共同親権問題(2)基本賛成、ただし!! | ドングリクンパパのブログ

パパは基本的に共同親権に賛成だ。離婚したら片方の親にしか親権がないという事自体が不自然だと思うし、子供の権利から考えてもそうあるべきだと思う。

 

ただ前回書いた通りDV問題等を懸念して法案に対する反対運動が盛り上がる事には賛成だ。その声が大きくなればなるほど運用ガイドラインが洗練されたものになる可能性があるからね。日本は共同親権の導入が世界で最も遅れた国のひとつだ。逆に言えば既に導入されている各国の現状を参考にして世界で最も洗練された法律に出来る可能性があるということだよね。

 

前回書いた通り最も大きな問題はDVの再燃だ。現在シングルの親権を持つのは女性が86%で大半を占める。そして妻側の離婚理由の45%がDV関連だ。スマホがあるんだからDVの証明なんて簡単じゃんと言っている人がいて驚く。いつ録画ボタンを押すのさ?

 

そんな事したらDVが更にエスカレートするに決まってるじゃん。その恐怖と闘いながら、隙をついて録画するなんて簡単な訳がない。特に既に離婚している家庭においては今から証明のしようがない場合も多い。

 

現時点においても離婚の理由がDVと認められると慰謝料の請求が可能になるので、そうした事を検討する人はもちろん沢山いるが、相手がすんなりそれを認めるはずもなく、必ず裁判が必要になる上結論が出るまで長時間かかる。もちろん弁護士費用も必要になる。DVを証明する客観的証拠を集めるのも大変だ。

 

前回頂いたコメントにもあったが、共同親権が導入されると「DVがあった!」と虚偽の報告をして単独親権を得ようとするパターンがある。でもだからこそ家庭裁判所の判断が非常に難しくなり、本物のDVを見逃してしまう可能性もあるのだ。

 

過去に夫のDVで離婚したが、DVを証明する裁判は諦めて今は子供と平穏に暮らしているという女性が共同親権に怯えているというニュースを読んだよ(ニュースソースを見失ってしまった)。過去に離婚をしている場合においては、より慎重に判断できる運用にしてほしいね。

 

今からDVを理由に離婚を考える人は下記のようなサイトを参考にして、離婚協議を始める前に出来る限り証拠を集めることだね。

 

 

■お金の問題!

 

もうひとつ大きな問題がお金に絡む事。共同親権になった場合、世帯収入は同居してない親の分を含めることになるそうだ。児童扶養手当は同居人の収入を適応するそうで問題ないが、高校無償化は引っ掛かるらしい。

 

これ、養育費の未払いに対する厳罰化などの対策とセットじゃないとね。一応下記が検討されているそう。

 

*家裁が当事者に収入や資産の情報開示を命令できるようになる

*支払いが滞った場合には、優先的に財産を差し押さえられるようになる。

*離婚時に養育費の取り決めをしていなくても、一定額を請求できるようになる。

 

 

それでも払わない人はいるよね。前年の養育費の支払い状況によっては高校無償化も同居人のみの年収で判断できるようにするべきと思う。他にも世帯年収の基準が変わる事に寄るよる影響は色々あると思う。法律施行までにはこの辺りをしっかり煮詰めてほしいね。

 

■再婚時の親権!

 

例えば離婚後にひとりで子育てしている女性が再婚したとする。子供が15歳以下で共同親権の場合、新しい夫と自分の連れ子を養子縁組しようとするには元夫の承諾が必要になるという。これも大きな問題だなあと思ったが、下記を読むとこれについては既に改正案がしっかり練られているみたいだね。

 

 

改正案では

*基本的に再婚相手との共同親権に切り替わることを想定

*元伴侶である親権者が異議を唱えても、家庭裁判所に申し立てればすんなり再婚相手に親権が移る

 

ようになるらしい。それだったら安心だね。いろんな声が大きくなればなるほど、こうして法案の細部が改正されたり、法案は変わらなくても運用方法がより良くなったりするよね。そう思って一応パパも書いてみたよ~。まあもうテレビとかでさんざんやってるんだろうけどね(笑)。

 

次回は親バカブログに戻りま~す!