルスと言う未だ解決策の見えない敵を相手に闘っていかなければいけませんね。

こう書いているととても大変そうですね、でもあまり考えても仕方がないので極力外出は控え、栄養のあるお食事をし、良く寝て、そして家の中でDVD等見たり、楽しい事をして免疫力アップに努めたいと思っております。また毎晩8時になると、頑張っている医療関係者の人のために贈る拍手が街中に響きます。病院近くに部屋を持っている人の中には、毎日重労働をしている医師や看護師のためにボランティアで貸す人もいるそうです。こういう時だからこその連帯Solidarité を感じますね。

ご連絡ありがとうございました。とても嬉しかったです。


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Memories of Route 66
 昨年
12月にWEF(世界経済フォーラム:The World Economic Forum)から2019年度「世界ジェンダーギャップ報告書 The Global Gender Gap Report 2020  が発表されました。ジェンダーとは、先天的・身体的 生物学的に個体がもつ性別に対して、社会的・文化的に形成された性別のことをいい、 男性あるいは女性にとっての「性に適合した役割・思考・行動などの表象全般」を指します。WEFは毎年各国ごとのジェンダーギャップ指数(The Global Gender Gap IndexGGGI)をレポートしています。昨年発表された結果の引用符は“GGGI 2019”です。


  各国のジェンダーギャップは、政治・経済・教育・健康(保健)の各分野及び加重平均された総合GGGIによって評価され、世界各国における男女格差を示す指標となります。GGGI 2019で日本は世界153か国中の121位で、前年の110位から後退する結果となりました。


  私は政治・経済・教育・健康の各分野のなかで、職業柄もありますが、健康については、何を指標にしているのか興味をもちました。健康で日本は40位です。平均寿命において日本は先進国中のトップです。それで40位? どうも解せません。いったいトップはどの国なのか、と。


 健康のGGGIどうやって算出されているかのでしょう? 
 日本のメディアでは政治経済分野での論評こそ盛んですが、健康分野へのコメントはほとんどありません。
WEFのレポートで確認してみると健康の項目は2つ、①出生時における男女比と②健康寿命の男女比です。しかし、なぜこの指数をもってGG.といえるのかが問題です。①における質問の主旨もよくわかりませんが、②の健康寿命の意味が確定できません――日本の平均寿命が先進国No.1であることは前記の通りですが、健康寿命が「元気に活動できる年齢」だとすれば、乖離は小さくどこも70歳代前半に集中するからです。さらに読み込んで、国ごとの指数などもチェックしたいと思ったのですが、年末でバタバタしていたこともあって余裕がなく、WEF日本支局に問い合わせました。

 

一般に女性の寿命は男性より長いとされます。②の項目において女性と男性の健康寿命の差が大きいほどGGGIが上になるならば、計算上はナミビア・モザンビーク・ハンガリーなどがトップとなり、男女共世界一の日本が59位となり、アイスランドは差がもっとないため133位になってしまいます。これって「ヘン」ではないでしょうか。

女>男の健康寿命差が大きいことが、なぜその国が女性の地位が高いことになるのか、どう考えてもわかりません。むしろ女性が社会で活躍すればするほどストレスも亢進し、また事故率も増加するはずです。寿命差以前に寿命自体の長短が考慮されないのも「ヘン」――欧米の長寿国が軒並み低くなる結果となります。

世界ジェンダーギャップ報告書は、男女の違いによって生じた格差を表す世界的な指標とされています。それなりの根拠があると思います。ご教示いただければ幸甚です、と。

 

 年明けにいただいた回答は「健康寿命とは、暴力や疾患・栄養失調などの関連要因にさらされることなく、健康に生きる事ができることの指標です」ということでした。これはtautology(同意反覆)ではないかと愕然となりました。

 私自身の不明は隠しようもありませんが、どうしても知りたいと思いました。スイス本部の担当者に回付をお願いして、英文の質問状を送付しました。それがWEFにとっては年に1度のメインイベント“ダボス会議”直前だったものですから、会議が済んで落ち着いてから返事いたしますとの丁寧なメールいただきました。


 その後の世界急変大惨事は、地球上の人間なら誰もが知れるところです。誰をも責めることはできません。私は独りで結論を出しました。そのことは次回にご報告いたします。