マンションの資産価値は「最上階・角部屋」だけでは決まりません。管理状態、修繕積立金、駐車場代、共用部の印象など“売れる・売れないを分ける決定的な違い”を本気不動産・佐藤がわかりやすく解説します。
こんにちは、本気不動産の佐藤です。
本日のVoicyでは、
「資産価値アップ!高く売れる家と売れない家の決定的な違い(マンション編)」
というテーマでお話ししました。
マンションの価値というと、どうしても
・最上階
・角部屋
・立地
といった“分かりやすい人気条件”に目が行きがちです。
もちろんこれらも大切なのですが、
実は「中古市場で高く売れるマンション」は まったく別のポイント が大きく影響します。
■ 売れるマンションの最大の鍵は「管理」
私はYouTubeでも繰り返しお伝えしていますが、
マンションは“管理”がすべてと言っても過言ではありません。
中古として市場に出たとき、購入者が非常に重視するのが、
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管理費
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修繕積立金
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駐車場代
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共用部分の清潔さ
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住民の使い方の丁寧さ
といった「毎月かかるコスト」と「建物全体の扱われ方」です。
● 管理費&駐車場代が高すぎると敬遠される
管理費や駐車場代は毎月の固定費。
ここが高いと返済負担が増えるため、買主さんがどうしても慎重になります。
一方で、金額が低ければいいというわけではありません。
大切なのは“内容に見合っているか” です。
■ 修繕積立金は「高すぎても安すぎてもNG」
特に誤解が多いのが修繕積立金です。
「積立金は安い方が得」
と思われがちですが、これは逆で、
安すぎると後から一気に負担が跳ね上がるリスクがあります。
大規模修繕のときに積立金が足りず、
追加徴収されたり、工事が延期になるケースも珍しくありません。
私は職業柄、積立金の適正ラインを判断できますが、
一般の方が誤解しやすい部分でもあるのでぜひ押さえておいてください。
■ 共用部分の印象は資産価値に直結する
マンションは“共同住宅”。
みんなで建物を育てていくものです。
・共用廊下が汚れている
・メールボックス周りが乱れている
・掲示物が貼りっぱなし
・住民の使い方が荒い
こういうマンションはどうしても印象が悪く、
同じ築年数でも資産価値が落ちてしまいます。
逆に古くても丁寧に使われているマンションは、
しっかり価値が維持され、高く売れる傾向があります。
■ 部屋の内部よりも「外側」が価格を左右する
中古マンションは、結局ほとんどの買主さんが
リフォーム・リノベ前提で見ています。
・壁紙
・床
・キッチン
・お風呂
これらは変えられます。
ですが――
管理費、修繕積立金、駐車場代、建物の管理状態は変えられません。
だからこそ、資産価値にもろに影響してきます。
■ マンション選びは“外側”の目利きが大事
今回のVoicyでは、
「どこを見ると売れるマンションがわかるのか」
「逆に、将来売りにくい物件の特徴は何か」
をより深く、実例とともに解説しています。
これからマンションを探す方、
将来売却を考えている方、
今住んでいるマンションの価値が気になる方にも参考になりますので、
ぜひVoicy本編も聴いてみてくださいね。