旅客機ペット論争 | 美容外科医・Dr.安嶋“あじ先生”のブログ『あじブロ』

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あじまビューティークリニック・院長の安嶋康治(あじまやすはる)です。

クリニックで行っている美容医療のご紹介から、プライベートのお話まで、色々な事を書いています。
是非ご覧ください(^^)

◆形成外科専門医◆



安嶋家にシンバくん(↑)がやってきて

1ヶ月が経ちましたデレデレ



現在、月齢4ヶ月。


来た時は2kgもなかったですが、

今は2.5kgを超え、

すくすく成長していますラブラブ


好きなおもちゃは、

エビフライ、鯵の開き、ブロッコリー笑










年明け早々に起こった

旅客機接触・炎上事故



乗員乗客は全員無事だったけど、

ペットが助からなかった…ということで、

『ペットを客室に』論争

ヒートアップしていますねアセアセ



色々な考え方や価値観がありますし、

絶対正解というのはないですが…


公共交通機関はより多くの人が快適かつ安全に

移動することが最優先されるべき

という大前提からすると、さすがに

ペットを客室に乗せるというのは

残念ながら無理があるのではないか

と私は思います。



『ペットは家族』

という言葉をよく耳にします。



でも、それって

『ペットは家族

(のように深い愛情を持って一緒に生活している動物)

ということであって、

文字面とは意味が違うと思います。



何となく思い出したんですが…

『お客様は神様』という
有名なフレーズがありますよね。

あれは当初、三波春夫さんが
「歌を唄う時は、あたかも神様に祈るように、
雑念を払って澄み切った心にならないと
お客様を喜ばせることはできないから、
お客様を神様とみて、歌を唄うのです。」

といった趣旨でおっしゃった言葉が独り歩きし、
「お客様は神様のように扱え」という
意味に変わってしまったらしいです。

何だか、これとちょっと似ているな、と
思ってしまいました。


お客様イコール神様ではありませんし、
ペットは家族、だから人間と同等に扱え、
ということでもないんじゃないかなぁ、と。



残念ではあるのですが、

ペットは飼い主にとっては

かけがえのない家族“と同等の存在”

であっても、他人からすれば

1匹の動物であり、人ではありません。



シンバもメチャクチャ可愛いです。

でも、動物です。


人と同等に扱えないとわかっています泣




「たった1ヶ月しか飼ってないくせに

飼い主の気持ちがわかるのか!?」

という声も聞こえてきそうですが…

実家では、子供の頃から大学生になって

一人暮らしを始めるまでずっと愛犬達と

ベッタリの犬漬け生活を送っていました。



今は天国に旅立った愛犬達ですが、

この子達を客室に乗せろというのは

無理があります。

あぁ、写真載せたら会いたくなってきてしまった(涙)


なので、私は実家にいた頃に

家族全員揃って旅行に行ったことが

ありません。


「日を跨いでペットホテルに残していくのも、

公共交通機関に乗せるのも可哀想」

という母の想いがありました。


極端だなと思う人もいるかも知れませんが、

そういった考えも一理あると思います。


そんな犬バカな実家家族ですが、

それでも犬を人間同様に扱えといった

意見は持たず、「わきまえて」います。




犬猫アレルギーの人は多いです。

噛まれたりして恐怖症の人もいます。

普段静かな子だって、環境が変わったことで

鳴いたり吠えたりしたら耳障りでしょう。



書き出したらキリがないので割愛しますが、

公共交通機関を利用する以上は

「うちの子は特別」という思い込みは

捨てなければならないと私は思います。



『ペットを飼うとはどういうことか?』

を理解し、了承してから飼うべき

ではないのかな、と。


議論をし、より良い方向に社会を変える

というのはとても良いことです。


もしペットを飼っている人とそうでない人が

双方快適に空の旅を共有できれば

そんなに素晴らしいことはないです。


でも、現実は…。です。




どうしても一緒に飛行機に乗るなら、

プライベートジェットしかないですね。








冒頭の通り、この問題に正解はありません。

今回書いたことはあくまでも私見で、

押し付けるものではありません。


愛犬家、愛猫家の方で

同乗賛成派の方はすみません。




愛馬家ですが、

馬も客室に乗せて良いですか?

うちの家族です。