#3803『マジすか学園4』 | 第7シーズン

第7シーズン

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新説『マジすか学園4』


#3803『アイドルに転職は難しい153 すだちとよこにゃん』



土曜日の午後、生放送を控える日テレの楽屋に瑠夏とゆうゆの他、オイラーズの一行が勢揃いした。

そこに到着したのは、カムカムフレイバーの4人だ。


<楽屋の顔触れ>


瑠 夏(SKE48 井上瑠夏)

ゆうゆ(SKE48 大谷悠妃)


💠オイラーズ
ピース(木崎ゆりあ)
パ ル(島崎遥香)
メッシ(高橋朱里)
小 耳(矢神久美)
なんてね(木本花音)
名無し(川栄李奈)
みなるん(大場美奈)
すだち(市川美織)
ショッカク(加藤玲奈)
ミ ユ(竹内美宥)
リオン(東  李苑)

さーなん(髙寺沙菜)
美 音(AKB48 向井地美音)
菅 原(SKE48 菅原茉椰)

🎗️カムカムフレイバー
よこにゃん(SKE48 北川愛乃)
はたごん(SKE48 髙畑結希)
ちかこ(SKE48 松本慈子)
優莉奈(AKB48 行天優莉奈)


丁寧な言葉で話してくるすだちに対し、よこにゃんが対抗する。
『すだちさん♡ありがたいお言葉をくださってありがとうございます♪オイラーズさんの番組なんですけど、いつも私たちが出しゃばってばかりで本当にごめんなさい💦』
すだちがよこにゃんと向かい合う。
『そんなこと気にしないでください。オイラーズはとっくに人気が下降していて、今やよこにゃんさんたちゲストのみなさんで持ってる番組ですから、これからもよろしくお願いしますね』
ここでミユが口を挟む。
『そんな卑屈になることないだろ。それにさっきから聞いてて思うんだけど、2人とも何でそんなに敬語を使って喋るんだ?まぁ、すだちの場合はキャラでやってることだと分かってるんだけどな』
リオンが加わる。
『今度この2人で言い争いするってコーナーをやったら面白そう!ピース、やってみたらどう?』
リオンに振られ、ピースが考える。
『いいかもね。すだちはここんところずっと出番がないんで、たまにはスポットを当ててあげないといけないし、今度やってみようか。どうせならどっちが敬語キャラを作ってるか暴露しようって設定がいいな』
よこにゃんが不安になる。
『ピースさん…。コーナーを作ってくださるのはありがたいんですけど、暴露というのは困ります。すだちさんと仲良くやっていけるような内容がいいです♪』
ピースが首を傾げる。
『うーん。そういうのはあまりウケないんだよね。来週までに何か考えておくよ』
『お願いしますね♪』

ここで話が一区切りついたと見て、優莉奈がピースに聞く。

『ところでピース。番組ホームページにカムカムフレイバーのスタジオライブについて何も書いてないんだけど、先週約束した通り、うちらに歌わせてくれるんだよね』

ピースがはっきりと伝える。
『あー、その話だけど、もちろん歌ってもらうよ。前からの約束だしね。ただしさっき美音がるーちゃんに言ってたんだけど、持ち込み企画の中で歌ってもらうことにしたから』
『えーっ、なんでよ〜!』
『なんでよ〜と言われても、もう決まったの!』
優莉奈が折れる。
『なら仕方ないわ。持ち込み企画の中で歌う予定はなかったんだけど、まだ時間は十分にあるから対応しておくわ』

はたごんがあることに気付く。
『そうだ!持ち込み企画の中でうちらのライブをやるんなら、1曲だけじゃなくて2曲でも3曲でも歌っていいってことになるよね!』

優莉奈が、『はたごん。いいこと思い付いたじゃない。それで行こう!』と喜ぶが、菅原から苦情が出る。
『そんなにたくさん歌わなくても、1曲だけでいいんじゃないの。2曲も歌ったら、テレビを観ている人たちに飽きられちゃうよ。他にもやることがいっぱいあるし』
優莉奈が菅原の方を向く。
『その時間を少し減らして、ゆりなたちのライブに回せないかなぁ』
『それは無理でしょー。まぁ、菅原も一緒に歌わせてくれるなら話は別だけど』
『えー、だって菅原ちゃんが歌ったことなんて1度もないじゃない』
『そりゃあ菅原は1人でやってるから歌う機会が回って来ないだけで、WIPのリングでは、試合前に毎回1人で歌ってるの。何と言っても歌って踊れるアイドルレスラーとして、二足のわらじを履いてやってるから』
優莉奈が疑問に思う。
『は?プロレスってリングシューズじゃないの?わらじを履いてプロレスなんてできないでしょ。つうか、わらじって何?』
菅原が呆れていると、ピースが口を挟む。
『優莉奈はわらじを知らないの?ワラで作ったぞうりのことじゃん。あんな物を履いてプロレスをやるなんて、菅原は新しいキャラでやって行こうとでも考えてる?』
ここでとうとうメッシに、『くだらない内輪揉めは向こうに行ってやってくれ!』と言われてしまう。


◇続く