”【批判覚悟】ボランティアコーチを愚弄するな” | ドングリクンパパのブログ

 

グッチさんに全面的に賛同する。

 

グッチさんが問題として取りあげたブログ主は下記のように全国のボランティアコーチを蔑む言動を繰り返している。元プロでなければ教わる価値がいないと叫んでいる。

 

「教育を学んだわけでも無い、スポーツを学んだ訳でも無い、何かを成し遂げた訳でもない、素人に、預ける意味が分からない!」

 

「プロに近付く為の努力をプロになった事の無いコーチが教えられると思いますか?無理なんですよ!知らないから!全く含まれて居ません!プロになりたいならプロから学び、プロになって行くしか無いのです」

 

まったく根も葉もない偏見としか言いようがないね。これが如何に偏見であるか、その話の前にこれに対するグッチさんの記事を紹介したい。ちなみにグッチさんはプロのサッカー指導者さんだ。

 

「地域のジュニア選手に密着して、サッカーの指導に携わるボランティアコーチの方々は、青少年の健全育成の観点から見ても、その存在と役割は大きい。ボランティアコーチの方々と共に活動してて感じるのは、その真摯な取り組み姿勢だ。ジュニアの選手の為に、少年団の為に、自らの時間と時には身銭を切って奉仕している。

 

必死になって少年サッカーに向き合うボランティアコーチの方々と、私は一緒に活動してきた。その多くの方々は、この方の言うような傲慢な態度など微塵も見せない。プレイヤーズファーストに重んじ、陰で選手たちを支えている。

 

そのような、日本の少年サッカーを根底から支えているボランティアコーチに対する上の記事は愚弄でしかない。

 

ボランティアコーチを愚弄する発言をする位なら、同じ日本でサッカーをするご子息をお持ちなら、共に日本の少年サッカーを応援して行こうではないか。主様の貴重なプロ経験を、その持ってる感性を、ボランティアや少年団を否定するのではなく、少年サッカーにいい方向に反映させて欲しいとつくづく願う」

 

素晴らしい、素晴らしすぎる。この方は恐らく本来ならはらわたが煮えくりかえってぶん殴りたいくらのお気持ちを抑え、冷静に、相手の事もきちんと立てつつ、ボランティアコーチの存在の大切さを訴えていらっしゃる。全文全て賛同しかない。

 

ところがこれに対する彼の反論に驚かされる。いや、まあ彼だから驚かないんだけど、驚くな~、やっぱり(笑)。さすがにこれはマズイと思う。以下、彼の反論の一部。

 

SNSで、個人名を出したり、リンクを貼って相手を特定した上での批判や侮辱発言は「ダメですよ」と言われる中で腹が立ったからと自制出来ずに、やってしまうような「幼稚」さで、どうする?と思う。

 

前に話した弁護士の友達とこのようなSNSでの揉め事は今後、ますます増えるよね、と言う事で「アンチ管理」がビジネスになら無いかな?なんて話してて、色々判例とか僕のブログのアンチさんのアカウントやスクショは集めてます。

 

 

 

いやはや、なんかとんでもなく勘違いしているみたいだ。誹謗中傷と批判の違いがまったく認識出来てないらしい。幼稚なのはどっちかな?

 

 

誹謗中傷は「根拠のない悪口を言って相手を傷つけること」を意味するのに対し、批判は「相手とは異なる意見を主張する」ことを意味するという違いがあります。 例えば、特定の人物の発言や行動に対して誰かの行動や発言に対して、「その行動、発言は間違っているのではないか」、「もっと○○すべき」などといった内容の発言をした場合、これは批判に該当します

 

批判はしても良いが、誹謗中傷はしてはいけない。例えば誰かがSNSで「○○人全員死ね!クソやろう!」とヘイトな記事を書いているとする。それにリンクを貼って「こういう発言は良くないと思います!」と書くのは誹謗中傷でも侮辱発言でもない。当たり前だ。

 

「こういう発言をしてる奴はクソ!ゴミ!」もしそう書いたら誹謗中傷だがグッチさんは一言もそんなことを書いていない。グッチさんは君の記事を見て、義憤にたまりかねて、全国で汗水流して日本サッカーを支えてくださっているボランティアコーチさんの為に記事を書いたんだよ。それを「怒りにまかせた幼稚な行為」だって?どこまで勘違いトンネルを掘り続けるつもりだろね?

 

SNSは公共の場だ。そこに書き込まれたものに対しリンク付きで反対意見を述べることは一切誹謗中傷には当たらず、もちろん犯罪行為でもなく、社会的にもまったく問題のない行為だ。リンク貼って反対意見を書くのが犯罪行為ならホリエモンもひろゆきも一生刑務所から出られないから(笑)。

 

グッチさんが何か一言でも個人を侮辱するよううなこと書いてるだろうか?何か根拠のないデマで個人攻撃しているだろうか?ふんぞり返って「弁護士の友達が~」とか恥ずかしいこと書く前にその弁護士さんにちゃんと物事の道理、善悪について教えてもらった方が良いね。

 

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で、彼は更にこのように反論してる。

 

「僕の記事は、常に「罪を憎んで人を憎まず」です。人を否定する事は無い、状況や現状を問題視しています。ボランティアコーチその物を否定して居るのでは無く、ボランティアコーチが引き起こす様々な問題を、事前に知らせてそれぞれ自分で抑制して頂きたいから書いて居るのです。書いて居る意味、目的を考えないから腹が立つのです」

 

は??え??もう1回彼のブログ記事貼ってみよう。

 

「教育を学んだわけでも無い、スポーツを学んだ訳でも無い、何かを成し遂げた訳でもない、素人に、預ける意味が分からない!」

 

「プロに近付く為の努力をプロになった事の無いコーチが教えられると思いますか?無理なんですよ!知らないから!全く含まれて居ません!プロになりたいならプロから学び、プロになって行くしか無いのです」

 

これのどこが「罪を憎んで人を憎まず」なのかな?どこがどうボランティアコーチそのものを否定しているわけじゃないのかな?文章の前後を読んでみても印象はまったく変わらない。超上から目線で死ぬほど否定してるよね?なんの根拠もなくね。

 

政治家が失言して「そういう意味で言ったわけではない」と必死に弁明してるのと同じ。「そういう意味に聞こえないようにきちんと配慮して発言する」それが大人のやることだ。意図せず誰かを傷つけたのなら「気がつきませんでした!そういう意味ではございません!」と謝って発言を撤回訂正するのが筋。

 

普通は間違っても「俺の意図をくみ取れないお前らがアホ!」とは言わないよね、あっという間に失脚間違いないしだから。ちなみに彼はその前後の記事でこう書いてもいる。「僕は子供の為に書いているのです!そこに関わる大人への優しさは二の次です!」とね。

 

子供の為だと大人を侮辱しても良いのかな?「素人に預ける意味が分からない!」そんな誰が読んでも不愉快になる書き方をすることが本当に子供の為になるのかな?そういう書き方しないと伝えられないのかな?パパは元プロとかほんとど~でもいいけど、もし君の立場なら~って感じで見本書いてみよっか?

 

「全国の多くのボランティアのコーチさんが日本の子供達の為に一生懸命教えてくださっているのは間違いありません。しかし日本ではライセンスもなしにコーチが出来てしまいます。残念ながらパワハラ気質であったり、古い教え方に固執したりする困ったコーチが沢山いたりもします。出来る限り良いコーチを見極めてお子さんを預けられると良いですね。

 

またコーチさんのほとんどは残念ながらご自身はプロ経験がない方が多いです。プロ経験がなくても素晴らしいコーチさんは沢山いらっしゃいますが、プロを経験した人にしか分からない世界があるのも事実。できればそうしたプロ経験者から直接教わる機会もあると良いですね」

 

ほらね、だ~れも傷つかない。でも言いたいことは言えてる。コピペして取っといたら?でも炎上しないから読者は減るけどな(笑)。

 

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で、実際のところ現役でプロになれなかったコーチには教わる価値はないのか?現役でプロになれなかったら絶対にプロになる方法を教えられないのか?そんなわけないから。

 

例えば江南南サッカー少年団の松本先生。ご自身はサッカーやったこともない素人、でも原口元気選手他歴代山のようなプロ(20人近く)を輩出されているし父母からの人望も厚い。興国高校の元監督の内野さん、短期間に恐ろしいほどのプロを輩出されたカリスマ、でもご自身は現役時代プロになっていない。

 

ザッケローニやモウリーニョにも言うのかな?君らは元素人だろ!サッカー知らない癖に黙ってろ!と?そういう大御所さんじゃなくても、グッチさんの言う通り日本中に本当に真摯に育成をされている素人のボランティアコーチさんが山のようにいて、そういう方々のおかげで日本のサッカーが成り立っているんだよ。

 

実績にしてもプロになれなかった方々の指導から上記のように山のようにプロ選手が生まれている。でも君が神のように信奉している檜垣さんのところから過去30年でJ1クラスのプロって生まれてるのかな?

 

で、これ書くとまた毎回反論が同じ。そういうチームは宣伝で人を集めて競争させて結果が出てるように見えてるだけです!とね。人を集めるのがどんだけ大変か分からないのだろう。青森山田の元黒田監督も、前橋育英の山田監督も、それぞれ地べたを這うようなところから情熱と知恵と工夫の日々を延々と続けて今の地位がある。

 

江南南なんて埼玉の田舎の少年団だ。いきなり人が集まるわけがない。指導が良くて、実績が出て、人が集まるようになるとますます実績が出て、そういうサイクルだよね。興国高校なんて内野さんが監督に就任した際、選手数が3学年でたった12人だ。それも高校から始めたような子ばっかり、練習にローファーの革靴で来た奴がいたって(笑)。

 

どう宣伝しまくったらそんなチームに人が集まるのだろう?違うよね。その12人を圧倒的な情熱と知性によって指導し、結果を出し、それを見て少しずつ人が集まり、更に結果が出て更に人が集まる、そうしたことを延々積み重ねて今の興国高校があるんだよ。

 

宣伝が上手くてふるいにかけているだけとか、本当に失礼にもほどがあるよね。同時にそうした「現役時代に自身はプロになれなかった監督やコーチ」に対して「そんな奴にプロになる方法が教えられるわけない!」という言葉がどれだけ傲慢か?

 

それにパワハラ気質で選手を駒のように扱う困ったコーチは元素人に限らない。元プロでもいるよ、いくらでも。現役プロでも犯罪を起こして牢屋に入っている奴も沢山いるのだ。

 

今の日本にはパワハラ気質で勉強不足のコーチがまだまだ沢山いるのは事実だ。それは間違いないことだが、そこに必要なのは「コーチにライセンス取得を義務付ける」「年に1度のパワハラ講習会に出席を義務付ける」等の対策では?

 

また個人には「そういう良くないコーチもいるので体験に行ったり試合を見に行ったりして良くチームを選びましょう」だよね。間違っても「自分がプロになれなかったような素人コーチに預けるな!」ではない。それは完全に偏見であり「ユダヤ人が悪い!」と言っているのと同じとても危険な発言だ。

 

そこからポジティブなものは何も生まれず、こうして誰かの心を傷つけるだけである。そうして自ら敵を作りまくり、それをアンチアンチと呼ぶ。残念としか言いようがないね。ただねえ、君の記事の中にひとつだけとても良い文章を見つけたよ。

 

「プロになるような人は否定や、ダメ出しの受け止め方が上手いと思う。それらを受け止め、成長の糧にする考え方が身に付いて居る。一方で、多くの方は、そのような「否定」「ダメ出し」されるような場所を「避けよう」とする。自分と近い考えの人の側に行き褒められたい、と考える。または「そうだよね」と言い合える人達でかたまろうとする」

 

おお!ちゃんと分かってんじゃん!まさしくそれだよ!君の事じゃん!!(笑)まさしく君に足りないもの、しっかりグッチさんの愛あるダメ出しを受け止めた方が良いと思う。うんうん、分かってるならそれでよし!(笑)

 

最後にもう一度グッチさんの記事をぜひ読んでいただきたい。こうした方が日本の指導者であることを誇りに思うと同時に、日本全国の、心ある、名もなきボランティアコーチの方々に心からの感謝を!!(同時にボランティア審判さんにも心から感謝を!!)

 

(グッチさん、勝手に記事を引用してひっかきまわして申し訳ございません!何か問題ございましたらすぐ削除しますのでご連絡ください!)