全国的に、エアコンの室外機が盗まれる事件が
頻発している。
先日、マダムさんが全力ダッシュで我が家に来た。
「のぇるさん!ご存じですのん!
エアコンの室外機がないんですのん!」
「……この猛暑でそれは地獄でしかない……。
マダムさんのお宅、
門塀がかなりしっかりしていても、窃盗とか……。
恐ろしすぎるのですが……」
「ワタクシじゃないんですのん。
因縁さんのところ」
因縁さんとは。
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伝説の痛快、ぶった切りシリーズ
「いや……因縁さんとは関わりたくないですからね……。
ということは、この辺も狙われやすいってことか……。怖いんですけど。。。」
「因縁さん、キレてましてね。
さんざん、警察に怒鳴り散らして早く
戻させろ!って怒ったあとに
ワタクシに、“室外機がないと
エアコンが起動しないから
おまえの室外機を貸せ”と言いに来ましたのん」
「室外機を貸せって発言自体が
なかなかないというか……
万が一、同じエアコンを
マダムさんが使っていても、
配線ぶち切られて持っていかれた室外機には
付け替えられないと思われ……」
「そうなのですのん?
チョチョイとくっつけたら
なんとかなると思いましたわ」
「チョチョイとどころか全取り替えと思われ……
でも因縁さんのお宅、1個しかエアコンないわけじゃないんですよねぇ」
「あまりにごみ屋敷すぎて、
わかりませんけれども。
あの方、道路にまで自転車や原付も置いているでしょう。
とにかく、私有地も公道も関係ない!って方なのはご存知でしょ。
ホント、嫌ですわ。」
「あー……借りている駐車場に
因縁さんが勝手に“俺様の駐車場。入るな!”と、書いてあるのには驚きましたが。。。
犬の散歩で近寄るだけでも怒鳴られるみたいですよね。
俺様の駐車場というより、月極めですけど。
彼は突っ込みどころしかなくて
もう何が起きても
慣れている自分がすごいと思いますね。
確かに裏門も正面の門もぶっ壊れていてますよね。。。
マダムさん、車の件は解決したんですか?」