貧乏のふりをする | どしゅこいの大嘘吐き日記



あの時ぃ ワタクシは本当に心の底から それを欲していたんだと思ふ。

45年経った今でも その記憶が鮮明なのだから。


ワタクシ(当時5歳)は 母と母のお友達と 四国旅行に行っていた。

何かの船に乗る直前にぃ 屋台のアイスクリ-ム屋があったものだから

ワタクシは 母に「 アイスが食べたい! 」っとねだったのだった。


しかしぃ母は「 ご免ね、お金が無いの 」っと言って

ワタクシの手を強く引いて 船に乗り込んだのであった。


その時ぃワタクシは

『 とってもイケナイ事を 母に言ってしまったみたいだ! 』っと

心から痛み入ってしまって、

それ以来 親にモノを強請る事が出来ない子供になってしまった。


後から考えてみれば 

単純に 面倒臭がり屋の母の事だから

そこで時間を取られたくない・・・っていう理由で

アイスクリ-ムをワタクシに買ってくれなかっただけの事なのだけど。



ワタクシの息子は 子供の頃から モノをねだらない子だった。

ワタクシが子供の頃にぃ母から学習した事を

そのまま息子にも 学習させたからだ。


親が申し訳なさそうに 子供に向かって

「 買ってあげたいのは山々だけれど お母さん お金が無いの;; 」

・・・っと言えば

2歳の子供でも 察してくれて モノを一切ねだらなくなる。


たまぁ~に 息子が欲しいモノを買ってやると

その時の喜び様は尋常ではなくぅ とても大事にする様にもなる。