今年1年がボウズの人生のカギを握るのだ~(2) | ドングリクンパパのブログ

(1)からの続き

 

サッカーの特待推薦を辞退、勉強の指定校推薦の可能性も全て蹴ってあえて1年間浪人するという、前代未聞の選択をしてしまったボウズの今年の(サッカー以外の)テーマは4つ。 それぞれとても大事なテーマだ。そして普通に大学に進んでいたらボウズの場合出来ない経験なんだよね。その点まさにギャップイヤー的な体験なのだ。

 

1)アルバイト

この年代はもう全ての事が経験だ。例えば就職するにしても、他の職種のアルバイトを経験してから就職した方が良い。パパはそう思う。例え飲食店やスーパーの販売員や単純な肉体労働でも確実に大きな経験になる。

 

他者の立場に立って物を考える、相手を慮るということが人生においてはとても大切な事だが、経験した職種が豊富である事は様々な状況の人々の気持ちを想像する時にとても役に立つ。アルバイトで小さな失敗を沢山しておくことも当然後の仕事に活かされる。コミュニケーションのトレーニングになる事は言うまでもない。

 

そしてパパはこれを大学入学前に経験させたいのだ。もしくは海外チャレンジ前にね。というわけで昨年末から探していたバイトが2月半ばにようやく始まった。いや~、びっくりしたよ、たかがバイトなのに見つかるまで結構大変だった。募集はいっぱい出てるのにな。ボウズから聞いた話をまとめると下記の通りだ。

 

1)書類落ち1社(オシャレカフェ)

2)面接落ち1社(有名オシャレレストラン)

3)面接に行ったら希望時間帯が合わなかった(募集要項には何時でも好きな時間にと出ていたのにも関わらず!)1社(寿司、和食)

4)面接に担当者が30分遅刻の上、その後の連絡のレスポンスも超絶悪く断った 1社(格安うどん屋)

5)面接に行ったらスタッフの雰囲気超絶悪く、全体にタバコ臭く、担当者もコミュ障気味で断った 1社(沖縄系居酒屋)

 

まあこれも良い経験だよね。そして結局6社目のセルフうどんチェーン店に決定。ここはスタッフの雰囲気が抜群に良いらしい。50代のおばちゃん2人に男の店長さんが主に一緒に仕事するメンバーで、みんなとても優しいって。

 

仕事はうどんの仕込み、てんぷら作業からレジ、皿洗いまで全般。良い経験になりそう。レジが古いタイプ?で複雑だそうで苦戦中らしい。皿洗いはオバちゃん達の早さに圧倒されたって。時給は1100円、9時~14時で週3~4日だね。時給は普通だけどチャリで5分で行けるのと、食事付きなのがありがたい。

 

規定では「シンプルうどん+てんぷら2点」が無料で食べられます、となっていたが、実際にはオバちゃん達が「スポーツやってるんだから好きなもの沢山食べなさい!」とか言って結局なんでも食べ放題なんだって。バイト初日「何食ったの?」って聞いたら「けんちんうどんに、しらすご飯に、エビ天」だって。おいおい、マジかよ、いきなり食い過ぎじゃね?(笑)。

 

ちょっと遠慮しようにもおばちゃんが無理やりてんぷらを追加で付けてくれるらしい(笑)。基本野菜が足りないのでボウズは茹でた小松菜などを持参した上、帰宅後も足りない栄養素を足している。1日たった5時間なのに結構疲れる事に驚いてるみたい。これがフルタイムで毎日だったら、、、と思うと「仕事ってなんでも大変なんだなあ」というのを実感してるようだ。

 

まさにこういう経験してから大学に行く、これが良いのだ。好きなサッカーに打ち込めるというのがどれだけありがたい時間なのか、1年間のバイト生活を通して逆に知る事が出来る。そうするとより一層「ひとつひとつに全力で取り組まないともったいない」と思えるようになる、、、そんな感じになるといいなあと思っている。

 

まあプロ目指すレベルでサッカーをやってなければ大学生でもバイトは結構出来るんだけどね。ボウズの場合、大学に行ったらバイトの時間はほとんどないと思う。ここでしっかりバイト経験出来るって本当にとても良い。

 

また仮に大学に行かずに海外に行くとしても向こうでアルバイトは必須、そして大概日本食系のレストランで働く事になるパターンが多い。その場合も日本で飲食店のバイト経験があることはプラスだと思うんだよね。

 

ともかく良い職場に巡り合えたみたいで良かった。こうして自分で稼いだお金で海外にチャレンジする。そこにも大きな意味があるよね。海外渡航費をクラウドファンディングで集めている人も見かける。それもひとつの賢いやり方だろう。でも「自分のチャレンジに対して自分で責任を持つ」というやり方も良いと思うんだよね。

 

以前記事にしたボウズの作戦は、1年バイトして2カ月海外サッカー留学した後、大学に入学、2年で中退して再びバイトして本格海外チャレンジ、というものだった。しかし様々な情報を見たり、ボウズと色々話すうちに徐々に変化している。

 

現在の候補は「1年間アルバイト→大学→中退→海外チャレンジ」というもの。大学前の2カ月の短期留学はしない方向だ。やっぱり円安がキツイ。ボウズに細かく計算させてみたら2カ月でもやっぱり結構な額になるんだよね。

 

そうすると結局本格的なチャレンジの前にまたかなりバイトをしなくてはならない。だったらもうこの1年で稼いだ費用を貯めておいて本格的なチャレンジに当てる方が良いかなと。最初から長期滞在予定なら現地でバイトを始められるしね。

 

また変わる可能性もある。いろんな可能性を探りながらともかくしっかり稼いでおくことだね。とりあえず単発の肉体労働と合わせて年内に100万が目標だ。

 

続く(次はサッカースクールのコーチ!)