激闘ファイナル・バトル/素晴らしき哉サッカー!!(2) | ドングリクンパパのブログ

そうしていよいよファイナルが始まったのだ!!

 

ところが、、、1本目始まって誰も予想だにしない事が起きた。高校生が立て続けにゴールを決めてなんと1本目4-0で高校生の勝利。いや~みんなめちゃくちゃ上手い。恐ろしく上手い。良く考えたらメチャクチャ足元テクニックのある奴ばっかりなんだよね。

 

H君は小学生の時フットサル・バーモントカップで全国準優勝した時のスタメン、Y君はF東アドバンスから関東リーグに行ったツワモノ、S君は超絶ボールタッチの柔らかいドリブラーでジュニアユースもドリブル特化系~高校はフットサルへ、そしてお馴染よしひろジュニア、ほんとあまりにも晩熟過ぎて日の目を見られなかっただけ、大学生も悶絶する技術。

 

みんな小2~3くらいから知っている子達なんだよね。高校時代は色々あってみんな輝けなかったけど、メチャクチャに上手いのだ。さすが股チルドレン!

 

多分ソサイチだったら本当にボコボコだったと思う。フィジカルが別次元だからね。11人制サッカーだったら青森山田相手でも勝っちゃうレベルの子達だ。でもフットサルに変更になってほんとラッキーだったね、高校生のテクニックが俄然光ることになったのだが、それでもまさかこのレベル相手にここまでやれるとは、、、

 

がしかし!大学生も黙ってない。当たり前だ。最初は本職キーパー君も前でやったりしてたのをガチでキーパーに入り、声を出して本気モード発動、そこから真の戦いが始まった。いや~凄かったね、熱かったよ。トータルの点数をず~っと数えて、本当にガチで勝ち負けを争った。

 

大学生が超本気モードに入り、立て続けにゴールを決めて、すぐに逆転されるかと思いきや、また高校生が引き離し、大学生が追いつきそうになり、また引き離し、また追いつかれ、そんな激しいデッドヒートが延々続く。メチャクチャ面白い!!

 

2時間近く19対17辺りまで高校生がなんとかリードを続けていたが、その頃高校生の体力消費が目に見えてヤバい感じになってきてな。その点大学生はさすがだよね~、まあ1500m4分半を切らないと練習すらさせてもらえないレベルらしいしな(笑)。

 

徐々に地力の差が出始める。単純なスピードも強烈だけど、やはり切り替えの速さが段違いなのだ。しかも大学生はやはりコミュニケーション能力が高い。徐々に連動性が生まれ、ついに高校生を逆転した。いや~さすがだよね。

 

高校生も頑張って何度か追いつくも徐々に点差をつけられ残り最後の1本の時点で4点差。もう点差しか数えてなかったが多分24対20くらい?そして迎えた最後の1本!!しかしここでY君の超気迫スーパーブチ抜きドリブルが炸裂して24対21!!

 

そして最後の最後にボウズが足首リミッターを外す!ほぼ100%モード発動して立て続けに2ゴールで1点差!!更にボウズのアシストから1点返してなんと同点!!残り1分!!しかし直後に大学生ゴール!!残り30秒、そして再びボウズ持ちこんでチップキックでシュート、、、が弾かれた~!!

 

試合、終了~~~~!!!25対24、大学生の勝ち~!!

 

いや~、熱かったよ~。みんな凄かった~。パパ仲間で死ぬまで語り継がれる名勝負(笑)。みんなDAZNにお金払っても見たいくらいの試合だったって(笑)。大学生達も本当にいい子ばかりでね~、肩書き的には本当にショボイ高校生相手に、スカした感じとかまるっきりなく、本当にガチで、しかもめっちゃ楽しそうに相手をしてくれた。本当に感謝しかない。

 

そして高校卒業組は全員本当に輝いていた。みんなサッカーやめちゃうなんて信じられない。S君は異様にボールタッチが柔らかくて滑らかで、関東大学レベルのプレスが掛かっても慌てずスルスルと抜けてくる。H君は技術があって攻撃能力も半端ないのに、守備能力も高い。H君だけは大学生とバチバチに当たって競り勝っていた。ボウズ曰く守備時のポジショニング能力がめっちゃ高くてありがたかったと。

 

Y君は視野が広くいつでも良く見えている上に、いざとなると強引な突破もできる。攻撃の要だったね。そしてよしひろジュニア、カットインの姿勢の美しさが更に磨きがかかって際立っていた。それがそのまま相手の脅威になっていたね。かつ、以前には見られなかった「縦に仕掛けての左足のシュート」がガンガン決まっていた。

 

よしひろジュニアが持つとキーパー君が左足シュートを警戒して「縦切れ!縦切れ!」と何度も叫んでいたのが印象的だった(笑)。縦×カットインというスタイルはボウズが「一番サッカーっぽかったよね~」と言っていた。

 

フットサルをサークルで~と考えている子が多いようだけど、大人としては、、、彼らがもう少しガチでサッカーやるところを見たいと思ってしまう。でももちろん彼らの選択だからね。

 

ただこのレベルの大学生相手にここまでやれたと言う経験はあの子達にとっても小さくないのではと思う。サッカーとフットサルの違いはある。でもフィジカルで劣っていてもフットサルなら関東リーグレベルのスーパー君達とここまでやりあえるというのは、彼らがこれまで小さな頃から地道に積み重ね続けて来たものがあるからこそ!!だよね。

 

これからどんな道を歩むのか分からない。でも小1の頃から12年間やり続けて来た事がちゃんと形になっている。自信を持ってこれからの人生を歩んでほしいね。

 

ちなみにボウズはまだ痛みが残っていて右足が踏み込めず、全力で走れない、シュート打てない、シュートブロックも出来ずで、活躍したのはほぼ最初と最後だけ、途中は他のみんなに迷惑がかからない程度のプレーしかできなかったけど、それでもメチャクチャ楽しかったようだ。それでも一応大学生や大人にも褒めてもらえて良かったね。

 

遊びなのに超本気。こんなに面白いことってないよ。爽やかに挨拶して帰っていく大学生を見送りながら、ああ、ほんとサッカーっていいなあと心から思ったよ。10年に渡って何度も何度もこういう場を作ってくれて、最後の最後にこんな素晴らしすぎる舞台を演出してくれた股さんには本当に心から感謝、ああ、なんて良い日なんだ!!

 

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ただし!実はこの日これだけではなかった。高校生と大学生の激闘の隙間で、実は我々オヤジーズにも熱い戦いが待っていたのだ!!

 

続く