1965年から70年代まで続いたTV番組「それ行けスマート」。
007映画に刺激されて登場したスパイ・コメディだ。
主演はドン・アダムス。
NETテレビ(現テレ朝)で夜遅くに観ていた。
彼のおかしさは、何と言ってもマジボケである。
ボケを真剣に笑うことなくやる。
この芸風はいろんなコメディアンに模倣される。
ピンクパンサーのクルーゾー警部のキャラが近いかもしれない。
日本の芸人で彼の役をやるなら、関根勤以外いない。
顔もどことなく似ている、と思う。
劇中で靴の電話機がでてくるが、靴型のケータイ電話なんてものが
もしできたらおもしろいかもしれない。
だって、靴から電話のベルが鳴る、靴を脱いで話をする、臭い足の臭いを
嗅ぎながら会話する・・・。なんてことになる。持ち歩かなくていいのはうれしい。
玄関に脱ぎっぱなしはできないけれど・・・。
ところで、ドン・アダムスは05年に82歳で亡くなっている。
第二次世界大戦に海兵隊員として従軍し、ガダルカナルでマラリアに感染しながらも
生きながらえた経験を持つ。
結婚は3回。女性遍歴も華々しく、若い頃はかなりモテたらしい。
「それ行けスマート」がオンエアされた頃はすでに40代の半ばだった。
こういう遅咲きのコメディアンを起用したドラマや映画が
ふたたび復活するとうれしい。08年公開のリメイク映画「Get Smart」は、
個人的にはかなり物足りなかったというのが、正直な感想だ。



