6代目のマスタング。「リビングレジェンド戦略」とやらで、
「全盛期のマスタングを今に」ということでデビューしている。
まぁ、頑張っていることは認める。
こういういわゆるアーカイヴの復刻系商品というのは、
往々にして(というか、すべて)現代に生きている作り手が
自身の足跡をつけるために「アレンジ」してしまうものだ。
昔のモノをそのまま作り直すことは、無能の証とでも思っているのだろうか。
「現代の感覚にアレンジ」とか、「往時の雰囲気を今の技術で」とか。
これほど迷惑千万なことはない。今に生きるデザイナーなり、作り手の力量なんて
どーでもいい。お客は、あの往時のままのスタイルや製品のクオリティを求めているのであって、
貴方のような若輩者の感性や自己実現など邪魔なだけなのである。
そうそう。スニーカーでも、ジーンズでも、サングラスでも、復刻という名の下に
本質を復刻せず、ちょとしたディテールだけを似せている商品の多いこと、多いこと。
そういうものに限って、プレミアム・プライスを平気で付けている。
その商品の全盛時におけるスタイルやクオリティを復刻するということは
そう簡単なことではない。場合によっては、不可能に近い。
でも、強い意志と妥協しない精神で何とかカタチにしている商品も数少ないが、ある。
もう一度、言おう。本当に価値ある往時の商品には、現在の作り手のセンスや
アイディアなどまるで無力なのである。※法規的な制約を除く
ところで、6代目のマスタング。日本仕様はどうしてリヤに羽を付けるのだろう。
カッコ悪いじゃん。米仕様は小さなテールフィン(写真)のみだから許せる。