70代の貯金の目安と老後の安心ライン600万円とは?住宅資産活用まで徹底解説 | 佐藤竜志 オフシャルブログ

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はじめまして
不動産業25年以上の経験から、不動産に関することはもちろん
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70代で貯金はいくらあれば安心?データ17項目をもとに、老後の生活費・年金の実態・医療介護費・住宅資産の活用まで“現実的な安心ライン600万円”を本気不動産の佐藤がわかりやすく解説。貯金が苦手でも安心できる住まいと資金設計のヒントを紹介。

こんにちは、本気不動産の佐藤です😊


今日は多くの方からいただくテーマ、

「70代で貯金がいくらあれば安心なのか?」

をデータ17項目をもとに、わかりやすく整理した内容をお届けします。

まずは導入として、今回のテーマと関連性の高いYouTube動画を3本まとめておきます👇

▶【関連動画①】

不動産で相続は絶対NG!持ち家の価値がゼロになる理由を不動産歴25年のプロが徹底解説!

https://www.youtube.com/watch?v=1VE33ylkyW8&t=1132s

▶【関連動画②】

【老後は賃貸?持ち家?】年金だけでは赤字!?老後破綻しないための知識を不動産歴25年のプロが本気で解説!https://www.youtube.com/watch?v=NuZUW59uIs4&t=3s

▶【関連動画③】

終の住処を買うなら〇階一択です!50代以上が知るべきマンション階層の落とし穴を不動産歴25年のプロが徹底解説!https://www.youtube.com/watch?v=6cJGqC_H2gU&t=410s


■ 70代の貯金の“目安”は?

結論からお伝えすると、
70代で「貯金600万円」あれば、ひとまず一安心。

これは、

  • 介護費の平均不足分(月10万円×5年=約600万円)
    を根拠にした“現実的な安心ライン”です。

もちろん「超優秀」と言われる水準は1,500万~3,000万円といったデータもありますが、
全員がそこを目指す必要はありません。

今回の結論は、
「データと実務から見たリアルな安心額」 です。


■ データから見える70代のお金の実態

● 金融資産

  • 約80%が何らかの金融資産を保有

  • 1000万円未満と1000万円以上で二分

  • 3000万円以上が約24%

  • 1年前より減少した人:28%(物価高の影響大)

● 手元現金

  • 「50万円以下」が約80%
     →資産は保有していても“流動性がない人”が多いということ。

● 負債

  • 70代でも約8%が住宅ローン残り

  • リフォームや生活費補填の借入も一定割合

● 住まい

  • 持ち家率約81%

  • 住まいの資産性が老後の安心につながる傾向が強い


■ 年金と生活費のギャップ

  • 年金の中心:厚生年金14.5万円、国民年金5.6万円

  • 「余裕はないけど生活はできる」70%

  • 「足りない」が30%

  • 不足の主因は「物価」と「医療」

生活費の目安は――

  • 夫婦35万円

  • 単身30万円

ただし“持ち家か賃貸か”で大きく変わります。


■ ではなぜ「600万円」で一安心なのか?

70代になると、医療・介護のリスクが一気に高まります。
データ上の不足はざっくり、

月10万円不足 × 平均介護期間5年=600万円

つまり600万円は
「医療・介護のリスクに備えるバッファ」
という位置づけです。

ここを押さえておけば、
「老後破綻」の心配がぐっと減ります。


■ 貯金が苦手な方へ:不動産を“保険”として使う発想

貯金が苦手な方でも、
住まいを保険代わりにする方法があります。

たとえば、

● 住み替え

今の住まいを売却して、
価格の低いマンション・戸建へ移れば、
差額で600万円以上を確保するケースも多いです。

● 資産を現金化

  • 不動産売却

  • リバース系ローン

  • 賃貸化による家賃収入

など、方法は複数あります。

● 現金で600万円なくてもOK

換金可能資産で600万円相当あれば
“安心ライン”としては十分。


 

 

■ まとめ:70代のお金は「貯金額」ではなく「構造」で考える

70代のお金の不安は、

  • 持ち家か賃貸か

  • 医療・介護の備え

  • 固定費の構造

  • 働ける期間

この4つで大きく変わります。

そして、
現金600万円 or 換金可能資産600万円
が現実的に必要なライン。

持ち家は老後の“保険”にもなりますので、
住み替え・売却・査定相談などはお気軽にご連絡くださいね😊


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