(2)からの続き
更に夢中になることで今流行り?の言葉でいう → グリット(GRIT)= やり抜く力も育つ~!!
GRIT提唱者のアンジェラ・ダックワース氏(GRIT研究により天才賞と呼ばれるマッカーサー賞を受賞した心理学の大学教授)はまず子供が好きな事を見つけるのが大切と言っているそうだ。そしてこのように言っている。「その道を極めた達人でさえ、最初は気楽な初心者だった。必死に努力する以前に、まずは楽しむことが大事」と(パパは著書を読んでないので解説サイトからの引用)。
人は自分が興味のない事には情熱を燃やす事が出来ない。著書の第6章のテーマは「興味を結び付ける/情熱を抱き、没頭する技術」とある。子供が日々様々なことに夢中になる体験はまさにここに通じている。
パパは過去何度も書いているが、子育ての基本は「やりたい事を夢中になってやる事」×「やらなければいけないことをしっかりやる事」のバランスだと思う。これは恐らくアンジェラさんがGRITのベースとして提唱している「情熱」×「粘り強さ」に通じるものなんじゃないかな。
「やり抜く力」とだけ聞くと何やら大変な事を我慢してやり続けるようなイメージが思い浮かぶ。何かをやり遂げるにはそういう力ももちろん必要だが、最も大事なのはまずその事に対してどれだけ情熱を持っているか?なんだよね。そして「何かに夢中になる事」以外に情熱を育むものはない。
ちなみに下記はダックワース女史の著書を元にALL ABOUTがグリットを育む6つのテーマを掲げているが、例として挙げた「姫ちゃんのビーズ整理」にはこのうち実に3つも含まれている。
*(すぐに)手伝わない
*達成する喜び体験を積み重ねる
*失敗から立ち上がる経験をさせる
こうして日々何かに夢中になるうちにやがて子供達は自分にとっての「本物の夢」と出会い、その夢の追求の中でより長い、時に人生を賭けた時間軸の中で上記を体験して行く。しかしその時に必ず幼少期の短時間スパンで積み重ねたGRIT的体験がそれを下支えする。
ま、この辺りの話はアンジェラさんがそう言っているわけではなく、パパがそう思うって話だけどな(笑)。でも間違いないと思うよ。ボウズなんてまさにそれを体現していると思う。現状プロになれる可能性は限りなく低いがまったく諦めるつもりはない。
才能はないがGRIT力はある。ごくわずかな可能性の為に毎日毎日コツコツコツコツひたすら積み重ね、しかもこの日々を全身で楽しんでいるよね。
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というわけで親がな~んにもせず、子供が勝手に何かに夢中になっているだけで脳が活性化して頭が良くなり、「GRITやり抜く力」も鍛えられてしまう。だったら勝手にやらせとけばいいじゃん(笑)。そういう話だよね。パパの考える「余白論的中学受験対策」のベースはここ。
★子供を信じて自由時間をたっぷり与える。そこで子供が何かに夢中になっていたらそれを出来る限り妨げない
夢中になっていれば勝手に脳も心も鍛えられる。それは間違いなく受験にも活きる。「夢中」をたっぷり経験している子は、いざ勉強をした時にその吸収スピードが違うのだ。まずどんな子供にも備わっているこの力を信じて大切にする事、これが作戦の土台となる。
ただしこの土台によってベーシックな力はつくが、もちろんそれだけではテストを解けるようにはならない。そこでパパは姫ちゃんの「夢中」が受験と繋がるような仕掛けをいくつか考えた。10種の作戦は主に下記2種類に分類される。
*「夢中」を受験に繋げていく戦略
*「夢中」以外の地頭が良くなる戦略
純粋に子供が勝手に夢中になる事に比べるとその夢中度はやや劣るかもしれないが、姫ちゃんが「それ、面白い!」と思えることを楽しんでいるうちにいつの間にか適性検査の成績が上がってしまう、そういう戦略を立てたのだ。
そしてそれにはほぼ一切お金がかからない。しかもそれは誰でも出来ることだ。「え!そんな事!?」と言うような事もあれば、恐らく他に誰もやっていないような事もある。共通するのはどれも一切ストレスがかからず、姫ちゃんがそれを楽しめるということ。
そうしてベース戦略によって日々何かに夢中になり、更に10種の作戦でも日々色々楽しんでいる。だから1日1時間程度のお勉強はほとんど苦にならない。こうしてなんのストレスも感じることなく伸び伸びと受験対策が進んでいくのだ。これがパパの余白論的な中学受験対策だ。これを今回10種全部惜しみなく書くからね~、うんうん、誰も頼んでないけど(笑)。
いやでも、そうは言ってもうちの子ほっといたらずっとゲームやってるんですけど、、、一般的にはまずそういう問題があるよね。次回はこの話から。ゲームには良い点と悪い点がある。そこを整理することが大事だよね。
Q ゲームに夢中になってたらそれも「夢中」と言えるのでしょうか?
A ???(次回に!)