#3850(6/15話)『マジすか学園4』  | 第7シーズン

第7シーズン

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新説『マジすか学園4』


#3850(6/15話)『アイドルに転職は難しい200 ゆうゆの訴え』



「SF翼のない白雪姫(24/33話)」


<ブラックシープス>

白雪姫・みーおん(AKB48 向井地美音)

アツリーヌ(前田敦子)

さーなん(髙寺沙菜)

小林由依

今泉佑唯

守屋 茜

志田愛佳

平手友梨奈

長濱ねる

リョウ (北川綾巴)

カチドキ(堀 未央奈)

長沢菜々香

渡辺梨加

音 葉(町 音葉)

ユ キ(矢作有紀奈)

モ エ(矢作萌夏)


<うどん はた屋>

よこにゃん(SKE48 北川愛乃)

はたごん(SKE48 髙畑結希)

ちかこ(SKE48 松本慈子)

優莉奈(AKB48 行天優莉奈)


<都会のアイドル>

ゆうゆ(SKE48 大谷悠妃)




<カプセル販売員>

舞 香(=LOVE 佐々木舞香)



<謎の女の子>

せなたん(∴ヒロイン転生 星乃宮せな)



新しいカプセルの発表会が行われている体育館に乱入したものの、孤立無援になっているゆうゆを見て、「はた屋」の4人が援軍になった。

そしてすぐ販売会社の担当者たちが詰め寄った。ねるはともかくその近くに行ってみようとするが、出遅れたせいで人が密集してしまい、なかなか前に出られない。

そんな間にも担当者たちとゆうゆの睨み合いが、険悪な雰囲気を増した。このままでは実力行使を避けられない感じだが、さらにねるが懸念するのは、ゆうゆを助けようとしている4人のうち、よこにゃんと優莉奈だ。この2人が暴れ出してしまうと、暴力沙汰になるのは確実だ。2人には"前科"があるし、警察が介入してくるとかなり面倒だ。自分の仲間もそのことに気付いたようで、これ以上の騒ぎになるのを止めたいものの、加勢することで逆効果になることを恐れ、頼りになるアツリーヌも二の足を踏んでいる。

そしてついに両者がぶつかり合った瞬間、思いもよらない事態が発生した。よこにゃんと優莉奈が攻撃を加える前に、10人程の担当者たちが揃って後方に吹き飛んだ。突然のことに慌てた様子だが、すぐに立ち上がって再び向かおうとするが、今度はもっと遠くに飛ばされ、ゆうゆの話を支持する者たちの手で揉みくちゃにされる。

そんな光景を見て、ねるはすぐに理解した。さーなんがやってくれたのだと。こんなことが出来るのは、さーなんしかいない。さーなんの姿を探すと今は少し離れたところにいるが、アイコンタクトで意思の疎通を図った。

これで衝突は免れたが、まだ問題が残っている。ゆうゆの訴えによると、カプセルは人間を破滅に追い込む陰謀で、この街を乗っ取ることが目的だという話だ。舞香はゆうゆの訴えを無視しているが、こうなると対応しない訳にいかないだろう。それに担当者たちを蹴散らしたさーなんだが、これまでに何度もカプセルを購入する度に同行したねるは、さーなんが舞香のことを羨望の眼差しで見ていることを知っているだけに、このあとどう動くのかも気掛かりだ。


邪魔者がいなくなったゆうゆは、怯むことなく歩を進める。その背後によこにゃん、優莉奈、はたごん、ちかこの4人がついて行く。そしてゆうゆが横の階段を上がって演壇の端に立った。舞香は相変わらず黙ったままだが、ゆうゆの方に視線を向けている。よこにゃんたちは側で見守る。

そこでゆうゆが再び喋り始める。
『まずそこにいる女の子だけど、正真正銘の仕込みだと分かってるんだから!この街を乗っ取ろうとしている一味だってことは、調べがついてる!ゆうは前からこの街をこっそり偵察してたの。どんなやり口で実行するのか、じっくり見させてもらったわ。その女の子はブラックシープスの人たちに近付いた。カプセルがどのくらいこの街の人たちに受け入れられるかを、現場で調査するためってところかな。"せなたん"なんて呼ばれてすっかりなついてるけど、ブラックシープスの人たちもころりと騙されたみたいだね』

せなたんが一味だと聞かされ、ねるは頭が眩みそうだ。


◇続く