登場人物
実母・・・実の母
父・・・昭和6年生まれ 実の父、九州男児、戦前・戦時中・戦後を生きぬいてる人
お母さん・・・大正8年生まれ 育てのお母さん、京都から熊本に嫁いできた
姉・・・17歳年上、育てのお母さんの実子
おばあちゃん・・・父の母、明治生まれ、おばあちゃんも京都の人
はまだかよこの人生の物語 幼稚園～小学校低学年③ひきとられた家のこと
前回からの続き。
今日は私とおばあちゃん
（父の母）のことを書いてみる。
このおばあちゃん。
名前が私と同じ「かよこ」さん。
漢字は違うけどね。
戸籍の名前はそのままで
途中から普段の生活での呼び名だけ
「かよこ」さんになってた。
当時、京都から嫁いでくるって
相当めずらしかったんじゃないかな。
私に対するおばあちゃん。
嫌な記憶はないけど
プライドはものすごく高かったと思う。
父に尋ねたことはないけど
自分のお母さんと同じ名前に
なぜ私の名前をしたんだろう？
お父さん。
こんな格好してた記憶はない。
表千家のお茶をしてたからかな？
私はあなたに子どもながらに遠慮して
聞けなかったことがいっぱいだよ。
こんなことを聞いたら悲しませる？
お父さんを困らせる？
ってね。
クソムカつくけど
お父さんのこと、大好きだった。
そんなあなたのお母さん。
私にとってのおばあちゃんとの写真はない。
と思ったら、出てきた。
8月17日追記。
一緒に海行ったことあるんだ！
覚えてない。
劣化したネガをデータ化してるから
見にくいと思うけど
私、パンツいっちょで満面の笑みだし(笑)
家が割烹をしていて忙しいときとか
よくおばあちゃんの部屋に遊びに行ってた。
おばちゃんは普段から着物きて
歳をとっても
定期的にかみいさんに行って
お化粧もして
きちんとした人。
かみいさんって聞こえてたのは
髪結いさんのことだろうな。
美容室のことを言ってた。
おはじき
神相撲
トランプ
そんなことをして遊んでくれてた。
おばあちゃんの部屋のテレビは
相撲
水戸黄門とか時代劇
そんなのがよくながれてた。
冒頭に書いたように
わたしはあんまり嫌な思いをした
記憶がないんだけど
お母さんには厳しかった。
細々したことを言ってた。
ご飯とか、すごく気を使って
お母さんが作ってたような・・・。
あと父がお酒を飲んだ夜
突然怒り出して
おばあちゃんの部屋に押しかけて
ボロクソに罵倒する時が多々あった。
兄貴ばっかりって。
ここでも書いたけど
父は次男だけど跡を継いだこと
戦時中、戦後でいきたくても進学をあきらめたこと
でも、兄貴は進学したこと
兄貴ばっかり可愛がって差別されていると
何かにつけ、おばあちゃん（自分のお母さん）に
当たり散らしてた。
お母さんが喧嘩を止めに入ると
お母さんもとばっちりを受ける。
手も足も出ることもあって
私はどうすることも出来ず
ただただ怖かった。
この写真の記憶もない。
と思ってたら蘇ってきた。
家の近所が当時「ぼした祭り」と呼ばれていた
例大祭の通り道で
それを見に行ったんじゃないかな？
小さい私は
何を思い、何を感じていたのかな。
続く
はまだかよこの人生の物語 幼稚園～小学校低学年③ひきとられた家のこと
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