動物病院の受診を終えて、自宅のゲージの中に白っぽい子猫を入れて、少し目を離したら、なんとゲージから子猫がいなくなっていました。

 

▶過去の投稿はこちら

保護猫活動をはじめたきっかけ〈2〉「動物病院を受診する」

 

玄関も窓も閉めてある、絶対家の中にいることは間違いないから大丈夫と言い聞かせて、あちこち探しました。でも、どこを探してもいません。

 

そのときに「猫バンバン」という言葉を思い出しました。

冬の寒い日、車のエンジンルームに猫が入って暖を取っているかもしれないから、ボンネットをたたいてからエンジンをかけましょう

 

「猫はとんでもない隙間に入り込むことがある」

 

それを思い出してからは、あらゆる隙間を探しました。すると、か弱い鳴き声が。

 

そこは洗濯機と防水パンの隙間でした。

 

もうこうなると洗濯機を傾けて、何とか子猫を引きずり出すしかありません。

 

再び噛まれながらも、何と子猫を救出して、またゲージに入れようとしました。

 

「あれ、おかしいな。ゲージの扉は閉まってる。」

 

てっきり扉が完全に閉まっていないから逃げ出してしまったんだと思いきや、ゲージはしっかりと閉まっていました。

 

深まる謎は置いておいて、子猫をゲージに入れました。

 

そして、この後これを何度も繰り返したんです。

 

何が起こっているのか確かめないと、お互いに安心して眠れないなと思い、ゲージに入れたあとも少し離れた物陰からこっそり観察してみることにしました。

 

そしたら、謎はすぐに解決しました。

ゲージの隙間からすり抜けていたんです。

 

わんちゃん用のゲージだったので、ワイヤーの間隔がちょっと広いんです。

 

慌ててワイヤーラティスでゲージからの脱走対策を施しました。

 

ねこと暮らしたことがないので、そんなこと全く考えませんでした。

 

その日の晩はわんちゃんとは隔離した部屋で過ごしてもらいました。

 

お腹を天井にむけて、あどけない顔で眠る姿に心を奪われて、何枚も何枚の写真を撮ったことを覚えています。

 

そのお腹が冷えてしまわないようにそっとひざかけをかけてあげると、両手をぐーんと伸ばして顔をこすって、また眠り始めました。

 

そのときの可愛さは、言葉には表せないほどです。

 

翌日、家族みんなで話し合って、とりあえずこの子猫にも名前をつけることにしました。

 

さて、どんな名前にしようかな。

 

▶つづく

冬の風物詩「巨大猫団子」です。なんと合計15kg以上なんです!

キャットタワーのカップに強引に成猫3匹が入っています。

 

この溢れんばかり(いや正確には溢れてます笑)の巨大猫団子を

作り出している子たちをご紹介させてください。

 

 

左▶さくくん オス 推定7歳 「リビングのボス」

最近はとにかくしつこくて、夜ごはんの前になでなでのアピールがすごいんです。

もうほかの子たちを蹴落としてでも自分が頭をなでてもらいたいんです笑

 

リビングには10匹以上の保護ねこがいます。

新しく保護したり、正式譲渡になったりしてメンバーの入れ替わりも多いのですが、どんなメンバー構成になったとしても、この子が群れの頂点です。

 
「ドッツの代名詞」とも言われています。
 
真ん中▶トリトマちゃん メス 推定3歳 「クネクネちゃん」
アメリカンショートヘアのような風貌です。
甘えたくなると傍にやってきて、おもむろに倒れこみます笑
そして、クネクネしながら近寄ってきて、なでてもらうのを待ちます。
 
子猫5匹を連れているところを保護しました。
子どもたちは、それぞれのおうちで幸せに暮らしています。
 
右▶せなちゃん メス 3歳 「孤高のこだわり屋さん」 
よく譲渡会などでも「保護ねこちゃんを迎えたら、ちゅーるをあげるのが夢なんです!」と言われることがあります。
ここで悲しいお知らせなのですが、ねこの中にはちゅーる嫌いが一部いるんです。
ご紹介します、せなちゃんです笑
 
保護したばかりのときは食べてくれていたのですが、何があったのは突如としてドライフードしか食べなくなりました。ウエットも無理なんです。
 
そんなこだわりのあるせなちゃんですが、特定の人物が好きで、いつもその人の傍にいるんです。
その人以外にも人間はいるんですが、空気のような扱いを受けています。

 

 

こちらを見ていただくと、いかにさくが容積を独り占めしているか分かります。

 

さく6.5kg + トリトマ4kg + せな4.5kg 

軽く見積もってこれくらいなので、ちょっとキャットタワーが心配です。

 

みんなそれぞれ違う場所から保護しているので、顔見知りではないのですが、3年近く一緒に暮らして、苦楽をともにした副産物なのか、とっても仲良しになりました。

 

▶ オスは去勢すると性別関係なく友好関係を築き、

  メスは避妊すると自分の時間を好み、一緒にいるとしたらオス

 

そんなことを獣医師から聞いたことがあります。

 

だとしたら、これは大成功ですよね笑

 

ちなみに、巨大猫団子がみられるのは寒い季節限定なんです。

 

せなちゃんは基本的にはひとりの時間を好むのですが、寒いときは寄り添い合うように過ごすようになります。

 

合理的というか、打算的というか、あざといというか。

 

そんなドッツさんの冬の風物詩でした。

 

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DOTS MEOW MORIYAMAは、Amazon保護犬・保護猫支援プログラムのパートナーシェルターです。

 

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名古屋市で 猫の譲渡会 します!

日時 : 2022年11月13日(日)  13:30〜15:30まで

場所 : 動物医療センター もりやま犬と猫の病院

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参加するねこちゃんはインスタグラムで随時ご紹介しています。フォローしてね!

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▶︎ 譲渡会デビューの2ヶ月齢の可愛い子猫から、性格がはっきり分かっていてライフスタイルに合わせやすい成猫まで、個性豊かなメンバーで参加いたします!

 

・先着順 ではありません

・当日の譲渡はいたしかねます

・譲渡には 条件と費用 があります

・20歳未満の方は保護者同伴でご来場ください

 

▶︎ 参加するすべての猫は下記の医療ケアを受けています!

 

・ブロードライン(オールインワン駆虫薬)済

・3種混合ワクチン接種 済 

・猫エイズ猫白血病検査 済

・マイクロチップ装着 済

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場所 : 名古屋市守山区小幡中1-30-15 駅前オバタビル3階

(名鉄瀬戸線「小幡駅」徒歩1分!)

 

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・2ヶ月齢を超えて体調の安定している子猫たちは、順次スタジオの譲渡会から参加します。

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断崖絶壁で子猫を見つけて、ちいさな虫取り網をつかって噛まれながらも何とか保護にしました。

過去の投稿はこちら▶保護猫活動をはじめたきっかけ〈1〉「断崖絶壁に衰弱した子猫をみつける」

さて、ここからどうしたらいいのか。

 

「この子は迷子になったに違いない。」

 

こんなに小さな子が、一人でどうやってこんな崖っぷちに辿りついたんだろうという気持ちもそこそこに、どうしたらいいか分からずに、とりあえずスマホで検索しまくりました。で、当然のように「野良猫を保護したら、まずは動物病院を受診してください。」と、どこにでも書いてあり、わんちゃんたちがお世話になっている動物病院を受診しました。

 

次の課題は、「何に入れて動物病院へ連れていくか。」でした。

 

わんちゃんたちは、布製のキャリーバッグを使用していたので、さすがにそこに入ってもらうのは問題があったため、家中を探してあるものを押し入れから引きずり出してきました。それは、

 

大きめ虫かごです。

 

今のように段ボールという考えが全く思いつきませんでした。いや、思いついたのかもしれませんが、逃げられると思ったのかもしれません。安全に脱走のおそれがなく、動物病院まで連れていけて、ロックができるものとして、虫かごを使うことにしました。

 

その虫かごの底面にひざかけを入れて、その小さな白っぽい子猫に入ってもらう。

 

さっきものすごい力で噛んできた子がそんなことさせてくれるかなという不安をよそに、その子猫は囚われの身になったのを自覚したのか、安心感からか全く抵抗しませんでした。ただただ、右手に大きな咬傷が残っただけでした。

 

動物病院についても、ソワソワが止まりません。

 

受付で「子猫を保護したのですが、何をしたらいいか分らないんです。」と伝えると、「野良の子猫ちゃんを保護されたんですね、分かりました。順番にお呼びしますね。」と言われました。

 

わんちゃんと一緒に来るときには全く感じない緊張感と所在なさげの不安感で、なんだかあっと言う間に呼ばれた気がします。そして、担当の獣医師の開口一番の発言に衝撃が走りました。

 

「虫かご持ってたから何かと思ったよ。今度はねこちゃんを飼うの?」

 

今の今まで目先のことで頭も心もいっぱいで、そんな先のこと考えたこともなかったんです。

 

「いや、まだ分からないです。」と答えると、「周りにねこちゃん飼ってる人いる?この状態だと考えにくいけど、どこかのおうちの子かもしれないから、ご近所に確認してみるといいよ。」と言われ、頭の中は大渋滞でした。

 

そうか、迷子だったら探している人がいるかもしれないんだ、なんでそんなことくらい思いつかなかったんだろう、とすごく恥ずかし気持ちになりました。

 

「どちらにしても、このままだと死んじゃうから、基本的なことだけはしておきましょう。」と言われて、次から次へと説明を受けた上で、投薬やら点滴やら注射が始まりました。用紙をもらって説明を受けてはいたのですが、はじめて聞く言葉ばかり、はじめて見るカタカナ用語ばかりで、もう正直、獣医師が何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。

 

それでも唯一その場で分かったのは、

「この子体中、ノミだらけだよ。こんなに小さいけど、何十匹もいると思う。」

「かなり痩せてるけど、3ヶ月くらいのオスです。」

 

この二つだけは分かりました。

 

あれこれ嵐のように診察は終わり、ほぼ記憶にないまま、お会計が始まりました。

 

診療明細書には  ○○(名字)+子猫ちゃん  と書かれてありました。

 

そうだった、名前がなかった。でも、一緒に暮らすかはまだ考えてないし、でも、ここは動物病院だから何か名前が必要なんだ。仮にでも呼ぶ名前があったほうがいいのかな。「子猫ちゃん」ってのも何だしな。

 

そんなことを考えながら、会計を済ませて、動物病院を後にして、自宅へと帰りました。

 

子猫も疲れただろうけど、こちらも疲れてしまったので、少し休憩してから子猫の居場所づくりと今後について考えることにしたので、とりあえずわんちゃんのゲージを借りて、子猫にはそこにいてもらうことにしました。

 

しかし、目を離した数分後に、子猫はゲージから姿を消しました。

 

▶つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

断崖絶壁で衰弱しきった子猫を見つけたのが、始まりでした。

 

私たちの自宅は高低差のある地区で、お隣さんと言っても何mの上だったり下だったりするような地区にあります。自宅の1階とお隣さんの屋根が同じ高さにあるようなそんなところです。

 

この子猫がいたのは、一歩間違えれば転落の可能性がある場所で、幅30cmほどの崖の隅っこでした。

見晴らしの良く、日当たり良好な場所なのですが、自宅からは裏手にあたりほとんど行くことがありません。雑草も生えっぱなしだし、物置代わりになっていたり、使っていない園芸用品などが置いてあるようなところです。

 

その日はお客さんが来る予定だったのですが、少し時間があったので、何となく自宅の敷地内をうろうろしていたのですが、そこで発見したんです、私たちの「はじまりの子」である、白っぽい子猫を。

 

ここは猫以外にもたくさんの動物が暮らしています。カラス、アライグマ、タヌキ、キツネ、イタチ、ハクビシン、フクロウなどに出会ったことがあります。遠くまで見渡せる場所なので、私たちが気づかなくても、そのほかの生きものに見つけられていたかもしれません。

 

さて、この子をどうするか。

 

実はそんなことを考えた瞬間はなくて、「どうやって保護するか」で、頭はいっぱいでした。

 

人間が近寄ると逃げて崖から落ちてしまうかもしれないので、虫取り網で保護することにしました。

 

今でもあの緊張感は思い出せますね、ここで失敗しちゃいけない、そのドキドキでした。

 

息をひそめて、そっと勢いよく網を降ろすと、何とか入りました。が、

思っていた以上に子猫は暴れました。子猫だからと甘く見ていたこともありましたし、人に馴れていない猫と関わるものはじめてだったので、そこからは何の作戦もなく、ひたすらにただ一生懸命でした。

 

網から逃げ出しそうになる子猫を網の奥に入れて、手で子猫を掴みました。

 

今なら分かるのですが、そういうときは首あたりを持つとよかったのですが、そのときは片手で虫取り網を、もう片方で子猫の胴あたりを掴みました。

 

すると、ものすごい力で噛みつかれました。はじめて猫に噛まれて、とんでもない痛みで大絶叫しました。

 

その手を放すわけにはいかず、そのまま安全な場所まで移動して、虫取り網の上からゴミ出し用の大きな網の中へ入れ、その上から穴の開いた大きな四角いカゴを被せました。

 

「子猫を保護する」

 

字義通りのことができて、興奮と安堵が入り混じった気持ちでいっぱいになりながらも、さて次は何をしたらいいのか分からずに、スマホで鬼のように検索をして、なんどか「動物病院を受診」にたどりつきました。

 

▶続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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