想像力は武器である | 平岡秀幸 ・ ブログで読む演技論

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京都を中心に演劇活動をしています。
演劇、特に演技について、
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色々発信していきます。

 役者にとって想像力は欠かせない。

 役作りに、或は実際に舞台に立つとき、欠かせない武器である。

 

 コロナ禍との戦いにも、想像力は有効な武器になる。

 何しろ相手は目に見えない敵だ。

 電車の吊り皮や手すり、今触ったドアノブにも付いているかもしれない。

 しかも症状が現れるまでに約2週間かかる。

 今大丈夫でも2週間後にどうなるかわからない。

 2週間先のことを想像して行動しなければならない。

 

 自分が保菌者であると想像すれば、人に染さないように行動する。

 

 役者にとって距離感も大切だ。

 相手が社長でこちらが平社員と想像すれば、距離感が決まってくる。

 空気中にウイルスが漂っていると想像すれば、相手との距離も決まってくる。

 ソーシャル・ディスタンスというそうな。

 

 想像力を大いに働かせましょう!

 

 しかし想像力が暴走すると、妄想になる。

 妄想はパニックを生む。

 

 武器は身を守るためのモノだ。

 攻撃のためのモノではない。