【要注意】冬の結露がカビの原因に?今日からできる簡単対策を解説 | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
不動産業25年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

冬に増える結露やカビの原因と対策を不動産のプロがわかりやすく解説。窓まわりの結露対策、換気扇の使い方、湿気対策のポイントを丁寧に紹介します。

こんにちは。
本気不動産の佐藤です。

今日は、冬になると一気に増える「結露」と「カビ」対策について、Voicyでお話しした内容を、ブログでも分かりやすくまとめてみました。

「毎年、冬になると窓がびっしょり…」
「気づいたらカビが出ていた…」

そんなお悩み、意外と多いんですよね。

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■ そもそも、なぜ結露は起きるのか?

まず結露が起きる原因ですが、これはとてもシンプルで、
**“温度差”**があるところに発生します。

住宅の中で一番冷えやすい場所はどこかというと、
それが窓まわりです。

実は、外気の影響を受ける割合は
**窓が60〜70%**とも言われています。

建物のつくりによっては、
・鉄製の玄関ドア
・ドア枠まわり

こういった部分も結露が発生しやすい場所になります。

冷たいコップに水滴がつくのと同じで、
室内の空気中にある水分が、冷たい部分に集まって水滴になる。
住宅でも、まったく同じ現象が起きているんですね。


■ 一番大事なのは「室内の湿気を減らすこと」

結露・カビ対策でまずやっていただきたいのが、
室内の水分量(湿気)を減らすことです。

そこで私が一番おすすめしているのが、
👉 お風呂の換気扇を24時間つけっぱなしにすること

「電気代が心配…」という声もよく聞きますが、
実際には月に数百円〜1,000円程度の差がほとんどです。

それよりも、
・カビが発生して物を買い替える
・部屋が臭くなる
・衛生面の悪化

こういったリスクの方が、はるかに大きいんです。


■ カビは“悪循環”を起こします

一度カビが発生すると、
そこにまた水滴がついて、さらにカビが広がる…。

この悪循環が本当に厄介です。

多少、暖かい空気が外に逃げたとしても、
「カビを出さないこと」を優先した方が、
結果的には住まいを長持ちさせることにつながります。


■ 室内の湿気、実はこんなに発生しています

実は、人が生活しているだけでも湿気は出ています。

・人の体の約70%は水分
・呼吸するだけでも水分が発生
・お風呂の湯気
・洗濯物の室内干し

特にお子さんが小さいご家庭は、
洗濯物の量も多くなりがちなので要注意ですね。

また、小さなお子さんは
カビや菌の影響を受けやすいので、
住環境の管理は本当に大切です。


■ 換気扇だけで足りない時の対策

換気扇を回していても、
朝起きたら窓に水滴が残っている…。

そんな時は、
👉 10〜15分、窓を全開にして空気の入れ替え
これをおすすめしています。

たったそれだけでも、
・室内の空気が一気に入れ替わる
・湿気が外に逃げやすくなる

かなり効果を感じていただけると思います。

それでも防ぎきれない場合は、
除湿機の併用も検討してみてください。


■ 意外と多い「窓の向き」の間違い

最後にもう一つ、見落としがちなポイントです。

引き違い窓(左右に動かす窓)には、
正しい向きがあります。

外側の窓は問題ないことが多いですが、
内窓(内側サッシ)がある地域では、
向きを間違えているケースも少なくありません。

これが原因で結露が出ていることもあるので、
一度チェックしてみてくださいね。


■ まとめ

結露・カビ対策は、
**「原因を知って、日常の住まい方を少し変える」**だけでも、
大きく改善できます。

冬を快適に、そして健康的に過ごすためにも、
ぜひ今日から実践してみてください。