ずーっとどこかのタイミングで書きたかった。
昨日の
｢履歴書に載せていないことを企業は調べられるか｣
世間では、全て洗いざらい遡れるやら、バレたら退職だ！なんて脅すかのような記事が横行しているけれど。
私が考える結論としては、
書類選考・面接前
・就職希望者のSNSを企業がチェックしふるいにかけることはある
・履歴書だけでは学歴、職歴詐称は見抜けない。
内定し手続き後
・雇用保険や、年金、源泉で前職の就業期間等はわかるが、前々職までは遡れない
採用後は、簡単には解雇できない
明らかな学歴詐称、経歴詐称はその対象となるが、｢簡単には解雇できない｣
相当ブラックなところは、何をしても違法なことをするので一般的な企業の話が前提ではあるが。
近年は｢個人情報｣があるので、本人の許可なく採用側の企業が積極的に前職調査などはしない。
これ、なにが書きたかったかというと
転職回数を気にして、
｢自分は社会に不適合なのでは｣と今、ツラい環境にあって心身壊れかけているなら
退職することを我慢しなくていい。
退職してしまえば生活できない！と思う気持ちも理解出来て、自己都合退職の場合はすぐに失業保険から支給はされないわけで。
約２～３ヶ月間は貯蓄を崩さざるを得ない。
それでも、その２ヶ月のために本当に心身壊してしまうと回復するまでの道のり。こちらをどう天秤にかけるか。
最近の若者はわかりませんけど、
私の世代以降って、根性論的なものが強く。
転職回数が多ければ、
打たれ弱いだの、継続力がない、
ダメ人間。みたいな。
履歴書に転職事実を多く書きたくない。
だから、辞めることに思いっきり悩む。
だが、退職するにはそれなりに理由があり、
それを隠して、次でうまくいくか。と言うと同じところでつまづくことは多い。
・対人関係が苦手な人が、接客を続ければやはりツラい。
・朝、起きるのが苦手な人が早朝からはじまる仕事を選べば起きられない
・計算や事務が苦手な人が経理を任されたらミスが続く
向き不向きがある中で、就職してから自分が何が不向きかに気づくことはあったり、
逆に、気づかなかった才能が芽生えることもある。
自分の 苦手分野をバカ正直に伝えて企業がそれに配慮してくれるなら助かるが、
大抵がそうではない中で悩む。
イヤなやつほど職場に君臨するなかで、｢仕事が続かない｣自分をその人と比べてしまうことも。比べても合わない人とは、合わないのだ。
今は、スキルアップに転職。
リモートじゃないなら断ります。
あくせく働くより、必要な分だけ。
なんてあたりまえの時代なんですが。
私自身
｢あり得ないだろう｣というすさまじいパワハラに合い。
辞めることは負けること。くらいに思っていた時期があったんですね。
経営者に真っ向勝負しても、
やはり経営者と雇われの身の、もんのすごい小さい職場だと
経営者がシロと言えば赤でも青でもシロになる。
だが、こういう職場って
見抜けないかというとそんなことはなく
面接の段階から
【なんだ、この職場】と激しい違和感。
人が辞める率が高い企業は
辞める理由を改善しないから頻繁に求人が出る。
私、シングルマザーの時に
ある職場に面接に行ったんです。
そこの経営者に求人募集した理由を聞いたら
｢産休で、人が足りない。うちは働きやすさがウリでみんな長く勤める。｣という。
・人間関係やら激務やらはなく、育休、産休以外で辞めない
という。ではその理由以外、辞めないなら
育休明けに復帰したら、その間の補充に採用した人が余るじゃないか。とは思いました。
だったら求人に【育休の補充人員（契約社員）募集】と書けよ。と思うが、
あくまでも【長く続けてくれる正規】を募集している。
ここの経営者から
・あなた、シングルマザーだけど残業は出来るのか
・子どもが病気の時は親に預けられるのか
・突然の休みは出来ない
・なんで離婚したの
と言われて、【働きやすさがウリ】はどこいった。と。
有休も消化させない典型だ。とその場で辞退。
そのあと、その企業の求人を追っていたら定期的に出る。
【短時間勤務可！】【働きやすさ抜群！】みたいな。
そんなに産休ラッシュなんスか。
でね、
実際、どうなんだ。と、
実態を見てみたく
再婚して【既婚者】枠で同じ職場に応募してみた。
シングルマザーの時からだいぶ年数も経っているし、苗字も変わっているので相手方は
微塵も私を覚えていない。
【既婚者】で応募したら
あの失礼な
・あなた、シングルマザーだけど残業は出来るのか
・子どもが病気の時は親に預けられるのか
・突然の休みは出来ない
・なんで離婚したの
この質問は一切なく。
【産休、育休で人手が足りない】
ここは当時と変わらず、同じ理由を貫く。
スタッフ、みなさん独身の若い方しかいない。パートの人は子どもが幼い子はいない年齢。誰がそんなに年がら年中、産休ラッシュしてんの。
その際に言われたのが
・お子さんが幼稚園なら延長保育に預けられるか
・病気の時は旦那が見てくれるか
・休日出勤は可能だよね？旦那さんいるし。
と、シングルマザーの時と違う質問が来た。
あー、これ、産休、育休ではなくて
ブラック中のブラックで人が定着しないんだわ。と確信。
この経営者は、シングルマザーがキライなのはよーくわかった。
休むから。離婚するような人間だから。
という偏見で。
｢あなたなら経歴的に中堅待遇でいくから明日から出勤できる？｣と。
即、断った。
案の定、次の日も電話がかかってきて
｢気が向いたらいつでも連絡して｣と。
採用側も、すぐ辞める人を採用するのはリスクしかないので慎重を期すが、
｢なぜ、常に求人が出ているのか｣
ここを誤魔化す企業はブラックでしかない。
｢業務拡大中につき｣
も、正直、私の中では微妙。
拡大するなら人材確保も計画的に投入するわけで、拡大したから人が足りないわ！と、慌てて求人かける時点で
経営者の能力がわかる。
