買い替えで仮住まい不要?二重払いを避けるプロの進め方 | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
不動産業25年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
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住宅の買い替えでよく聞く「仮住まい」「二重払い」。実は、正しい計画と進め方をすれば避けられるケースがほとんどです。Voicyで解説した内容を丁寧にまとめ、住宅ローンが残っている場合の流れ、売却先行のポイント、買い替えをスムーズに進める実践的な方法をわかりやすく紹介します。

こんにちは。本気不動産の佐藤です。

本日のVoicyを更新しましたので、ブログでも内容をまとめてお伝えいたします。

今回のテーマは、視聴者さまからも質問が多い 「買い替えはどちらを先にすべき?仮住まいは必要?」 というお話です。

コメント欄でも
「仮住まいになりました」「二重払いになってしまいました」
という声をよく見かけますが、正直に申し上げると——

私は25年の仲介経験の中で、そのようなケースは“ほぼありません”。

ではなぜ多くの方が「仮住まい」「二重払い」になってしまうのか?
それは、
不動産会社や建築会社との“連携不足”
そして
住宅ローンの仕組みを正しく理解していないこと
が大きな理由です。

 

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■ポイント①:住宅ローンが残っている場合は「売却先行」が基本

今のお住まいにローンが残っている場合、金融機関は
「ローンが1本になる状態」でないと新しいローンを組ませてくれません。

そのためまず行うのは——
新しい家のローンが組めるかどうかの事前審査
ここが買い替え成功の最大のポイントです。

ショート分(売却価格よりローン残高が高い分)が出た場合も、
それを上乗せしてローン審査を受けられる金融機関もあります。


■ポイント②:売却と購入のスケジュールを“プロが調整すれば”仮住まい不要

私の場合は、

●新居の“引渡し時期”
●いつまでに支払いが必要か
●入居タイミング

これらを建築会社・売買双方と細かくすり合わせます。

そして、
現在の住まいの引渡し日を1〜2週間だけ長く設定する
これだけで、ほぼノーストレスで買い替えが成立します。

買主様にも事前に理由を丁寧に説明すれば、
ご理解いただけないケースはほとんどありません。


■ポイント③:売れなかった場合の“最低買取額”を決めておく

「もし売れなかったら?」
これもよく出る不安ですが、業者によっては

“この価格で必ず買い取ります”という最低保証の提示

をしてくれるところがあります。
これをローン審査に利用することで、万一売れなくても計画が崩れません。


■まとめ:買い替えは「難しくない」——正しい進め方を知れば大丈夫

・ローン残高の有無
・売却と購入のスケジュール調整
・最低買取額の設定
これらを押さえておけば、仮住まい・二重払いはほぼ避けられます。

不動産の買い替えは複雑に見えますが、
本当は“計画力”と“連携”でスムーズに進められるものです。

Voicyではこの内容をさらに深掘りし、実例も交えてお話していますので、
ぜひ今日の放送もチェックしてみてくださいね。