賃貸住宅から一戸建てマイホームへ
私は結婚して5年間、妻と二人で家賃10万円の賃貸住宅に住んでいます。間取りは2LDK。16畳のLDKに8畳の居室ふたつ、それぞれに2.5畳ほどのウォークインクローゼットがついています。築13年以上たつこの家ですが特に大きなキズもなく比較的キレイな物件です。友人やお客さんが来た時も「まだ建ててそんなに立たない家なんですか?」と聞かれるくらいです。駐車場もついていて、お風呂もトイレもキレイ。収納もほどほどにありリビングもそこそこ広いこの家には特に不満もなく、「ずっとこのまますむんだろうな~」とぼんやり思っていました。そんな不満のない生活を送っていたある日、管理会社さんから一本の電話が入りました。「3日後くらいから外壁が古くなってきたので区画全体の塗装工事を3週間ほどかけて行います」と。最初は塗装工事がどういうものかわからず「あ、はい。ありがとうございます。」と適当な対応をしました。そしていざ工事が始まってみると『ものすごく臭い!!!』うちは在宅自営業なので夫婦二人ともずっと家にいます。家でパソコンや周辺機器を使ってずっと仕事をしています。この地獄のような臭いの中で仕事を続けるのはも不可能でした。すぐさま二人で家を出て、管理会社に電話。その時の会話がこんな感じ。「今やってもらってる塗装工事なんですがものすごく臭くて家にいられないんですが何とかなりませんか?」「事前にご迷惑おかけする旨のお電話を入れて、それに同意してもらったので、そこは我慢してください。」「嘔吐を覚えるほど我慢できないほどの刺激臭なのでそうだんしているのですが…」「それなら今日の分は夕方には終わるのでお仕事から帰ったら落ち着いてますよ?」「いや、うち在宅ワークでずっと家にいるので出かけないんですよ」「ではどこかホテルに泊まってもらうとかしかないですね」「え、そんな対応なんですか??」「できることが何もなく申し訳ございません。」今まで特に不満もなく管理会社とのやり取りをしたことが無かったのですが、このやり取りで一気に賃貸というものが嫌いになりました。その日は仕方なく夜になるまでネットカフェで時間をつぶし、夜8時に帰宅&仕事開始。臭いは4割ほどまで収まっていましたがタオルを口に当ててギリギリ耐えられるレベル。その状態で朝まで仕事をし就寝。翌日からは普段の日常が帰ってくる。かと思いきや"プ~ン"とまたもや地獄のような刺激臭。管理会社に電話したところ、この作業は一棟につき三日かかることになったとのこと。しかもそれを3週間かけて全区画やるらしい。せめて一か月前にでも塗装工事の日程を伝えてくれていればいいのに、三日前って。「賃貸だからしょうがない」と思えば思うほど、賃貸というものが嫌いになってきました笑いっそのことこれを機に別の賃貸物件に引っ越そうかと真剣に考えた結果。このままこの地にずっと住むなら、一戸建てを建てて毎月10万の家賃をローンにあてたほうがいいんじゃないかという結論に。ここから怒涛の新築一戸建て(夢でもなかった)マイホーム計画がはじまるのです。(つづくかも?)