60代の男性から来たコメント
これ、私の中では申し訳ないが
イラッとくる。
60過ぎて退職したあと、いざ夫婦2人の生活となり私のブログを読んで「反省ばかりです」
と綴る。
なにを妻に対して反省ばかりしているのか存じ上げぬが
反省の先に妻に対して長年してきたことになにかしらのアクションをするつもりなのか。
結婚生活、何十年の月日の中で
妻側としては
葛藤を経て離婚せずに今があるのだとしたら
諦めの境地を悟り
妻自身が試行錯誤し
自分なりにおさまるところにおさめてきていて
軽々しくこのような事を言われても
受け入れられようか。
蒸し返していまさら、あの時はどうだったか、こうすればもっとよかったなと思いを馳せるにはタイミングが遅すぎる。
「あのとき=問題に直面している渦中」に真摯に向き合わない案件は
いまさら思いあぐねたとてどうにもならん。
後悔先に立たず。
思いつきで蒸し返されても相手の方も迷惑千万。
過去の恨みつらみを昇華させたのか、させていないのかは妻、本人にしかわからないが
前者でも後者でも
「なにをいまさら」としか思えない。
対立関係のまま生涯夫婦でいることは寂しすぎるとは思う。
だから、自分なりに落とし所をみつけ
おさまるところにおさめる。
20代、 30代、40代と年を重ねて
不可抗力で周りの環境もどんどん変わっていく中で
自分自身の価値観、ささくれだった気持ちにふりまわされながらも向き合い
10代、20代のような若さも、身の程を知ることもなく、怖いもの知らずに突き進む気力は次第に失せ
事なかれ主義には至らずとも
都度、軌道修正をして生きてきている。
それが60代ともなれば不平不満はあれど今さら築き上げたモノを壊す気力を持ち合わせていない場合
なるようになれと気の合う友人に愚痴る程度にとどめ割り切るほかに何かあるのか。
過去のことを蒸し返されるより
「あの時、訴えてきた気持ちを理解できなくてごめん」の一言でいい。
言っても言っても伝わらない辛さがわだかまりになる。これは双方同じだと思う。
過去に反省の点があると自覚したなら
これから先の未来にどう活かすかだけ。