最近、「湛山回想」という本を読みました。
戦前、帝国主義的な勢力圏拡大をやめて(朝鮮や台湾を日本の領土から引き離し)、貿易立国を目指せと言った人です。
日本は戦争に負け、貿易立国たらざるを得なくなり、結果として驚異的な経済成長を果たしました。
湛山はまた、日清戦争後の時期について、遼東半島返還(三国干渉)をきっかけに、日本が謙虚に国力の充実を目指した良い時代だったと言っています。
今の日本は、国内の経済状態、国際政治の面で相当困難な状況にあります。もっとも経済的に困難というのは、従来の価値観(所得増と豊かな消費生活)から見た場合です。
さらなる、経済成長を目指すのか、つつましやかな老成国家に行くのか、湛山だったらどのような進路を指し示してくれるのでしょうか。
後世において、この時代を良い時代であったと言えるかどうかは、国民の取り組みにかかっています。