タダより高いものはなし。家計診断の謎 | 非常識義母と絶縁した。子育て世代取扱説明書

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過干渉・非常識・お姫様勘違い義母と、マザコン夫に追い詰めらた妻のブログ。絶縁したのは私だけ。
育児、ママ友、親戚付き合い等、子育て世代が避けては通れぬ問題にも言及。
伏線だらけの内容。回収するもしないもあなた次第。


FP(ファイナンシャルプランナー)に無料家計診断を勧められてやってみた話。


もちろんこちらも同資格保持者。

保険、不動産、会計関係の資格があるのも伏せて挑みました。


私ね、最近やたらFPを名乗る人が

無料家計診断、無料家計診断言ってる記事を書くのが納得いかんのです。


「年収1000万でも子どもは育てられますか?」


「現在50才、貯金2000万。仕事を辞めたい」


「老後資金が心配です。年金がいくらでして」


「独身。仕事を減らして趣味を謳歌したい」


のような、他力本願な記事があるじゃないですか。



そんなの自分で考えろよ。なるようにしかなんないから。と言うのが私の持論。


赤の他人に家計を丸裸にして

しかも「無料」ですよ。


特に一番腹立たしいのが、年収いくらだから子育ては出来るか。この質問。


年収100万でも1億でも子育ては出来る。しか回答はないわけです。 


人生、設計図のようにうまく行かないのが普通です。年収の有無と子どもが生まれるタイミングはイコールではない。

必ず、中学までは公立で、高校・大学は私立の設定とか、生まれてもいない段階で決めるわけで15年後の日本の主流がどうなっているかなんかわからん。

離婚率も上がっていて、不妊治療もあれば、いつ病気になるか、企業が破綻するかもわからん。


ここ数年で高校無償化やら大学無償化(不透明すぎるが)で変わっているし

私立に求めるものも違ってきている。


年金だってどうなるかわからん。


不確定要素しかないものを診断できるのか。

この半年分の平均データで一時的な見直しは出来る。ここはそうだね。とは思う。


私、パグのように純粋にキラキラした目で

我が家の家計診断結果を持ってきたFPに聞いたんです。


「無料でこんな細かく分析して頂いてあなたになんのメリットがあるんですか」と。


模範解答が来まして

「ワタクシはお客様の幸せのお手伝いが出来ればそれでいいんです」と。



幸せのお手伝いでメシが食えるか。って思う。


FP単体で仕事をしている人って

個人的感覚ですが稀で、不動産やら保険、金融機関と繋がっていて

無料を謳いながら結局は保険の見直しやら投資やら勧めてそこで売り上げを出す流れ。


そこをひた隠しにして

無料だー診断だー。


貯め時は小学生まで!

大学で一時的に大幅出費が来ますから補填を。老後資金はなんちゃらかんちゃらと

色々言ってくるのだが、


「責任」は取ってくれない。


診断して終わり。になればただ働きになるわけで(エサまいてまた戻ってくるのを待ってる)月に一万円から投資しましょう!とかなるわけです。


投資の知識が無ければ投資セミナーのご案内が来る。

(投資を非難している意味ではないです。私もしてますし)


家を建てるときもこのタイミングで繰り上げ返済しましょう!だからMAX住宅ローン組んで大丈夫!と言われる。


ふーん。

私の場合、家を建てた時より子供が増えてますし、 物価高騰で食費も爆上がり。公立予定の娘が私立中受験。何一つ当初のプランニングと違うわけ。


現在もそうです。FPが持ってきたプラン通りに生活できる自信は皆無。



未来予言のインチキ占いではなく

学問的な専門家でもない限り、直近1年でも見通しの立たない現代に何十年先を見越した

家計診断って意味があるんだろうか。


宵越しの金は持たねぇ!って人にはもちろん必要ないですし


コツコツ毎月やっていき、

ある程度の予測を立てつつ臨機応変にやっていくしかないわけです。


何を削らなきゃならないかが自己判断出来ない以上は家計診断受けても維持は出来ない。


娯楽費が多すぎる!と指摘されて

変えることは出来るでしょうが、それが生き甲斐で今、仕事が出来ているのだとしたら、削ってストレスになり逆効果になるパターンもある。



ただ、一番やめて欲しいのが

1000万の年収で子供が育てられるかどうかとグダグダ書いて、なんなら万単位まで具体的に出してきて不安を煽るのやめて欲しい。

一時的な家計簿の帳簿上の動きが

永久的にいまの生活基盤にはならん。


だいたいが、なんらかの見直しやら新たに何かを始めるときは自発的に人は動くので。



幸せのお手伝いが出来ればいいとか言わないで、自分の目的をハッキリ伝えて欲しい。

責任は負わないけど保険料見直しで無駄を省く代わりに自分にはキックバックきますからと。


家計診断はやってみて、何らかの気づきは得るとは思う。

だが、無料には必ず何かが付帯されます。