特にこれと言って書くこともないので一番最近見た映画のことでも書いておきます。笑

 

【はじまりのうた】

洋題は『BEGIN AGAIN 』

 

結果から言うと★5の満点映画でした。

 

実はこれ、とある映画レビューのサイトの管理人さんが一押ししていた映画で、前から見たいみたいと思っていた映画でした。

ただ、同サイトで高評価で紹介されていた映画が二本あったんですが先に見た作品は二本ともものすごく微妙でした。笑

今回レンタルした映画は全部はずれかなと思いあまり期待せずに流し見気分で見ていたらぐいぐいと作品に引き込まれてしまいました。

 

見終わって最初に思った感想は「ものすごく音楽に対する愛を感じる映画だ」でした。

おもわず見終わった瞬間から友達にLINEしてオススメしてしまいたくなるほどよかったです。

登場人物すべてに悪意のあるものはおらず、みんなそれぞれ悩みや葛藤を抱えていて、その描き方に一喜一憂させられました。

 

冒頭に三回みせられる、グレタがギターのメロディに乗せて歌うシーン。

その三回の見せ方がこれまた秀逸でした。

特に二回目のダンの視点で観る演奏シーン。

周りには誰も聴こえることのないドラムやチェロなどのバンドの音色をダンだけは聴いていたシーン。

鳥肌が立つと同時に涙さえ出そうになりました。

 

魅力的なシーンをあげると沢山あるんですが、個人的に印象に残ってる場面は何といっても街中でのセッションのシーン。

演者みんながみんなものすごく楽しそうに演奏してるんです。

思わず笑顔で幸せを感じながら見てしまいました。

 

次にお気に入りなシーンは、グレタとダンがお互いのプレイリストを見せ合いながら(聴かせあいながら)街中を歩き回るシーン。

お互いリスペクトの絆で徐々に結ばれていくような印象をうけました。

ここは観る人によっては感じ方が違うのかもしれませんが、個人的には「リスペクト」がほんの少し「恋心」にお互い変わった瞬間だったように見えました。

 

でもそれをハッキリと描かないところに監督の愛を感じました。

最終的にダンは大好きな奥さんのもとへ。

素敵です。