家族でのテレビ鑑賞の想ひ出

血の繋がった親子でも　どうも相性でない場合が御座います。
悲しいかな　母とﾜﾀｸｼも　実は　そのパタ－ンなので御座います。

ﾜﾀｸｼ以外の人間に対しては　それを絶対にやらないのですが、
母は　ﾜﾀｸｼに対してだけに
（特にデリケ－トな部分を逆なでする様な）悪意が御座いました。
何十年経った今でも　それを思い出しては　
ムカムカしてしまう　ﾜﾀｸｼなんで御座います。

あれは　ﾜﾀｸｼが　小学生の高学年の頃の事で御座います。

当時は家族全員で　しょっちゅうテレビを　鑑賞しておりました。
それは　よくありがちな２時間モノのサスペンスドラマだった筈なのですが、
そういうドラマには　必ずちょっとだけ　
小学生の子供が観るには　相応しくない

濡れ場めいたシーンが　あったんですよね。

ﾜﾀｸｼ一人でだったら　そういうシ－ンも堂々と！興味津々で　
わくわくしながら♪観られるのですが
どうも　親と一緒に　そういうのを観るって言うのは　
子供心に　可也　抵抗があったワケで御座います。

ですから　『　そういうシ－ンになりそうだな　』・・・って思うと　
何だかとても恥ずかしくて　その場に居たたまれなくなって
トイレに行くふりをして　席を中座する習慣が　
ﾜﾀｸｼには　いつの間にか　ついておりました。

ところがある晩、やっぱり家族でテレビを観ていて　
『　何となくこれから　Hっぽくなるな　』っとﾜﾀｸｼが感じて
さり気なく席を立とうと思った瞬間に！
母が　いきなり！ぼそっと呟いたんですよね。

「　ホラ！そろそろあの子が　トイレに行くからね！　」って・・・。（　絶句！）

普通だったら　そういうシ－ンが来そうになったら　
母親自らがチャンネルを　率先して変えるべきなのにぃぃ、
一体これって・・・？？？？？？　＿|￣|○

その言葉を母に言われた瞬間　血が凍りつく様な、
いえいえ逆流する様な感じで、
全身から怒りが湧いてしまいましたよ。ファイアぁぁぁ--！！！！。

でもやっぱりその時　ﾜﾀｸｼは　
母の言葉なんて全然聞こえなかったフリをして
静かに席を立ちぃ　そして行きたくもないトイレに行きました。
そして濡れ場シ－ンが終わった頃を見計らって　席に戻りぃ
あたかも　何事も無かったかの様に、
そのドラマを　家族と共にぃ再び観ました。

でも・・・・、
「　クソ婆婆ぁぁあああ！　
　　アンタの事はキライだぁぁあ！一生キライだぁぁあ！　」っと
心の中では　慟哭したのでありますぅ。

・・・さっき　ふとその事を思い出して　
またムカついております。(╬☉д⊙)
ﾜﾀｸｼって執念深い性格なんでしょうか？