現金一括と住宅ローン、どっちが正解?不動産購入で迷った時の考え方 | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
不動産業25年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

不動産購入は現金一括がいいのか、それとも住宅ローンを使うべきか。金利の考え方、資産運用とのバランス、団信のメリットまで不動産のプロが丁寧に解説します。

こんにちは。
本気不動産の佐藤です。

本日のVoicyでは、
「不動産購入のとき、現金で買うべきか?それとも住宅ローンを使うべきか?」
という、非常によくいただくご質問についてお話ししました。

このテーマ、実は「正解が一つ」ではありません。
大切なのは、住宅ローンをどう捉えるかという考え方なんですね。

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■ 現金一括購入のメリットとは?

まず、現金で一括購入するメリット。
これはとてもシンプルで、

  • 借金を背負わなくて済む

  • 住宅ローンに対する精神的ストレスがない

という点です。

「ローン=負債」と考える方にとっては、
現金購入は安心感がありますし、選択肢としては十分“アリ”だと思います。


■ 私が住宅ローンを「負債」と考えない理由

一方で、私は住宅ローンを
単なる負債とは考えていません。

むしろ最近は、
「積み立てに近いもの」
という感覚で捉えています。

理由はとてもシンプルです。

今の住宅ローン金利は、
短期で1%前後、
長期でも2%台、
超長期でも3%前後。

これだけの金額を、
これほど低金利で借りられる商品は、実は他にほとんどありません。


■ 金利は「高い」のか「安い」のか

確かに、金利は支払います。
ただし、

  • 「もったいない」と考えるか

  • 「安い」と考えるか

ここが大きな分かれ道になります。

住宅ローンは返済が進むにつれて、
借入残高 < 不動産の売却価格
というタイミングが、いずれ訪れます。

この瞬間から、住宅ローンは
負債ではなく“貯蓄側”に回る
という考え方ができるようになるんですね。


■ 不動産は「使い切らなければ」資産になる

私は、
「売れない不動産はほぼない」
と考えています。

無理な使い方をせず、
きちんと市場性のある物件を選んでいれば、

  • 売却時に現金が残る

  • 次の住み替えの頭金になる

こうした可能性も十分にあります。


■ 現金があっても、あえて全部借りる選択

もし私自身が、
「現金は十分に持っている」
という状態だったらどうするか。

おそらくですが、
ネット銀行の低金利ローンを使って、あえて全額借ります。

そして手元の現金は、

  • NISA

  • iDeCo

  • その他の資産運用

こういったところに回します。

仮に住宅ローン金利が1%、
資産運用が年4%で回れば、
差し引き3%はプラスです。

万が一、
「ローンを返さなければならない状況」
になったとしても、
運用資産を解約して一括返済すればいいだけの話です。


■ 団体信用生命保険という大きなメリット

もう一つ見逃せないのが、
団体信用生命保険(団信) です。

万が一のことがあった場合、
住宅ローンは完済され、
ご家族には住まいが残ります。

これは、
生命保険としての価値
も含まれていると考えることができます。


■ 最後に

もちろん、
住宅ローンを「不安」と感じる方もいらっしゃいます。

考え方は人それぞれですし、
どれが正解・不正解という話ではありません。

今日お話しした内容は、
あくまで私・佐藤の一意見です。

皆さんがご自身の性格や資産状況に合わせて、
納得できる選択をするための
ヒントになれば嬉しいです。