創作トランプゲーム 「インタラクション」 の紹介 | ドミッチの創作ゲーム

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ドミッチ(domi)の考案した創作ゲームを紹介するブログです。
こちらに紹介したゲームは自由に遊んで頂いて構いません。

こんにちは、ドミッチです。

今年もHAL99さんのアドヴェントカレンダーに投稿させてもらいます。

 

ここは私が考案した創作ゲームのルールを文章にして紹介するブログです。

今回は拙作ですが年末に思いついたゲームを紹介しカレンダーに協力したいと思いますので、よろしくお願いします。

 

個人的な話しですが、昨年に引き続きコロナ禍の影響もあってゲーム会にはあまり参加できておらず、その分創作ゲームのテストプレイもままならない状況は続いています。

 

そんな中でも1つ思いついたアイデアがあり、1度だけですがテストプレイに漕ぎ着けた作品が今回ご紹介する「インタラクション」です。

 

ゲームの発想の元はゲーム用語としての「インタラクション」です。

近年ボードゲーム界のキーワードとして目にするようになった用語ですね。

誰かのプレイが他の誰かに及ぼす影響、相互関係、相乗効果とでも訳しましょうか。

 

箱庭系のゲームに特に見られるように、多人数ゲームでありながらソロプレイ的なゲームというものが割と多くありますよね。

そこでアクションに何らかの他者に影響を与える効果を付けることで、プレイにメリハリが生まれる事を狙うのがインタラクション、だと思っています。

 

このゲームのコンセプトとしてはこんな感じです。

インタラクションに特化して全てのプレイが常に他者に影響を及ぼすようにしたらどうなるだろう? という発想です。

 

一般的な傾向としてインタラクションの効果があまり多すぎるとプレイが煩雑になりがちです。

ですので、プレイそのものは出来るだけシンプルにした方が良い。

手札からカードを出すだけ、目的は点を得るだけ、獲得方法は判り易く、1プレイで獲得する点数も1~3点程度に抑える。

その辺を意識してルールにまとめてみました。

 

以下、ルールを紹介しますのでご覧ください。

 

 

ゲーム名 「インタラクション」 (Interaction)

 

◆概要◆

台札と自分の場札との一致度合に応じて得点を重ねてより高得点を目指す。

プレイしたカードで他のプレイヤーも同時に得点するチャンスがある。

 

◆プレイ人数◆

3~4名

◆プレイ時間◆

20分程度

◆用意するもの◆

トランプ1組 ジョーカーを含む53枚

得点チップ 一人当たり30点分程度(1点チップを多めに)

 

◆準備◆

ジョーカーを別にしておく。

52枚のカードをシャッフルして、そこから10枚を抜き出す。

その10枚にジョーカーを混ぜてシャッフルし、中央に裏向きに置いて山札とする。

残った42枚のトランプから全員に6枚を配り、それぞれの手札とする。

残ったカードを山札の上に裏向きに重ねて置く。

山札の上から1枚のカードをめくり、表にして山札の隣に置いて台札とする。

場の中央に得点チップを置く。

 

◆1ターン目のプレイ◆

全員が手札から1枚を選んで裏向きに出す。

全員が選び終わったら一斉に表にして自分の前に置き、それぞれの場札とする。

台札と場札を比較して、各プレイヤーが得点チップを獲得する。

獲得したチップはなるべく両替して他者に得点が判るように置いておく。

 

 <テーブルのイメージ>

 ・手札は5枚

 ・山札の下10枚の中にジョーカーが含まれている
 ・台札はスペードの7
 ・各プレイヤー4人の前には場札が置かれる
 ・得点用のチップを中央から獲得する 

 

◆得点ルール◆

台札と場札との関係性に応じて得点する。

 1,台札と場札が同じスートだった場合 → 1点

 2,台札と場札が同じ数字だった場合  → 3点

 3,台札と場札の差が1だった場合   → 2点

 4,台札と場札の差が2だった場合   → 1点

1,のスートの得点と 3,4,の数値差の得点は重複する。

各プレイヤーは台札と自分の場札とを比べる。

上記の得点ルールに該当するならば、それぞれ場から得点チップを獲得する。

K=キング(13)と A=エース(1)と 2は繋がっていると見なす。

 

<例>

台札がハートの7の場合、自分の場札が

 同じ数字の7ならば    3点 (→必ず別のスートになる)

 ハートの6か8ならば   3点

 ハートの5か9ならば   2点

 それ以外のハートならば  1点

 ハート以外の6か8ならば 2点

 ハート以外の5か9ならば 1点

 上記に当てはまらなければ 0点

 

◆スタートプレイヤーの決定◆

得点の最も少ない人がスタートプレイヤーとなる。

同点の場合はジャンケンなどで決める。

以降は時計回りにプレイする。

 

◆2ターン目以降のプレイ◆

2ターン目以降は手番のプレイヤーのみがアクションをする。

手番のプレイヤーは以下のアクションから1つを選んでプレイしなければならない。

 1,手札から1枚を選んで自分の場札の上に重ねて置く。

 2,手札から1枚を選んで台札の上に重ねて置く。

 3,獲得した得点から1チップを場に支払って、同時に2枚を選んで出す。

   1枚は場札に、もう1枚は台札の上に重ねて置く。

   どちらにどのカードを置いても構わない。

 

◆得点の方法◆

プレイ後に手番プレイヤーも含めて全員が自分の場札と台札とを比較する。

前述の得点ルールに従ってそれぞれが得点を獲得する。

場合によっては、手番プレイヤーよりも他者の方が高得点を得るケースもある。

 

◆得点後の処理◆

カードを出した手番プレイヤーは手札が5枚になるまで山札から補充する。

1チップ払って2枚プレイした場合は、補充枚数も2枚となる。

左隣のプレイヤーに手番が移り、以降時計回りに手番を進める。

 

◆ゲームの終了◆

プレイ後に補充したカードにジョーカー含まれていた場合、即座に終了する。

 

◆勝者の決定◆

終了時に最も高得点のプレイヤーの勝利。

同点の場合は引き分け。

 

 

◆オプションルール◆

このゲームは得点機会がとても多いので、得点できるハズなのに得点を貰い忘れている場合があります。

それに気づいた人はその人に正しい得点を教えてあげて下さい。

忘れた人は正しい得点を貰います。

教えてあげた人も場から1点を貰ってください。

いわゆる親切ルールです。

教えたタイミングが同時だったら全員が貰ってください。

誰かの貰いすぎを指摘した場合は親切ルールの対象となりません。

逆に、教えたけれども教えた方が間違っていたら、余計なお節介として1点支払います。

 

<テストプレイでは貰い忘れが割とありましたので、オプションルールは思いつきのオマケみたいなものです。>

 

ルールは以上です。

 

 

ゲームの勝負としては自分だけが得点出来るカードがあればベストなのですが、他プレイヤーの場札によっては自分だけ得点する訳には行きません。

どの辺を妥協点にするか、1点払ってでも得点を取りにいくか、トップ目の相手に点を与えないにはどうプレイすべきか。

その辺のジレンマにゲームの楽しさを感じて貰えればいいなと思います。

 

 

実はまだテストプレイは3人対戦で3プレイ程しか行っていません。

4人プレイ時はまだ調整の余地があると思います。

5人ですとトランプ1組では枚数が少ないかも知れません。

出来れば5人プレイも出来るようにカード構成のバランスを考えたいと思っています。

 

 

もしこの記事を読んで下さった方でテストプレイにご協力しても良いという奇特な方がいらっしゃれば、是非ご意見ご感想など頂ければ幸いです。

ツイッターにでも投稿して頂ければエゴサーチしますので。(笑)

 

以上、お粗末な記事で申し訳ございませんでした。

 

さて明日のアドヴェントカレンダーのご担当は

 びーている / btailさんです。

私も好きなトリテの記事もあるようですので楽しみです。