年末に不動産査定依頼が増える理由とは?売却を考え始める心理、年明けの市場動向、買い手の動きまで不動産歴25年のプロがわかりやすく解説。今こそ価格確認をしておくべき理由をお伝えします。
こんにちは、
本気不動産の佐藤です。
本日のVoicyでは、
「年末になると不動産の査定依頼がなぜ増えるのか?」
というテーマでお話しをしました。
実はこの12月という時期、毎年のように
不動産の価格確認・査定相談が一気に増えるタイミングなんです。
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■ なぜ年末に「査定」が増えるのか?
理由はとてもシンプルです。
季節の変わり目、特に年末年始は
「この家、このままでいいのかな?」
「今いくらぐらいなんだろう?」
と、住まいを見直したくなる心理が働きやすい時期なんですね。
お正月はご家族や親族が集まる機会も多く、
・将来の住まい
・実家の管理
・この家を売ったらいくらになるのか
といった話題が出やすくなります。
実際、私自身も同級生に会うと
「最近不動産どうなの?」
「価格上がってるって本当?」
と聞かれることが本当に多いです。
■ 年齢を重ねると増えてくる「住まいの不安」
査定を依頼される方の多くは、
・戸建ての管理が大変になってきた
・広すぎる家が負担になってきた
・来年こそ住み替えを考えたい
といったお悩みを抱えています。
季節の変わり目は、体調や生活の変化も感じやすく、
「この住まい、今後も本当に大丈夫かな?」
と考えるきっかけになるんですね。
■ 年末は「価格確認」にちょうどいい時期
春先になると、
・路線価
・固定資産税
・各種税金
といったお金の話が現実味を帯びてきます。
その前の年末は、
大きな価格発表が少ない分、冷静に現状を確認しやすい時期でもあります。
「売る・売らないは別として、まずは知っておきたい」
そんなお気持ちでの査定依頼がとても多いですね。
■ 年明けに向けての不動産の動き
12月20日頃までは、査定や価格確認のご相談が続き、
年末年始は一度動きが落ち着きます。
その間に私たちは
・販売準備
・価格の見直し
・条件整理
を行い、1月中旬〜春にかけて本格的な売り出しが増えていきます。
実際、数ヶ月前に査定した方から
「年明けたら本格的に売りたい」
と再度ご連絡をいただくケースも非常に多いです。
■ 実は「買い手」も年末から動いています
意外に思われるかもしれませんが、
買い手の動きも年末から活発です。
・不動産価格の高止まり
・金利上昇への不安
・来年の税制優遇はどうなるのか
こうした背景から、
「春を待たずに、年内から動いておこう」
という方が年々増えています。
私は個人的に、
金利は今後もまだ上がる可能性がある
と見ています。
だからこそ、
買う方は早めに動く
売る方にとってはチャンスが生まれる
そんな時期だと思っています。
■ 売る方も、買う方も「今」が大切
不動産は、
条件の良いときに売り、条件の良いときに買う
これがとても大切です。
年末年始は動きが少ないと思われがちですが、
実際には水面下で多くの準備と検討が進んでいます。
「まだ早いかな?」と思わず、
まずは現状を知ることから始めてみてください。
本日のVoicyでは、
こうした年末ならではの不動産事情について
もう少し詳しくお話ししています。