マンションと戸建て、将来どちらが資産価値を保ちやすい?構造の違い・地域性・ライフスタイルの変化から、不動産歴25年の視点で「未来の価値」をわかりやすく解説。札幌を中心にリアルな現場感で判断基準をお伝えします。
こんにちは、本気不動産の佐藤です。
本日のVoicyでは 「マンション対戸建て、未来の資産価値はどうなる?」 というテーマでお話ししました。
このテーマ、実はとても難しいんです。というのも、
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都市部か
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郊外か
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ライフスタイルの変化
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構造の違い(木造 vs RC)
など、多くの要素が絡むため一概に結論が出せません。
ただ、25年以上この業界を見てきたからこそ言える“変化の流れ”があります。今日はその概要をブログでも共有しますね。
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■ 時代が変わると「住まいの価値観」も変わる
私がこの業界に入った25年前は、圧倒的に「戸建て志向」が強い時代でした。
特に札幌では今でも根強い人気があります。
しかし、ここ数十年で大きく変わったのが インターネットの普及とライフスタイルの変化 です。
昔は
・ゴルフ
・釣り
・スキー
・キャンプ
・山登り
など、外で楽しむ趣味が主流でした。
ところが、動画配信サービスや室内で楽しめるコンテンツが増えたことで、
“インドア志向”が当たり前の時代 になりました。
タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する人も増え、
「移動に時間がかかる趣味が続かない」
という声もよく聞きます。
こうなると、“広い庭や外作業の負担”はデメリットになり、
結果として マンションの人気が高まる理由 にもつながっています。
■ 構造の違い=資産価値の考え方も変わる
戸建ては木造、マンションは鉄筋コンクリート(RC)という違いがありますが、
実は現代の木造住宅は昔よりずっと耐久性が高くなっています。
50年・60年経っていても普通に取引される住宅もありますし、
しっかりメンテナンスをすれば、思った以上に長寿命です。
一方でマンションは「管理組合」という特殊な仕組みがあります。
管理が行き届いていれば価値は維持されますが、
管理が悪いと資産価値は下落しやすくなります。
つまり…
▷ 戸建ては「個人のメンテ力」が資産価値を左右する
▷ マンションは「管理組合の運営」が資産価値を左右する
ここが大きなポイントになります。
■ 未来の資産価値はどうなる?二極化が進む時代へ
結論として、これからは**
▶ マンションも戸建ても「二極化」が進む
と考えています。
・立地
・管理
・メンテ
・住民意識
・地域の将来性
これらが良い物件はますます価値を維持し、
逆に条件が弱い物件は今後の市場で苦戦します。
「戸建てかマンションか」ではなく、
“その中でどの層に属するか” が資産価値を左右する時代です。
■ 最後に:これから家を考える方へ
ライフスタイル・価値観・家族構成によって、
戸建てとマンションの向き不向きは大きく変わります。
大事なのは、
● 自分の生活に合うか
● 資産価値が落ちにくい要素を持っているか
この2つをしっかり見極めることです。
Voicyでは、今日の放送でさらに深掘りしてお話していますので、
ぜひそちらもゆっくり聞いてみてくださいね。