大器は早成し、小器は晩成する -61ページ目

大器は早成し、小器は晩成する

50代で仲間と一緒に飲食業を起業、煩悩即菩提的なブログ

捻じれ国会で、参議院の横暴が目に余ります。


さしたる理由もなく2大臣の問責決議案を可決して、否認した大臣に関わる会議は拒否するそうです。


参議院が衆議院の優越を認めて、自制しながら活動することが、参議院の存在を際立たせると考えなければなりません。


憲法に書かれているからと権力を振りかざすことが、国家にどれほどの損失を与えているのか、本当に残念です。


ここで空想ですがこんなことを考えてみました。


1、参議員の報酬を支払わない。

2、参議院の会議に政府閣僚は出席しない。

3、衆議院の議決のみで、法律案とする。

4、参議院選挙はおこなわない。


参議院は、昔の枢密院のようなものに、なり下がっていることを自覚すべきですね。

日々メディアが伝えることを見ていると、この日本はどうしようもない社会だと思ってしまいます。

また、電車や繁華街で、傍若無人の行動を散見すると、やっぱりそうだな、ひどい人が多いなとも思います。


でも、本当にそうだろうか。

いや、日本は素晴らしい社会なんじゃないか。最近は、そう思っています。


経営している店舗で、「ありがとう」とおっしゃるお客様が多い話は前にも書きました。お客様がありがとうという社会は良い社会でしょう。


いじめで自殺した子供の事件では、学校が悪いと短絡的に言われますが、多くの先生は必死に頑張っているんじゃないでしょうか。


結果責任は政治家だけで十分でしょう。


長い間、日本では、誰かがうまくやれば、努力すれば、課題・問題がすぐに実現(解決)するという神話がマスコミ・政治家などになどによって流されてきました。


経済成長期においては、全体が豊かさに向かっていましたので、時が解決することも多くあったようで、社会全体として課題・問題に対する不満が溜まることはなかったと振り返って感じます。


今、経済の停滞期をむかえ、周辺国(アジア)の台頭を目の当たりにして、政治的地位・経済の相対的減退が日本を襲っています。


しかし、いまだに大国意識が抜けきらず、誰かがうまくやれば、困難な状況が打破できるとの幻想が支配しています。


尖閣列島、北朝鮮、年金、TPP、北方領土、内需拡大、経済成長


でも、みんな知っています。自分を取り囲む困難は、自分で努力・解決するしかないことを。そして、日々、明るく懸命に生きているのです。



最近、「湛山回想」という本を読みました。


戦前、帝国主義的な勢力圏拡大をやめて(朝鮮や台湾を日本の領土から引き離し)、貿易立国を目指せと言った人です。


日本は戦争に負け、貿易立国たらざるを得なくなり、結果として驚異的な経済成長を果たしました。


湛山はまた、日清戦争後の時期について、遼東半島返還(三国干渉)をきっかけに、日本が謙虚に国力の充実を目指した良い時代だったと言っています。


今の日本は、国内の経済状態、国際政治の面で相当困難な状況にあります。もっとも経済的に困難というのは、従来の価値観(所得増と豊かな消費生活)から見た場合です。


さらなる、経済成長を目指すのか、つつましやかな老成国家に行くのか、湛山だったらどのような進路を指し示してくれるのでしょうか。


後世において、この時代を良い時代であったと言えるかどうかは、国民の取り組みにかかっています。


海上保安庁の職員が、ユーチューブに尖閣列島の領海侵犯の映像を流し、国民の支持を得ているとか。

これにより政府の責任がさらに取りざたされています。


衆参のねじれで、まともな政治ができない現状に、マスコミが頻繁に行う世論調査(内閣支持率)に加え、一公務員がおこなう暴露行為までも、政権の帰趨を制するとなると、これからの日本でまともな政治は全く期待できません。


そもそも、内部告発とは、組織・会社において守られるべき法律や規則に反した行為を、身を賭して糾弾することをいいます。今回は、政権がおこなった政治的判断が間違っているとして行ったものです。


また、ビデオの内容を見れば、中国漁船の不法行為は明らかであるという声が多いですが、あのビデオも編集されたものであり、何らかの意図に基づいて作成されたものです。じゃあ、ノーカットの映像を編集せず解説もなしに全て公開したら、誰も見ないでしょう。


今回の尖閣問題への不満は、中国の圧力に屈したと国民が思っているからで、日本政府の対応が悪かったことがその原因であると認識されていることにあります。


でもそれは事実でしょうか。

尖閣、竹島、北方領土、レアアース、TPP、拉致など、国民が不満に思っていること、これらは今の日本の政権が、うまい対策を打ち出せば解決することでしょうか。そんなうまい手があるのでしょうか。


うまい手はありません。しかし、時間をかけた自らの痛みをともなう取り組みは可能だと思います。でも、そんな取り組みは、誰が政権を取ってもできません。


もう政治のことは考えず、自分の生活と周りの人の幸せを考えることに専念しようと思います。