スイッチの入った子供の跳躍力 | ドングリクンパパのブログ

子供が何かに本気で夢中になり、純粋に自分の中から湧き出る思いに突き動かされて行動する時、大人の想像を軽く飛び超えていってしまうこともあるんだなあと。

 

-------------------------------------------

 

少年団の頃のボウズのチームメイト、パパが4年から6年まで3年間コーチとして教えた子の1人。中学ではサッカーをやらずに吹奏楽部に入ったんだよな。その子のパパが元々学生時代ガチで吹奏楽をやっていてサックスが吹ける。スタジオ借りて親子で一緒に練習したりしたなんて話も聞いて。めっちゃいいよね、そういうの。

 

でもまあ、勉強しないでゲームばかりやってるなんて話も聞いた。ごく普通の男子だよな。で、高校では軽音楽部に入ったと。先日久しぶりに少年団のパパママ仲間が集まって飲んだんだよな。パパは引っ越して違う県に住んでるけど、それでも1年に2回くらいは今でも飲んでる。ほんとサイコーな代なんだ。

 

で、軽音楽部に入ったその後を聞いた。その中の先輩に誘われてバンドを組んだんだと。そしてなんと、詩を書いたり曲を作ったりし始めたと。え!?あのSが!?そんなことまでやり始めたの?そのパパも元々音楽好きだし吹奏楽の経験もあるからちょっと教えてやろうなんて最初は思ってたらしい。

 

ところが、、、ほんの一瞬でそれどころではなくなったと。気が付いたらあっという間に俺なんか飛び越えていった。もう教えるとかおこがましい、ひたすら応援するだけ、そう言って笑った。ユーチューブに曲があるというので聞かせてもらって、、、たまげたね。

 

 

 

近頃の高校生レベル高っ!作詞、作曲、作画までその子だと。パパの中では小6の頃のイメージのまま止まっている。あの頃はまだ音楽の「お」の字もなかった。あの子が、、、今やこんな切ない歌詞を書くのかよ、、、いやはや驚いたよ。

 

まあ今時は便利なソフトがあるのだろうし、昔と比べて素人でも曲っぽく仕上げるのが多少簡単にはなってるんだろうけど、それにしてもいいよ、センス感じるよな。

 

絵もめっちゃいい、歌詞に凄く合ってる。50過ぎのおっさんが見ても夏が沁みてどこかキュンとなる好みの絵だよ。そして曲も良く出来てるね、今時の音だけど普遍性もある、メロディもリズムもいい、そしてボーカルの女の子がとびきり上手い。かなり上手いね。これは、、、楽しいだろうな~。

 

きっとバンド=人生くらいのめり込んでるんじゃないかな。実際相変わらず勉強まったくせず留年が危ないそうだ(笑)。でもいいよ、とことんのめり込んで行けるところまで突き進め。変に売れる事とか意識せず、自分達の好きな音を思う存分追求していってほしいね。青春を駆け抜けろ~~~

 

---------------------------------------

 

ちなみに世の中的に「売れる」ことと、自分の個をより掘り下げていく「アート」との境界線について、最近たまたま読んだこの子の話がなかなか面白い。YOASOBIのビジュアルを手掛けるクリエーターだね。

 

 

 

もちろんこれが全て正解と言うわけでもなくいろんなスタイルがあるわけだけど、パパはこの子の考え方は割と好きだ。主観と客観のバランスが良いね。芸大だとそういうのは珍しい方って書いてあるな。そう言えば股さん会常連の息子さんにも、亀の絵ばっかり描いてて芸大に行った子がおったなあ(笑)。

 

昔店があった頃は美大出身のバイトも多かったし、パパは街のアートイベントを仕切ったこともあるので知り合い含めると多摩美、武蔵美、女子美~美術系専門学校までかなりいろんな子知ってたけど、芸大出身は案外会ったことがない。このインタビュー読んでるだけでも芸大はやっぱちょっと面白いな。ま、曲者ばかりなんだろな(笑)。

 

芸大はともかく、娘はそっち系に行くんだろうな~、そう思ってたんだが、、、先日夕食中に突然こんなこと言い出した。

 

「パパ、○○ね、医者になりたい」

 

、、、え!?な、なんで!?ま、まあ、なんか気のせいだと思う(笑)。ちなみにパパはYOASOBIの音楽もビジュアルもあんまり好みではない。でもIKURAちゃんはカワイイね(笑)。幾多りらはYOASOBIのIKURAでブレークしたけど、パパは本人名義の楽曲の方が断然好きだね。彼女の良さが素直に出ているよね。

 

でもYOASOBIで注目されなければマイナーのまま終わった可能性もあるんだよな。そこら辺がショービジネスは難しい所。歌唱力は本当に一級品、特に一発撮りのファーストテイクシリーズでは彼女の歌の上手さが際立ってる。娘も幾多りらが大好きだ。

 

娘は絵を描くのが好きでそっちが本命だけど、パパは「将来バンド組んだりするのも絶対楽しいよ~」と言って、、、なんと!娘がいざバンドを組んだ時に歌えるように歌の練習をさせてるのだ!(笑)。これホントの話。もう2年くらいやってるかな?もちろん習ったりとかじゃないよ、独学だけど、その時のお手本にしているのがまさしく幾多りらちゃんなんだよね~。今歌ってるのがこの曲。

 

 

以前ちらっと書いたけど、娘はピアノも完全独学で一応そこそこ弾けるのな。ポップスしか弾けないし、表現力も全くないけど、今チャレンジしている「美女と野獣」は一応中級向けの楽譜だ。もう楽譜もちゃんと読めるし、ほんと1人で弾けるようになってしまう。姫様ヤバいっす。学校の誰も娘がピアノ出来る事知らないのだ。人前で弾いたことも一度もないからね。

 

で、もうすぐ美女と野獣がコンプリートするので、小4になったらいよいよピアノの弾き語りにチャレンジさせようと思っているのだ~!なんの曲がいいかな~、めっちゃ楽しみ!!今度そんな話も書こうかな。ま、本人は医者になりたいそうだけど(笑)。

 

まあバンドは半分冗談だし、本人にその気がなければもちろんムリに音楽やらなくてもいい。ピアノが弾けて歌が上手いママになればいいさ。

 

---------------------------------------

 

で、そのバンドデビューしちゃった子のパパの話。

 

なんと20年ぶり?くらいに楽団に入ったそうだ。区のイベントで演奏したりしてるらしい。先日息子をそこに呼んで、ちょっと一緒に演奏したりもしたんだって。最高だね。昔から子供との距離の取り方が上手かった。まず自分が人生を楽しむことを大事にしてたし、その上で子供と一緒に楽しむことを大事にしてたよね。

 

彼ら親子を見て、やっぱり俺はどこか子供達をコントロールし過ぎてるのかもしれないなと思った。そういうつもりはないけどな。サポートに徹しているつもりだし、伸び伸びやらせているつもり、でも、、、やっぱり大局的なところでコントロールしちゃってるのかな?

 

なんかそんなこともちょっと思ったりもしたよ。でもまあ、色々だからな。とりあえず子供達とは仲良くやってるから、ま、いいんじゃないかな。とにもかくにも、Sは一応パパのサッカーの教え子?(笑)でもあるわけだし、ほんの少しでも応援したいって気持ちもあって記事にしてみた。もちろんほとんど大した応援にならないけどさ(良かったらユーチューブにイイね押してやってください!)。

 

今後の活躍を楽しみにしている。で、そういう子供達のあ~したこ~したを聞いたり話したりしながらの飲みを一番楽しみにしているのだ(笑)。