天才が生まれる土壌/利き足?両足?(後編) | ドングリクンパパのブログ

(前編)からの続き

 

 

 

*夢中になる力=モチベーションのベース

*これを育む為に最も大切なものが「余白」である

 

これがパパ独自の考えだ。そしてこの「余白論」は当然サッカーのみならず育児全般、当然受験などにも当てはまるとパパは考えている。

 

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うちの姫ちゃんは公立中高一貫校を受験する予定だ。

 

一般的に中学受験をするとなると、この時期(これから小5)の子供達は平日でも1日平均3時間は勉強するらしい。もちろん塾にも行きまくっている。でもうちの姫ちゃんはまったくそんな事していない。毎日実に伸び伸びとやりたい事をやりまくっている。日々は受験色ゼロだが、グイグイいろんな才能を伸ばしている。

 

そしてそれが受験にも効いてくるのは間違いないし、学校の成績もこれ以上ないくらい良いけど、仮に受験に落ちてもなんの問題もない。何故なら日々がとても幸せだからだよね。

 

ずっとこのままがいい、そう姫ちゃんは言う。それくらい今が幸せだと。でも未来へのあこがれは沢山ある。ああしたい、こうしたい、こうなりたい、は沢山ある。結婚して子供が出来た時の朝食のお皿の色やメニューまで決めてるからね(笑)。

 

ずっと今のままでいたいほど日々が幸せで、未来の夢も沢山ある。それは成績なんかより遥かに遥かに大切な事だとパパは思う。だから今後も受験なんかより断然それを大切にしていきたいと思っている。そういう気持ちに比べたら学校の成績なんてほんとどうでもいいわ。

 

だからパパの家では中学受験をするとしても子供がストレスを感じる事はほぼない。楽しんでやって合格したらラッキー、くらいに考えているし姫ちゃんにもそう言っている。ところが今姫ちゃんはなぜか英語アプリにハマっている。勝手にどんどん英語が上達している。英語を勉強しなさいなんて一言も言ってないのに、もう1ヶ月半以上毎日夢中でやりまくっているよね。

 

受験を意識して頑張っているわけじゃない。純粋に楽しんでいるのだ。それこそ息抜きにやったりしてるからね。でもこれがまさに「余白パワー」なんだよね。子供によっては英語じゃないだろうし、姫ちゃんも2カ月後には別の事に夢中かもしれない。でもそれで良いのだ。

 

子供のどこにお宝が隠れているか、子供自身も知らないんだよ。まして大人が知るわけない。だからいろんな事にひたすら夢中になってみる事が大事。1m掘ったら飽きてしまうことも沢山あるが、沢山の穴を掘りまくっているううちに金脈に辿りついてしまう事もある。そして自分で掘る楽しさを覚えることは間違いなく人生をとても豊かにしてくれる。

 

姫ちゃんは毎日とてもハッピーだ。本当に楽しそう。ボウズもそうだね。でもそれは「たっぷりの余白の中で、子供が常に子供自身でいられる事を大切にする」という原則をパパとママが守っているからだと思う。

 

今回のテーマは「天才はどこから生まれてくるのか?」だ。パパは思う。「天性の才能×夢中になる力」これが天才を生むベースだ。残念ながらどんな分野でも才能は不可欠。スポーツはなおさらだよね。でもねえ、仮に才能がなくても、もし子供達が心からサッカーに夢中になっていたら?

 

少なくともその子供達はサッカーをやっていて「幸せ」だよね。そしてそれが何より一番大切な事なんじゃないかな?パパはそう思うんだよね。

 

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ちなみに、、、ちょっと脱線するけどねえ、元祖利き足論者である檜垣さんが「ブラジルでは日本のような両足練習をしていない!ストリートで純粋にゲームを楽しんでいるだけ!」と書いているのを読んだ事がある。上記にパパが書いている事と同じだね。いろんな文献を読んでもまったくもってその通りだと思う。

 

ところがそこからなぜに「だから利き足でひたすらちょんちょんリフティングを練習しましょう!」になるんだかパパには良く分かんないんだよ(笑)。ふつ~は「だからミニゲームたっぷりやりましょう!」だよね?まあそこは檜垣さんの独自のやり方なんだろうね。

 

だからと言って利き足ちょんちょんが無駄と言ってるわけじゃない。そういう練習方法もありだと思うよ。それでちゃんと上手くなっている子もいるよ。でも南米ではそんなことやってないってだけの話だよね。

 

ちなみにパパはかつて「利き足?両足?」というシリーズを書いていた。でも中断したまま止まってるんだよね。理由は特にない、書くのがちょっと面倒になっただけ(笑)。書きたい日に書きたい事を書く、それが個人ブログだから。でもこれで終わらせるつもりはない。そのうち再開するつもりだ。

 

 

その当時、飛び飛びに年末までこのテーマでかなりの量を書いたと思うけど、実際のところそれでもパパの考えているところの3分の1程度しか書けていない。具体的な話はまだ一言も書いてないよね、大まかな概論だけ。本当に面白い話はこれからだよね。ただ結論は最初から決まっている。その時のシリーズ最初に書いた通りだ。

 

「利き足、両足、どちらにこだわっても良い」

 

はい、終了(笑)。結論は決まっているのだ。好きな方から登ればいいじゃん、道なんてひとつのわけないじゃんねえ?ちなみにボウズは両足からスタートしている。前回リフティングシリーズで貼った小2の頃の1対1動画を見てもらえば分かる。左足で沢山プレーしているけど、ボウズの利き足は右だ。

 

でも小学生の頃、ブロ友さんの息子さんが利き足派で、もうめっちゃ惚れ惚れするようなプレーしててね~、それでパパは利き足系にも興味持ってね。そしてパパはボウズが中1の頃、数カ月かけて利き足理論を独自に徹底解析したんだよな。

 

そしてパパは発見した。それについては熱烈利き足系さん達ですら明確に書いているのを一度も見た事がない。パパ独自の見解だからもしかすると王道利き足さん達とは違う考え方かもしれないね。そしてパパは無謀な事にそれをボウズの両足に入れてしまうという、独自のミックス・スタイルに挑んでいるわけだ、ボウズの現状からすれば大成功とは言い難いけどな(笑)。

 

でもこれでボウズにフィジカルが備わってアレがこうなったら~、みたいな夢はあるよね。ただねえ、失敗してもいいんだよ。だって冒険だからな。失敗の可能性があるからこそ冒険なんだよな。成功が約束されたチャレンジなんて冒険じゃない、そんなもん面白くもなんともないからな。

 

ボウズとああでもないこうでもないってめっちゃ楽しんでるよ。失敗したら「やっぱ無謀だったな」「だね」で笑って終わる。それだけの事だよ。そうしていろんな奴がいて、ああしてみたりこうしてみたりが楽しいじゃん。みんな同じだったらほんとつまんないからね。

 

だから一番つまらないのは「利き足じゃないとダメ!」だし「両足じゃないとダメ!」だよね。相手を否定するところからは何も生まれない。ちなみにパパは全国トップ・オブ・トップに位置する高校で今かなり注目されているバリバリ利き足君の親御さんとも仲良くしている。まあなんていうか試合に女子の追っかけが沢山来ちゃうようなレベルだよね。羨ましすぎるな(笑)。

 

でもその子はチームにいる両足スーパー君にちゃんとリスペクトを持っているそうだ。その子がまだU16の頃、U16Aチームに明確な利き足系、明確な両足系がそれぞれ何人かいたそうだ。でもパパさんが息子さんに聞いてみたところ、お互いを否定したりした事はただの一度もないと。

 

お互い「おお!それすごいな!」「なんだ今のは!?」なんて言って、お互いの凄さを楽しんでいるそうだ。そして良いところは取り入れるし、こだわるところはこだわり続ける。そして内心「絶対負けない」とお互い思っている。いや~最高だよね。

 

我々親のブログでもその子供達(その中から何人か確実にプロになるだろう)を見習って、お互いリスペクトを持って、日々サッカーや育成ライフを楽しめると良いよね~。

 

(今回脱線が長すぎて書けなかったけど、次回はモチベーション・シリーズの最も核心とパパが考える部分、捨てる勇気編です)