安住紳一郎さんのラジオを聴いていたら、安住さんの座右の銘が、
「禍福は糾える縄の如し」
だというトークがありました。
かふく【禍福】 は 糾(あざな)える縄(なわ)の如(ごと)し
私の座右の銘の、
「人間万事塞翁が馬」
と似た意味です。
「禍福は…」が記載された史記は前漢の時代なので、紀元前200年ごろ。
「人間万事…」が記載された淮南子(えなんじ)も、同じ前漢時代の思想書。
史記を書いた人も、淮南子を書いた人も、2022年になっても言葉が受け継がれていくと思ったかしら。
古代中国の文明は偉大ですね。
さて、
算命学のベースになっている陰陽五行思想が生まれたのは、春秋戦国時代と言われていて、紀元前770年ごろですが、
算命学には、「合法」と「散法」というものがあります。
十二支の組み合わせによって生まれる約束事で、
その人の命式と後天運(大運・年運)の十二支が、
合法(融合・拡大)の組み合わせになれば発展性が望め、
散法(分裂・破壊)の組み合わせになれば苦労することになります。
だからと言って合法が良くて、散法が悪いとは言えません。
例えば、散法が廻るときに会社が潰れたけれど、そのおかげで次の職場で天職に巡りあえた、とか、
違和感を感じていた人と喧嘩して関係が壊れたおかげで、自分と感覚が合う人達と出会えた、ということもありますからね。
そして、
毎年十二支は順々に廻ってきますから、合法ばかり続くことも、散法ばかり続くこともありません。
つまり、合法・散法の両方があるのが自然の法則なんですよね。
暗い夜は明けるし、寒い冬の後には温かい春がくるのが自然の法則。
安住紳一郎さんも、「禍福は…」のお話の中で
「今禍い(不幸)の中にいる人もいて、幸福の中にいる人もいるけど、
結局平らにならせば同じになるようになっているんですよね。」
とおっしゃっていました。
起きたことに一喜一憂せずに生きて行きましょう!
ということですね。
マークイズ・横浜美術館前。
新緑の季節になりました。
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