「ダイエットしてます」という場合、普通は食事の量を減らして摂取カロリーを少なくすることを指すんじゃないかな?
確かに食事の量を減らせば、体重を減らすことはできる。しかし、やみくもに減らすだけではダメ。筋肉が減って太りやすい体質になってしまうばかりか、健康面にも悪影響が出てくるのはアタリマエ。
では、どのような食事内容にすれば良いのか。
最初にやらなければならないことは、「タンパク質の量をキープする」こと。
食事で取り入れる栄養素が少なくなると、カラダは脂肪細胞だけでなく、筋肉からもエネルギーを取り出そうとする。そして筋肉から取り出されるのは「アミノ酸」。
つまり筋肉が壊されてアミノ酸が取り出され、これがエネルギーに代わるわけ。
アミノ酸というのは、タンパク質を細かくしたもの。食事でタンパク質を摂ると、消化されてアミノ酸になる。
だから、タンパク質たっぷりの食事をすれば、カラダに十分アミノ酸が行き渡るため、筋肉は壊されにくくなるということなのだ。
ということで、ダイエットするとは言っても、タンパク質は減らさないように!
減らして良いのは炭水化物と脂肪なのだ。
また食事を減らすにつれて、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素も不足してしまいがち。
これらが不足すると、体脂肪を燃やす妨げになったり、体調を崩したりしてしまう。
さて食事の量を減らす以外に、摂取カロリーを少なくするにはどうすれば良いのか。ここでポイントとなるのは、
「口から入れた食べ物のカロリー≠カラダに吸収されるカロリー」
であるということ。どういうことかと言うと、口から入れた食べ物も、体内で上手く消化吸収されなければ、カラダの中にはカロリーとして入らない、というワケ。
つまり消化吸収を邪魔するようなものを使えば、少しくらい多めに食べてしまったとしても大丈夫なのである。
で、その「消化吸収をジャマするもの」については次号で紹介するよ~