#3913『マジすか学園4』 | 第7シーズン

第7シーズン

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新説『マジすか学園4』


#3913『そのアイドル、天然につき63 誘いに乗る瑠夏』



ランチビュッフェのレストランに到着した総勢54人。かおたんが手続きに戸惑っている間に、瑠夏はひゆかとれみたんに迫られている。



<シャチホコセブン>
かおたん(松村香織)
あかりん(須田亜香里)
はるたむ(二村春香)
あんにゃ(石田安奈)
ごりさ(後藤理沙子)
ユウカ(田野優花)
カレン(岩田華怜)
成    美(倉野尾成美)

瑠 夏(井上瑠夏)
ゆうゆ(大谷悠妃)
くれな(長 久玲奈)
由美子(瀧野由美子)
美 晴(川嶋美晴)

<すちーず>
萌 夏(矢作萌夏)
ユ ナ(小畑優奈)
桜 花(末永桜花)
亜柚香(上村亜柚香)
愛 理(水野愛理)
初 夏(歌田初夏)
音 葉(町  音葉)

<STUでんつ>
美 月(今村美月)
千 穂(石田千穂)
心 愛(甲斐心愛)
舞 羽(森下舞羽)
沖ちゃん(沖  侑果)
舞 Q(中村  舞)
さやか(高雄さやか)

<アンダー16連合 反乱軍>
陽 菜(橋本陽菜)
ひゆか(坂川陽香) 
れみたん(徳永羚海) 

<関東レディース>
麟 (岡部 麟)
おだえり(小田えりな)
七 瀬(吉川七瀬)

<レッツゴー!シックスティーンズ>
七 海(浅井七海)
瑞 葵(山内瑞葵)
まなか(田口愛佳)
くるみ(鈴木くるみ)

<欅坂46 6期生>
守屋 茜
志田愛佳
今泉佑唯
小林由依
平手友梨奈
長濱ねる
渡辺梨加
長沢菜々香
リョウ(北川綾巴) シャチホコセブン兼任
カチドキ(堀 未央奈) シャチホコセブン兼任

<カムカムフレイバー>
よこにゃん(北川愛乃)
はたごん(髙畑結希)
ちかこ(松本慈子)
優莉奈(行天優莉奈)

美 音(向井地美音)
菅 原(菅原茉椰)
舞 香(佐々木舞香)


『今日のランチでうちら、るかさんの近くにいてもいいですか?センパイたちも、るかさんが側にいたらうちらに絡んで来ないかもしれないし、もし何か言って来たら、るかさんが注意してくれますか?』などとひゆかに頼られてしまい、その気になる瑠夏。
『うん。いいよ。注意してあげる』

『本当ですか!ありがとうございます!でも関東レディースって、ケンカが自慢のヤンキーなんですよ。るかさん1人で大丈夫ですか…』
瑠夏が余裕を見せる。
『ふふっ。るか1人じゃないよ。こんなに大勢いるじゃない。もし何かあっても近くに誰かいるだろうから、平気平気♫』
『まぁ、そうですよね。じゃあ、うちらランチの席は、るかさんの隣にしてもいいですか』
『もちろん、いいよ。一緒に食べようね。あーっ、やっと中に入れるみたいだよ』

どうやら手続きが終わったらしく、先頭グループからレストランの店内に入って行く。離れた場所にいた瑠夏たち3人はここで会話を切り上げ、列の1番後ろにつくと順番を待った。

瑠夏が前の者に続いてフロントの前に出る。綺麗なお姉さんが『いらっしゃいませ』と丁寧にお辞儀しながら挨拶してくるので、『どうもー。こんにちは』と言ってペコリと頭を下げる。料金表を見つけて数字を確認すると、"ランチビュッフェお1人様6000円"となっている。それにざっと50を掛けると30万円になるなと頭の中で計算する。高級ホテルではこれが高いのかどうかよく分からないままフロントを通り過ぎると、その脇にたくさんのキャリーバッグが置かれている。

客席に近付くと、まず最初にとてもいい匂いを感じ取った。いくつもの料理が混じり合っているが、その中でも1番に伝わるのは、やはり肉の匂いだ。お腹を空かせているので一刻も早く食べたいと、大きく息を吸い込んでみた。そして客席に出てみると、みんなが控え目に歓声を上げている。




綺麗な床張りの上に、椅子とテーブルが整然と並べられている。料理も既に出来上がっていて、あとはテーブルについて好きなものを選び、空腹を満たすだけだ。確かこのランチを撮影して、後日何らかの方法で公開するとの話だった。ここに来る前、瑠夏はどこの位置にカメラが設置されているのかチェックし、言動に気を付けようと思っていたが、この場に立ってみて分かった。目立つところにカメラは置かれていない。見つけるのも大変だから、もうカメラはどうでもいいだろうと、考えが変わった。するとかおたんが、『みんな、好きなところに座ってー』と声を掛けるので、周りの者たちが続々と席につき始める。

瑠夏も近くのテーブルを確保したが、ビュッフェなので、あとから自由に席を移動することになるのだろうと予想する。自分の近くには、やはりひゆかとれみたんが座った。

全員がひとまず席についたところで、かおたんが立ち上がって挨拶を始めるが、すぐに『早く切り上げろー』などとヤジが飛び始めたので、早々に終わらせる羽目になった。そのあとみんなが一斉に立ち上がり、ビュッフェテーブルに向かった。

あまりみんなが密集しているので、瑠夏は尻込みしてしまい、ワンテンポ遅らせることにした。これだけいっぱい料理が並んでいるのだからなくなることはないだろうし、もしなくなっても補充してくれるだろうという考えだ。


◇続く