日光からこんにちわ
今回もも引き続き
知的障害の方の施設での
アートセラピーについてのお話です
観察の必要性:アートセラピー活動2
安心安全の場の提供:アートセラピー活動3
今回は
2枚画法を使ったアートセラピー活動のお話です
最初はただの紙に描く
2枚目は、枠を書いてから描く
その2枚の絵から
その人の様子を見る方法です
これは、
表に出している自分と
本音(潜在意識)の部分を
見ることが出来ると言われる
絵画療法の一つです
この方法で描いてもらうと
表向きすごく元気な人でも
実はすごく静かに過ごしたいと思ってたとか
静かに見える人が
実は情熱的だったとか
そういうのを見ることが出来ます
絵を描いたときの状況が出るので
それがその人の気質とか
そういうものとは少し違います
今回は、
はじめて2枚画法を描いてもらいました
自分からどんどん描き進められて
自分で黒枠も描いて
私が何も言わなくても
自分の描きたい気持ちのままに
描いていかれてる姿をみていると
私もうれしくもあり
心にも寄り添わせていただきながら
見守りさせていただきました
時間が来てしまったのですが
枠なし
枠あり
の繰り返しを3パターン
モクモクと描かれていましたが
これまでも、よく登場するモチーフが出てきたので
そのモチーフに関連する出来事の話を聞いてみたところ、
その方にとっては
それがとても楽しいことであり、
心の支えの一つにもなっていること、
大切な思い出なのだということが
よくわかりました。
形を描きました
初めて見ました
人の顔のようにも見えますが
この後は、この絵の上に線を描いていったので
形が見えなくなってしまいましたが
何を描いたのか聞いたら
「○○」だと答えてくれました。
確かに
存在する
「○○」に感動しました。
形のある絵ではなく、
線で表現される方でしたが、
お二人とも
枠のある方に絵を描いてもらった時
初めて形を描かれました。
そのあとも
枠のない紙には線だけで表現され
枠を描くと、形が出てくる
これ以上は、ここでは触れませんが
確かに心の中に
しっかりとしたご自身がいることが
絵に表現されていました
これまでのアート活動では
出てこなかった表現です
題名もつけてもらいましたが、
感動する内容でした。
障害があってもなくても
絵からわかることは同じです
その人には
その人の人生があって、
今いる場所で、
しっかりと生きていらっしゃることが
よくわかる絵で、
私もしっかりと
その方の表現活動を通して
ウェルビーイングのサポートを
していきたいと思いました。
この絵も、枠なしと枠ありと
自由画法で
健常者の方のアートセラピーでみた
社会的な、表に見せている自分と
内面の自分に気が付くアートセラピーです
アートセラピーには
いろんな方法があります。
今回の2枚画法でも
風景構成法という
決まったものを描いていくことで
わかるものもあります
心理療法の時に使用するような
技法を使ったものが
書いてあるブログもあるので、
興味ある方は、ぜひ読んでみてくださいね
↓
次は、感情開放の絵のお話です
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やまもとよしこ
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表現アートセラピスト
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