今回はドライブトレーンのお話

グラ子に採用したのは、
フロント38T(もちろんシングル)、リア11-42T
この組み合わせで問題になってくるのが2点
まずフロントのチェーン落ち
本来、フロントディレイラーがチェーンを抑える役目も兼ねていますので、
それが無くなる事によってチェーンが落ちやすくなります。
それを防ぐために考え出されたのが、
”ナローワイド”という、ギア歯が太細交互に付いており、
且つ長めの歯でガッツリとチェーンに噛み込みます。
これによって最大限にチェーン落ちを防ぎます。

ナローワイドのチェーンリングは各社から発売されていますが、
中でも有名なのが”WOLF TOOTH”というメーカーさん。

公式HP:WOLFTOOTH
ロゴがカッコ良すぎ
シマノ4アーム用は真円、楕円共に38、40、42Tと各3種が発売されています。
私は軟弱者なので
楕円のいちばん緩い38Tを使っております。
よく訊かれる事なんですが、
「フロント38で高速巡行は大丈夫なの
」
どこからが高速という概念は人それぞれだと思いますが、
25Cのタイヤでフロント38T、リア11T、ケイデンス85回せば34km/h、
ケイデンスを100まで上げれば40km/h、120で48km/hです。
50km/h巡行が出来るような豪脚の人には物足りないでしょうがw
貧脚ゆるポタ派の私には充分です
逆に疑問なんですが、
サーキット走行以外で52Tや53Tが必要と言ってる方は、
きっと70km/hとか普通に出せる凄い人なんでしょうね(棒読み
2つ目の問題は、
11-42Tを変速出来るディレイラーは、
今のところシマノではオフロード用しか在りません。
ハンガー延長パーツを使ってロード用ディレイラーも試してみましたが、
ビックリするぐらい変速性能が落ちます
高速側への変速は何とか普通に変速できるのですが、
低速側へは、STIをお使いの方なら解ると思いますが、
2速分弱を一気に押し込んで、
1速変わったところで手を放す感覚でやらないと、
まともに変速出来ません
慣れると何とか使えるのですが、ストレス溜まりまくります
なので、別の方法を選択します。
元々、シマノはロードバイクとMTBの変速機には、
ワイヤーの引き量の差があり、互換性が在りませんので、
これを使えるようにしちゃおうってのが、

これもWOLFTOOTH社製の”TANPAN”というパーツ
ディレイラーの上に付いてるデンデン虫みたいなやつです
これを使ってロードバイク用STIで、
MTB用ディレイラーを引けるようにしようという物です。
これがまた見た目から想像できないくらい、
驚くほどスムースに変速出来ますw
最近はシマノ製ロード用ディレイラーでも
11-34Tまで使えるようになってきておりますが、
それ以上のワイドレシオスプロケを使いたい方にはオススメします
MTB、シクロクロス、グラベルロード、ヒルクライムでは、
もはや常識化されつつある
1x11 (ワン バイ イレブン)
あっもう11じゃなくて12になってきてるのかw
興味ある方は是非チャレンジしてみて下さい
あくまで自己責任の範囲でw