空き家管理と売却・賃貸の進め方|水道凍結・落雪リスクと相続トラブル対策 | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
不動産業25年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
相続や終活、建築・リフォームのことなど知っていることをお伝えします
日々の出来事や営業職についてなど、楽しみながら発信してゆきます

寒冷地の空き家管理で特に危険な具体的リスクと対策を解説。相続で話が進まないケースの進め方、売却・賃貸の現実的な選択肢、不動産会社の活用メリットまでやさしく整理しています。

 

みなさんこんにちは。本気不動産の佐藤です。


本日のVoicyでは 「空き家管理と、売却・賃貸の具体的な進め方」 をテーマにお話ししました。ブログでも要点を丁寧にまとめていきますね。

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■ 寒冷地の空き家で最も危険なのは「水道凍結」と「落雪」

北海道などの寒冷地では、空き家を放置することで起こるトラブルが本当に多いです。

特に怖いのは 水道凍結
「以前は凍らなかったから大丈夫」という考えは…ほぼ必ず裏切られます。

  • ボイラー

  • 混合栓(キッチン・お風呂)

  • 細い配管部分

これらに水がわずかでも残っていると、一気に凍結して破裂します。
破裂すると、家の中がスケートリンク状態になってしまうこともあるほど深刻です。

また、寒冷地特有の 落雪被害 も重要なリスク。
屋根についた“切れ皮(きれっぱ)”と呼ばれる雪の塊が落ちると、
車・隣地・通行人へ被害が及ぶケースも少なくありません。


■ 空き家の管理は「見に行くだけ」では不十分

実は、空き家管理で最も多い誤解がこれです。

見に行くだけ=管理したつもりになってしまうこと。

本来必要なのは…

  • ポストの整理

  • 通水(寒冷地外)

  • 排水トラップへの給水

  • 換気口(レジスター)の開閉

  • 空気の入れ替え

  • 室内の軽い掃除

  • 外回りの確認(雑草・破損・落雪状況)

ここまで行って、初めて「管理」と言えます。
相続人同士で「誰がやるの?」となり、結果的に放置されるケースも非常に多く見てきました。


■ 相続で話が進まない時は、“一旦賃貸”という選択肢も

空き家が放置される理由の多くは、相続の方向性がまとまらないことです。

  • 施設に入った家主が「戻る可能性」があり売れない

  • 相続人が複数おり、意見が割れる

  • いわゆる「争族(相続トラブル)」状態

  • 家の荷物が多すぎて片付けられない

こういったケースでは、一時的に賃貸へ出すという方法も有効です。

賃料は共有口座に入れて、後から公平に分配する形を取ることで、
誰かが損をしてしまう、手間を押し付け合う…といった不公平を避けられます。


■ 不動産会社に一度相談するだけで、道が開けることが多い

私がよく間に入ってお手伝いするのは、

  • 直接話すとケンカになる

  • 方向性がまとまらない

  • 何から始めれば良いかわからない

そんな時です。

第三者である私たちが話を整理し、可能な選択肢を示すことで、
スムーズに話が進むケースは本当に多いんです。

処分費用や片付け、賃貸に出す準備なども含め、
専門業者と提携しながら進めることで負担を大幅に減らせます。

大切な家族間でトラブルを起こさないためにも、
ぜひ「うまく不動産会社を活用する」という選択肢を持っていただきたいと思います。


■ お困りの方は、早めにご相談ください

空き家は放置すればするほど傷み、価値が下がります。
寒冷地では特にそのスピードが早いです。

売るべきか?貸すべきか?管理を続けるべきか?
迷われている方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

今日のVoicyの内容が、みなさまの判断材料の一つになれば嬉しいです。