断捨離 | 平岡秀幸 ・ ブログで読む演技論

平岡秀幸 ・ ブログで読む演技論

京都を中心に演劇活動をしています。
演劇、特に演技について、
また世の中のことなど気になること、
考えたこと、思ったこと、見たこと、やったこと…。
色々発信していきます。

 タイトルは「断捨離」と書いたが、私は全く断捨離のできない人間です。

 なかなかものが捨てられない。いつまでも残しておく。

 そんなものが溜まりに溜まって、得体のしれない重圧になってのしかかってくる。

 そこでようやく、何かを少しだけ捨てる。

 それでも溜まる一方なので、ワーッと捨てるときがある。

 これはかなりしんどい仕事だ。

 

 捨てられないというのは、こだわりもあるが、整理整頓がヘタだということだ。

 頭の中がそうなっているということだろう。

 部屋を片付けて整理すると、かえって頭が混乱したり、何も思い浮かばなくなったりする。

 

 しかし、あまりにも散らかりすぎて収拾がつかなくなってきた。

 ちょうど時間があるので、部屋の片づけと模様替えをしている。

 模様替えは気分が変わるし刺激になる。

 

 もう一週間近く片づけにかかっているが、なかなか進まない。

 要らないものが出てくるわ出てくるわ・・・。

 大学で教えていたころの、学生の成績表やレポート。

 そのまま捨てられないのでシュレッダーにかける。

 レポートもついつい目を通してしまう。

 そんなことをしていたら、進まないのは当然だ。

 

 しかし、これも刺激になる。

 以前どんなことを教えていたのかを思い出す。

 私が学生に何を求めていたのか。

 また、学生が私の授業に何を期待していたのか。

 

 古いノートもたくさんあるが、私の中途半端な性格が見事に表れている。

 どれもまとまりを欠いている。

 

 とにかく時間はたっぷりあるから、マイペースでやっていこう。

 そんなことをしているうちに、新しい作品の構想でも浮かべばいいのだが。