小学生にお勧めのサッカー練習法/上手くなる法則編(2) | ドングリクンパパのブログ

(1)からの続き

 

 

 

パパが練習コーチのオファーを受けた際、丁度この学年のメインパパコーチ(主に試合担当)のブログにこんな記載があった。「中心メンバー(いわゆるA)と、その他の子(いわゆるB)の差があまりにも大きすぎるのが気になります」と。Bの子達に「プレーを人任せにせず、自覚を持ってトレーニングしましょう」という文面だった。

 

パパはそれを見て密かに決意したのだ。Bの子達のレベルをガツンと上げるぞと。そしてパパがコーチをやるようになってぴったり1年後、メインパパコーチのブログにこのような記事が載った。

 

「Aの子とBの子の差がほとんどなくなってきました!誰が公式戦のスタメンでもおかしくない状況です!」

 

上記コーチの言葉はやや大げさな表現ではあるものの間違ってはいない。その差は間違いなく小さくなった。そしてこれだけは確実にパパの実績だと思う。ちゃんと戦略もあったしね。きっちり1年でそこまで持って行けた。この点では「俺良く頑張った」そう思うのだ(今回のシリーズではその戦略についても!)。

 

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Bの子達の事以外はこんなもん実績じゃないと2度も書いておいた。実際そうだ。サッカーは個人の資質に負うところも大きいのだ。でもパパは今でもチーム練習を受け持てばある程度(大したことないけどあくまでもある程度)同じような結果が出せるという自信はある。試合に帯同出来たらもっと結果は出せる。勘違いかもしれないし、でも本当にそうかもしれない。

 

でもパパは何故そう思えるのか?パパはそもそもサッカーの素人なのだ。素人なのになぜそう思えるのか?そこには法則があるからだよね。こうすればこうなるという法則があり、そこを外さなければ必ずそうなるからね。

 

そしてこれは主に当時の印象だが、、、これまで10年以上いろんなチームの練習を見て来たわけだけど、この法則を理解してない、というより考えようともしていないコーチがまだまだ日本中に沢山いるようにパパには見える。

 

どんな練習をしたら良いか、、、それは確かに重要なテーマだ。でもそれだけ考えていても子供達は上手くならない。まあこういう言い方をウザいと感じたら所詮ど素人のおっさんのたわごとと思ってスルーしてくれてオーケー、実際その通りかもしれないしね。

 

世の中にはこの法則も理解した上で、圧倒的な技術・戦術指導力や多角的な視点から子供達を未来に導く素晴らしい指導者も沢山いる。パパは彼らの足元にも及ばない。当たり前だ。しかしど素人のパパコーチでも、きちんと法則を理解して取り組めば最低限の練習にはなるよ、という話だよね。そしてこの最低限の練習にも辿りついてない、そういうコーチングもまだまだ沢山見かけるのだ。

 

簡単に言えばこの法則を理解して練習を組むと子供達が幸せになる。「上手くなる」でもなく、「強くなる」でもなく、「幸せになる」これがメインだ。でもサッカーの練習で幸せになった子供達は必ずサッカーが上手くもなる。そこが味噌だよね。

 

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ではパパの考える「サッカーが上手くなる法則」を最初にズバリ書こう。パパは下記のように考えている。

 

1)((技術戦術)+(フィジカル))× モチベーション = 上達速度

2)上達速度 × 時間 = 上達度

 

一応言っておくけど、パパはいちいちこんな数式を立てて計算しているわけじゃない。でも頭の中で考えていることはこういう事なんだよね。説明するならこうなる、ということ。そしてここで最も大事な点は数式1)の中の「×」の存在だ。「+」ではなく「×」であるということ。

 

要するにその練習メニューがどんなに優れたものであっても、それに取り組む子供達のモチベーションが低かったら話にならないよって事だね。当たり前のことなのに、何故かこれを理解していないと思われる練習を沢山見かけるのだ。ではひとつ簡単な実例を紹介しよう。

 

続く