祖母は、自宅から離れた格安のケアハウスに入所させられていた。
ケアハウスなので、基本的には行動制限はなく、買い物や、散歩に行くなど介護者に伝えれば外出も可能。
祖母はじっと部屋に閉じこもっていられない性分なので、日に何度か外出していたらしい。
ある日、施設の門限が来ても祖母が戻ってこないという事件が起きた。
職員の方が数人で探して見つけてくださったのだが、土地勘がなく帰り道がわからなくなったらしい。
それ以後、職員が付き添い限定での外出許可になったそうで、
我がばあちゃん。そんな制約は受けられぬ!と、申請せずにまた散歩やら買い物に行く。(徘徊ではない)
困り果てた職員から何度も実家に苦情の電話が来ていた。
コロナ突入前で、様子を見にケアハウスに 行ったのだが
本人は、ヒマでヒマでしょうがない!折り紙やら手遊びなんてやってられん!とご立腹。
帰りに祖母のカバンにGPSを取り付けて、位置情報がわかるようにしておき、帰ってこないと連絡が来る度にスマホに位置情報が表示されるので平謝りで居場所を伝えていた。
それからしばらくしてコロナ禍に突入。面会も出来ない状態が続いた。
5類に移行し、面会が可能になるタイミングで入退院を繰り返すようになり、
半身不随、嚥下不可の状態でケアハウスを退所せざるを得なくなった。
その際、例の荷物全てはケアハウスに依頼して処分するか、自力で処分するかのどちらかが選べたのだが、
一円でも惜しい毒伯母が、ケアハウスに依頼するとは思えず、
案の定、どこからか軽トラックを借りてきて処分した。
私はあらかじめケアハウスを訪問し、あとから法外な処分費用を伯母から請求されないように荷物の量を計測。
放置されていたGPSのバッテリーを交換し、
冷蔵庫の電源を抜き、GPSを取り付けてきた。
介護責任者に、伯母が荷物を取りに来た際、
車のナンバーと色、同行者の名前を控えておいてほしいと伝えておいた。
私の手元には、荷物の搬送時に誰がいたかの面会記録のコピー(面会者直筆。住所と滞在時間付き)と、GPSの移動履歴がある。
これらを準備した意図が
次女の旦那の勤務先。
バカ丸出しの総責任者は理解出来るか。