緊急事態宣言から2週間になるが、コロナウイルス感染の勢いは止まらない。
宣言以前から自粛の動きがあったので、演劇や音楽などのイベント関係者は大打撃を被っている。
新聞やTVでもこの話題は取り上げられている。
「文化・芸術の危機」という論点で報道されるが、大手のイベント会社や人気グループがほとんどだ。
しかし文化や芸術の底辺には、無数のマイナーな人間がうごめいている。
本当にコロナウイルスによって文化や芸術が危機にさらされているのだろうか?
確かにメジャーな興業が危機に見舞われるのは良くわかる。
経済的に大打撃だろう。
私たちがお世話になるような中小、零細イベント会社も打撃があるだろう。
しかしそれは、コロナに負けたというよりも、経済に負けたということではないのだろうか。
ハナから経済活動とは無縁のマイナーで活動する人間にはどうでもいい話だ。
役者は今のうちに訓練し、勉強し、自分を鍛えればいい。
作家は、作品を書きためればいい。
それぞれが自分のための時間を過ごし、コロナ禍が治まったときに爆発すればいい。
コロナなんぞで、文化・芸術が滅びるはずがない。
むしろメジャーな連中が文化・芸術に害を及ぼすこともあるだろう。
マイナーの時代が来るぞ!