老後のマンション選びで悩む「広さ問題」を面積帯ごとに整理。構造や間取り、税制、生活スタイルに合わせた最適解を不動産プロがわかりやすく解説します。
本気不動産の佐藤です。
今日は「老後のマンションは広い方がいいのか、狭い方がいいのか?」という永遠のテーマを深掘りしていきます。
その前に、関連する動画を3本ご紹介しておきます。気になる方はぜひ合わせてご覧ください!
■ 広いか狭いかだけでは決められない
「広い方が快適そう」「狭い方が掃除がラク」…どちらも一理あります。
ですが老後の住まい選びは、好みだけでなく 維持コストや生活動線、税制、荷物量 といった複数の軸で考えることが大切です。
■ 構造と間取りの可変性
例えばラーメン構造のマンションは、仕切りを外してリビングを広く使えます。
一方、壁式構造だと間取りの可変性は低め。リフォーム前提で購入するなら、この違いは要チェックです。
■ 面積帯ごとの特徴
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100㎡超:広すぎて老後には掃除・維持が大変。戸建て2階分のワンフロア感覚。
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80㎡台:4LDKを確保しやすいが各部屋がコンパクトに。家族向き。
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70㎡台・60㎡台:3LDKの主力ゾーン。廊下比率や間取り効率で居住感に差。
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50㎡台:2LDKが主流に。単身・夫婦2人にちょうど良く、税制優遇のボーダーライン。
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40㎡台以下:1LDKが中心。単身向け、または投資用の領域。
■ 税制の境界「50㎡」
実は50㎡以上から不動産取得税などの優遇を受けられるケースがあります。
「49㎡だからちょっと安い」と飛びつくと、長期的には損になる場合もあるので要注意です。
■ 生活スタイル別おすすめ
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夫婦二人なら 60~70㎡がちょうど良い。趣味部屋や納戸にも対応できる。
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単身なら 50㎡前後。税制面の優遇もあり、広めの1LDKや2LDKを選べるのがメリット。
■ 結論:適度な広さ+可変性がベスト
20畳リビングや100㎡超の広さは魅力的ですが、老後には掃除・維持の負担が大きくなりがち。
むしろ 「手の届く範囲の適度な広さ」 と 「ライフスタイルに合わせて間取りを変えられる柔軟性」 が、長く安心して暮らせるポイントです。
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👉 佐藤からの一言
広さの判断は数字だけではなく、暮らし方や維持費とのバランスです。ぜひ一緒に考えていきましょう!