先ほどの記事、コメント頂きありがとうございます。
70代になる自分の両親が
｢わー！と言われると言葉が返せなくなる｣
これを最近、よく口にする。
早口にまくし立てられると、混乱、ドキドキ してしまい自分が伝えたいことが伝えられない。と。
｢あわあわしてしまう｣そう表現していました。
なにも感じていないわけではなく、
思うところはあるが、伝えることを諦めて帰ってきた。そんな話を聞く。
これが老いなのだと。
血気盛んな老人は一定数います。
病院やら店で順番が待てないと暴れたり。
いつまでも現役気分で説教してきたり。
それだけ元気がある人はそれでいい。
背景を探ればさみしさや満たされなさからそのような行動に出る場合もある。
軽度の認知症から神経症を併発している場合も。
もちろん、根からそういう気質で年を重ねるごとに悪くなる人もいる。
ですが、今回、片足が不自由。
１メートル歩くにもおぼつかない。
手の震えも高齢者特有のもの。
でもね。耳はしっかり聞こえていました。
店の外で待つ老婆に
｢大丈夫かい｣と数メートル先から声をかけられ、｢うん｣とうなずいた。
その後も老婆は普通に話しかけていて反応は都度、ありました。
しかし、言葉は出ない様子。
店で買った小さなビニール袋を妻に渡して支えられながら帰って行った。
柳原は、耳が聞こえていないかのように
バカでかい声で一気にまくし立てた。
まるでこの人には感情がないとでも思っているかのように。
黙っていて言い返されない。だからなにも感じていない。なにを言っても、やってもいい。
私はそこに腹を立てたのだと思う。
帰宅し、本社の連絡先を探していたら
夫がなにがあった。と聞いてきて、流れを話した。
第一声が
｢その人、店側にとっては来てもらったら迷惑な人なんじゃないの｣
私、このひと言を聞いて、夫を激しく軽蔑した。
毎回、会計でそんなに手間（時間）がかかる、意思疎通が出来ないなら
店としては来て欲しくない客リストに入っているのでは。と。
現場を見ていない夫になにがわかるのか。
お前の母親のように血気盛んにいつまでも若い現役のつもりで、
家庭訪問だ！視察だ！と押しかけてきて
家庭を持つ40を過ぎたバカ息子を溺愛し、散々嫁をいびり倒し、
半日連絡が取れないと発狂して、大事な長男が嫁になにかされた！と怒鳴り込んでくるヤツと一緒にするんじゃねぇ！
私の中で義母こそがお前の言う来て欲しくないリストだ！と。
私は義母にもう３年半会っていない。
コロナに突入し情報が錯綜。治療法もわからない謎のウィルス。
緊急事態宣言が出されても尚、 遊ぼう！旅行に行こう！今なら空いている！と正気の沙汰ではない発言をし、
断ると、キレる。家で会うならいいのか！
会えないなら毎日Zoomに出ろ！
自分たちや子どもが感染することなど毛頭ない。
なんの準備もせず、遊ぶカネはあってもマスクはたかる根性。
私にいい加減にしろ！家庭を持った息子をいつまでも自分の支配下に置けると思うな！と言い返されると更に逆上。
嫁を軽視し、常に馬鹿扱い。
半日連絡が取れないと殺されたくらいの勢いで連絡してくる。
それが最後の引き金を引いて私に思いっきりブチ切れられ、それでもシカトしてきた愚かな義母。
もう、義母も今年、70になる。
子供たちはまったく懐いていないので存在すら忘れられている。
長女がよく言っていた。
｢パパのばあちゃんは、パパに会いに来ているんでしょ。私たちには興味ないじゃん｣
12才の子どもに見抜かれている愚かさ。
そこにも今回の件がリンクした私。
今日の夫の発言がなければ、
義母が老齢になり自身のことが出来なくなったときは、施設に放り込み、葬儀も常識の範囲内で手伝うつもりはあった。つもりと言うより覚悟。
だが、今はもうその慈悲すらわかない。
ただ、私のプライドとして
故人に不義理はしない。自ら動けなくなった人間には手を差し伸べる。
ここのギリギリのところで保ってきたものがプツリときれた。
責めるべき相手は夫なのに、義母の顔が浮かんでくる。
冷静にならねば。
頭を冷やさないと壊れる。
