すごくイヤだったが彼女の母親に電話。
何度か面識はあるが
裏表ハンパなく、泣き落としとブチ切れスイッチ、使えるものは使え精神があるのに、プライドは山のように高く、しかしながら根拠は「自分基準」。
母親自体に当然ながら生育歴に難あり。の中で連鎖を断ち切らない典型。
「娘さんが多量の睡眠薬を飲み、入院中です。今は救急外来での枠ですので、今後、 紹介状を書いてもらい、精神科へ入院手続きとなります。入院の保証人をお願いします」
決まりました。のていで一気に行く。
「は?娘が入院?なんで」
「自殺未遂とお考えください」
「イヤなことあってちょっと多めに薬飲んだだけなんじゃないの。私も若いときそうだったから」
「医師と精神保健福祉士立ち会いのもと、○時から今後の説明があります。必ずご同席ください」
「仕事があるからいけない」
「お母様は夜のお仕事とは存じ上げています。指定時刻に来られない場合は旦那さん、長女さんのご同席でもかまいません」
「のぇるちゃんが代わりに退院させといてよ。死にたいなんて言って実際、死なないから。私もよく、それやってきてるし、あなたみたいに苦労知らない人間にはわかんないと思うから。」
「では、亡くなった配偶者のお母様に今回の保証人を依頼しますね。
あなたが吐いた娘さんの配偶者への暴言も伝い漏れると思いますし、死亡保険金をくれと無心した金銭の件も含めて、義母に伝えます。
希死念慮あり、未遂で適切な処置の元、一命取り留めた。
確実にその意思(希死念慮)はあるが、その実際を聞いても、たいしたことないと軽く考える方が保証人になるのは適切ではありません。
金輪際、娘さんに近寄らないでください。
娘さんの様態が落ち着きましたら改めて接見禁止を申し出る可能性もご承知おき下さい。
希死念慮の根源は配偶者の死ではあるが、それと同時にあなたとの関係にも娘さんは幼少期から悩まれていたことは重ねてお伝えします。
以上、同意とみなし、周囲にお話したうえで実母が身元引受拒否したと伝えます。
当然ながら、娘さんにもあんたには死ぬ気はないから放っておけとのご意向はお伝えします」
「やり方、卑怯じゃない」
「あなたがやってきた事実をそのまま伝えるのが卑怯であるなら、あなたの言動に他人に知られたくない後ろめたさがあるのでしょう。
私はあなたのサンドバッグではないので言葉は選んでお使いください。
では、身元引受人にはならないとのこと。亡くなった配偶者の母親に頼みます。」
「私が行くから!!」
と、挑発にあっさりのる。
醜態を配偶者の親に見せない。というのは以前から聞いていた。
この母親に保証人を託していいのかを私が迷うべきではない。
当日、医師と精神保健福祉士が本人に説得。
もうどうでもいいです状態で本人の意志で転院出来ることに。(ここのあっさり感は実際、驚いた)
一方、母親。
娘が追い詰められている現実を目の当たりにしても「めんどくさいことしやがって」が第一声。
頭の中は
病院の保証人=借金の保証人と同じ。で一杯。
娘よりカネ。
仮に彼女が支払えないとなれば当然保証人に請求来るが、高額医療費の上限も高くはなく、見込みではあるが将来的に精神障害者手帳の申請も通る状況。
「お母さん、自分で払えるから大丈夫だよ」と娘が言っているのに
キャッシュカードと家の鍵を渡せ!
保険はいくらのに入っているんだ!遺族年金はいくらもらってる!!
と、場もわきまえずギャーギャー騒ぐ。
「引き受けないのであれば電話で話した段取りを手配します。
娘さんは金銭管理は出来る状態で有り、キャッシュカード云々の引き渡しは今、考えることではない。そこは精神保健福祉士や転院先の相談員と決定してください。
精神科への入院は本人が承諾していますので、保証人になるか否か。それだけ回答を。」
サインすればいいんでしょ!このバカ娘、おおごとにしやがって!!
通報したあんたも、他人ごとだと思って適当なことしてんじゃねぇ!
と、散々言われ放題言われたが
結果承諾。
何を言われようが目的果たせたならよしと割り切る。